60歳からの眼差し

人生の最終章へ、見る物聞くもの、今何を感じるのか綴って見ようと思う。

鎌倉街道(2)

2019年09月27日 07時59分21秒 | 散歩(8)

 今日は鎌倉街道散策2回目で、高崎駅西口から上信電鉄の山名駅まで歩く。鎌倉街道の役割は一刻も早く鎌倉まで馳せ参じる必要から、平坦な道が多いと書いてあった。今回のコースも烏川に沿って起伏のない穏やかな道である。高崎駅西口を出て1時間も歩くと、田園地帯になる。稲刈り間際の黄色に染まった田んぼの中を、神社仏閣に立ち寄りながら上信鉄道で高崎から5つ目の山名駅まで歩いた。

    

                 高崎駅西口

    

    

                    龍広寺

    

   井伊直政が箕輪城主のころから篤く信頼していた禅僧・白庵秀関を招くため創建した。

    

           

    

                    聖橋

    

                     烏川

           

         案内書によると、川の中の三角州に赤い鳥居と大きな石碑をのせた

          「聖石」があると書いてあるが、草に覆われて見えない。

    

    

    鎌倉街道は中山道になったり吉井街道になったりと名前が変わったのであろうか

    

                   小祝神社(おぼりじんじゃ)

    

  創建は不祥ながら。平安時代の書物「延喜式」に記載されており、1000年以上の歴史がある

    

    

                     三島塚古墳

                   5世紀初めの大型円墳

    

    

    

    

                 カリンの並木は珍しい

    

                   カリンの実が沢山実っている

    

                   前方に見える寺尾中学校を左に

    

                      寺尾中学校

    

    

    

                  田んぼが広がる 

             

    

    

           

               上信電鉄の踏み切りの手前を左に

    

    

    

                     佐野橋

              遠くに見えるのは上越・北陸新幹線

    

                上信電鉄の鉄橋

        

                    佐野の船橋歌碑

             万葉集の東歌「かみつけの佐野の船はしとりはなし

             親はさくれどわはさかるがへ」が刻まれた歌碑

             

    

                  常世神社

              鎌倉武士・佐野常世を祀る神社

     常世は栃木県佐野市の領地を横領された後、この地(佐野)へ移り住んだ

    

    

                    定家神社

        「百人一首」や「新古今和歌集」などの選者を務めた藤原定家を祭神とする

     

             石の祠を頂上にのせた塚は、冨士塚と推定される

           

    

                  再び佐野橋に戻る

                  橋脚以外は木製

    

                 2両編成の上信電鉄

    

    

    

    

    

    

    

    

    

    

    

    

                  左に見えるのは高崎商科大学

        

       金井澤碑まで脇道に入り往復40~50分かかりそうなのでここはカット

   金井澤碑はユネスコ「世界の記憶」に登録された上野三碑(こうずけさんぴ)の一つがある。

      コースの後半に上野三碑のもう一つ山上碑があるので、こちらに行くことにした

        

          

    

    

    

                踏み切りの先が宝性寺

    

                   上信電鉄

    

    

                   ここで休憩

    

    

    

    

                  山名八幡宮鳥居

    

                  太刀割石

       馬庭念流中興の祖、樋口定次が天真流村上天流との試合をするにあたり

     当社に神助を祈り参篭し21日目の満願の日、枇杷の木剣で断ち割ったと云われ、

       その後烏川畔に於いて見事、天流を破った

    

    

    

                      新車のお祓い

        

    

                  山名八幡宮

    

    

    

    

    

    

    

        

    

                     山ノ上地蔵尊

              旅人の安全を祈願して置かれた山本宿の地蔵尊

        

                  来迎阿弥陀画像碑

    

    

    

                 木道で動かないトンボ

        

    

                   山上古墳

             7世紀に築造された直径15mの円墳

    

   

          ユネスコの「世界の記憶」に登録された上野三碑の一つ

   天武天皇の時代(681年)に造立された石碑で完全な形で残る石碑としては日本最古

        

       ヤマト政権の直轄地である佐野三家(みやけ)を管理した豪族出身の

      黒売刀自(くろめとじ)を追善するために、僧となった息子が建てたという

    

                急な石段を下り駅に向かう

    

    

    

    

    

                    駅前通り

    

                   山名駅

    

              ベタベタと色んな張り紙が張ってある

        

                  今は無人の時間帯

        

         群馬の観光大使、中山秀征と井森美幸のポスターの季節は春

    

                1時間1本程度の列車を待つ

    

 

    

    

 

    

    


鎌倉街道(安中~高崎)

2019年09月20日 08時21分16秒 | 散歩(8)

 最近は散歩での新しいコースに困っていたので、大きな書店の池袋のジュンク堂に散歩の本を探しに行った。そこで見つけたのが《40代からの街道歩き「鎌倉街道編」》である。初版第一刷発行2019年9月2日とあるから、出版されたばかりである。昨年このシリーズの「日光街道編」で日本橋から日光東照宮まで歩いた経験から、充分歩くことができると思い本を買うことにした。

 鎌倉街道は、鎌倉幕府と関東の武士団を結ぶ街道の総称、関東平野を縦断する3本の主要幹線は西から「上道」「中道」下道」と呼ばれ、多くの脇道や枝道もある。しかしその実態は明らかでなく、「幻の道」と呼ばれている。この本で歩く鎌倉街道「上道」は群馬県安中から鎌倉の鶴岡八幡宮までの全長248㎞を16回に分けての案内してある。コースは昭和53年度から文部科学省「歴史の道」活用事業で行われた鎌倉街道上道の調査結果をベースに編集されているようである。

 鎌倉街道「上道」は軍用道路であるとともに、京都への道の役割もあったことから、スタートは東山道(畿内と陸奥国を結ぶ幹線道路)と鎌倉街道の分岐点である群馬県安中市板鼻宿からになっている。第一回は信越本線の安中駅に降り、そこから高崎駅を目指して歩き始めた。

    

                      安中駅

               駅のプラットホームから見える安中精練所

    

                     信越本線 安中駅

    

                     171号線

    

    

                      鷹之巣橋

    

                       碓氷川

    

                  鷹之巣橋交差点を右に入る              

    

                      板鼻宿

        

              板鼻宿は日本橋から14番目になる中山道の宿場

    

                     板鼻堰用水

    

    

                      板鼻堰用水

    

    

                      八坂神社

        

                     八坂神社の双体道祖神

    

                     板鼻公民館

    

        今の板鼻公民館の場所に木島家本陣があり、幕末に徳川14代将軍家斉に

           嫁いだ皇女和宮が中山道を通り、木島家の書院で宿泊した

    

         当時の書院が残されて平日は一般公開されているが今日は土曜日で休館

        

    

                      旧中山道

    

                       長傳寺

    

                  芝生が敷かれた境内は珍しい

    

    

                       聞名寺

    

           時宗の宗祖・一遍上人が弘安3年(1280)に善光寺参詣巡教で

                立ち寄り、念仏道場を開いたのが始まり

    

                梵鐘は宝永年(1708)造で市の重要文化財

    

    

         

                      一遍上人像

          

        

                        南窓寺

    

                        南窓寺

          

                    南窓寺裏に鎌倉街道

    

                   廃道になった鎌倉街道

    

    

          

          

    

                      山崎稲荷

          

    

          

    

    

                      観音塚古墳

            6世紀末から7世紀初めに築造された大型前方後円墳

    

                      横穴式石室

          

          

    

                     上野國一社八幡宮

    

    

    

          天徳元年(957)の創建。源頼義・義家父子は奥州征伐での必勝を祈願し、

                  成就の礼に社殿を再建した。

    

             拝殿の天上は劣化は激しいが、龍や鷹の天上ががあった

    

    

                   境内から高崎方面を見る

    

                     八幡大門通り

    

    

                       信越本線

    

           歩行中に出会った地元の人のほとんどが挨拶をしてくれたのは

              この地域に標語のマナーが根付いているのだろう

    

                       八幡大門

          

                     国道18号線

          

                 18号線からはずれ少林山達磨寺へ

    

                      鼻高橋

    

                       碓氷川

          

          

          

    

                     少林山達磨寺

    

    

    

    

    

    

                群馬出身の総理大臣のダルマが並んでいる

    

                     茅葺屋根の観音堂

    

    

        

    

                      招福の鐘

    

                 招福の鐘の下をくぐって石段を降りる

    

                   こちらが正式な入り口

    

                      鼻高橋

    

                     再び18号線

    

                     ダルマの販売店

    

    

                      国道18号線

    

                    18号線を左に折れる

    

    

    

                       笛吹塚

         奥州から下ってきた牛若丸(源義経)が石置き場で休み、愛用の笛を吹いた。

    

    

    

         

    

    

    

                   田んぼの水が抜かれている

    

          

    

                      常安寺

           元亀元年(1570)に豊岡領主・禰津政直が陣屋内に開いた寺

    

    

    

                       406号線

    

                    18号線 君が代橋

    

                        烏川

    

                       旧中山道

          

    

                   醤油製造所の煉瓦煙突

    

    

    

                      高崎城土塁

    

          井伊直弼が室町時代に築城された和田城を取り囲むようにして築いた

    

    

    

    

                      高崎城跡公園

    

    

    

    

    

    

    

    

                       諏訪神社

    

    

                     高崎駅西口

 

 

 


散策(駒場東大前~恵比寿)

2019年09月13日 08時06分54秒 | 散歩(8)

 今日の夕刻から台風15号が来襲の予報である。午前中は大丈夫だろうと思うものの、あまり遠くにいかな方が良いと思い都内を歩くことにした。散歩の本を探し、まだ行っていないだろう思う駒場東大前~恵比寿までを選んだ。

 井の頭線で渋谷から2つ目が駒場東大前である。駅を降りると昔ながらの一戸建てが残る住宅地である。以前降りた田園都市線で渋谷から一つ目の池尻大橋も同じような住宅地であった。渋谷は山手線の大きな繁華街の一つであるが、以外に外周は古い東京が残っているように感じる。駒場東大前から玉川通りへ、それから菅刈公園・西郷山公園を通って旧の山手通りに入ると急に雰囲気が変わる。お洒落な店やエジプトやデンマーク大使館、渋谷とは違う高級感を感じながら歩く。恵比寿駅に着いたのは11時、台風の接近は全く感じないいつもの夏空であった。

    

                井の頭線 駒場東大前

         

    

    

         

    

         

    

                  都立駒場高校

    

                第一中学校 校庭

    

    

                   玉川通り

    

               氷川神社で映画の撮影

    

    

                  氷川神社

    

             階段にいる人はすべてエキストラ

    

              玉川通りから(新)山手通りへ

    

                (新)山手通り

    

    

                   菅刈公園

    

    

                 公園でヨガの練習

    

    

    

                   西郷山公園

    

    

    

    

    

    

     

                  西郷山公園

            西郷隆盛の弟従道の別邸跡にできた公園

    

    

                 旧山手通り 西郷橋

    

    

    

                おしゃれな店が並ぶ

    

    

                  エジプト大使館

       

       

    

                エジプト大使館入口

    

                 代官山蔦屋

    

    

    

                木造の本棚が並ぶ店内            

    

                  デンマーク大使館

         

    

                   猿楽塚

    

            6~7世紀に築かれたとされる古墳

    

                ヒルサイドテラス

    

    

        

    

    

                  猿楽古代住居跡

              2000年前弥生時代の住居跡

    

    

                  代官山アドレス

        

    

    

    

                    代官坂

    

    

    

    

                  恵比寿公園

    

    

    

                  恵比寿神社

    

    

    

                 ここで一服

         

                  軽く昼食

    

                  恵比寿駅

        

              3階がJRの改札口


    


散策(印西市)

2019年09月06日 05時30分40秒 | 散歩(8)

  印西市(いんざいし)、あまり聞き慣れない街である。千葉県北部印旛(いんば)地域に位置する人口10万人の市。関東平野の中で活断層がなく岩盤が強固とされることから、災害のへのリスクヘッジとして、市内に大企業や金融機関の事務センターや物流倉庫を置くことが増えたと同時に、東京都心と成田空港の中間にありアクセスの良さが注目されているという。この市の商業の中心が千葉ニュータウンで、業務核都市に指定され子育て世代が増加する住宅都市として発展し、全国住みよさ総合評価7年連続第一位を記録している。

 この北総エリアには、日本人の心の原風景というべき里山の景色がいまもなお色濃く残っている、ということなので歩いてみることにした。起点となる千葉ニュータウン中央駅周辺には高層マンションが立ち並ぶが、しかし駅から30分も歩けば様相は一変する。稲田や雑木林が広がり、その合間を縫うように集落が点在。素朴な里山の風景がどこまでも続く。軽トラの轍だけを残すような農道を歩くと、視線をさえぎる建物もほとんどなく、空の高さと大きさと実感しながらあるくことができた。

    

            北総線 千葉ニュータウン中央駅

    

    

    

    

                  大塚前公園

    

    

                 浦幡新田公園

         

    

    

           中央のマンション群の外側は一戸建て住宅地

    

           一戸建て住宅地を抜けると田んぼが広がる

    

    

    

    

    

    

    

              雑草の中に浦部川が流れる

    

    

    

    

                  泉倉寺

    

                 宝珠院観音堂

    

                 再び稲田へ

    

    

    

    

    

             遠くに松山下公園の競技場が見える

    

    

    

                 大六天神社

    

    

    

                 下手賀沼方面

    

              遠くに下手賀沼が見える

    

          

    

                  観音寺

      

    

          

        

    

    

    

    

    

    

      

    

    「カンナ街道」と言われ、赤や黄色のカンナの花が植えられている      

         

    

    

         

    

                  延命寺

    

    

              

         

            

    

    

                白井聖地公園

    

    

    

                 阿夫利神社

    

             住宅地のある地区に戻ってきた

    

                 十余一公園

          

          

    

               中心部へ戻ってきた

    

    

             北総線 千葉ニュータウン中央駅