60歳からの眼差し

人生の最終章へ、見る物聞くもの、今何を感じるのか綴って見ようと思う。

秩父羊山公園の芝桜

2017年04月28日 08時34分29秒 | 散歩(6)
 陽気がよくなってくると郊外へ出たくなってくる。今回は友人を誘って、秩父の羊山(ひつじやま)公園の芝桜を見に行くことにした。本来ならゴールデンウイーク中が見ごろだが、我々は歩くことが目的だから、混雑を避けて早め行くことにした。しかし予定していた22日(土)はどんよりした曇り空、1人なら日延べするのだが、友人と予定を合わせていたので強行することになった。
 
 西武線の横瀬駅を降りて、畑の点在する田舎道を歩く。家々が点在する風景は住宅地と農家とが混在した、のんびりとした雰囲気を感じる。家庭菜園が趣味の友人は、一戸建てで少しの畑があり空気の綺麗なこんな場所で、後半生を過ごすのが理想だと言う。しかし奥さんは絶対に反対だろうとも言う。武甲山を右手に見ながら少し登っていくと、羊山公園へ到着する。芝桜は場所によってまだ花が咲いていない所もあり、全体には3~4分咲きである。帰る頃はポツポツと雨も落ちてきたため、急ぎ足で西武秩父駅に向かう。やはり郊外を歩く時の快適さは、天候と言う要素が大きな比重を占めることを実感する。
 
   
 
                    横瀬駅
 
   
 
                  駅前の案内所
 
                    

            線路の下の地下道を潜って反対側へ
 
   
 
  
   

 
   

 
   

   

   
 
 
   
 
 
   
 
   

               秩父のシンボル武甲山
 
   

 
   

 
   
 
               羊山公園
 
   
 
 
   
   
 
   
 
  
   

 
   
 
         全体にはまだ花が咲いていない場所も多い 
 
   
 
                       姿の池

   
 
                                   秩父市街




今年の桜

2017年04月21日 08時36分39秒 | 散歩(6)
 今年の東京の桜(靖国神社)の開花日は3月21日、満開日は4月2日という報道であった。しかし世間ではそれより少し遅くなっていたようである。しかも開花宣言から関東地方は雨が降ったりで寒くなり、開花のスピードは極端に遅くなる。さらに正月からの天候不順の影響か、一斉に咲き誇るという桜の風情とは違って、地域というか地区によって開花日もバラバラになったように思えた。
 
 例年は開花の後の土日は都内近郊へ、一週後の土日は郊外へと2度桜を見に行くことにしている。しかし今年は4月2日(日曜)は早すぎ、一週後の土日は雨、さらに一週間後の土曜はすでに半分散った状態とタイミングが合わず、花見を満喫することは出来なかった。そのため通勤途中や息子の家を訪れた時の桜の風景を時系列に並べて、今年の桜を振り返ってみた。
 
  
 
                  3月19日 目黒川
 
        
 
                    3月19日
 
      
 
                    3月23日
 
            東京の開花に遅れて、川崎市久地でも開花
      これは「胴吹き桜」と言うそうで、幹の方が温度が高いため枝より早く咲く。
     桜の老木や木にダメージがあるものは光合成が弱ってくる。そんな桜の木は
       春になってエネルギーが必要になってくると、幹の中に眠っていた休眠芽が
       光合成をしようと幹から枝を出して花を咲かせる。これを胴吹き桜と言う。
 
   
 
                 4月2日(日) 馬事公苑
     馬事公苑は東京オリンピック競技開催のため改装中、外からの撮影
 
   
 
                 4月2日(日) 砧公園 
           東京は満開の予定なのに、まだ3~4分咲き
 
   
 
                  4月2日(日) 砧公園
        人人人、これだから都心の花見は嫌になる
 
   
 
                4月4日(火)朝 上野寛永寺
 
   
 
                   厳有院殿霊廟勅額門
  
   
 
              4月4日(火)朝 上野公園 5~6分咲き
 
          
 
                   場所取り(朝7時30分)     
 
   
 
                   4月4日(火) 不忍池
 
   
 
                   4月4日(火) 不忍池
 
   
 
                   4月4日 不忍池
 
   
 
                   4月4日(火) 本覚寺
 
   
 
                4月5日(水) 秋葉神 ほぼ満開
 
   
 
                  4月5日(水) 秋葉神社  
 
   
 
                  4月6日 本覚寺 満開
 
   
 
                    4月6日 本覚寺
               満開の中、台東区小学校の入学式
 
   
 
                  4月6日 川崎市久地
 
   
 
               4月12日(水) 川崎市緑ヶ丘霊園
 
   
 
               4月12日(水) 川崎市緑ヶ丘霊園
 
   
 
               4月12日(水) 川崎市緑ヶ丘霊園
 
   
 
               4月12日(水) 川崎市二ヶ領用水
 
   
 
                 4月15日(日) 日高市高麗
 
   
 
                4月15日 日高市高麗巾着田
                土曜日なのに、あまり人がいない
 
   
 
              4月15日(土) 日高市高麗巾着田
                 時々風が吹いて花吹雪になる
 
   
 
              4月15日(土) 日高市高麗巾着田
 
   
 
               4月15日(土) 日高市高麗巾着田
 
   
 
               4月15日 日高市高麗巾着田
 
                 

                 菜の花畑を走り回る幼稚園児
 
   
 
                4月15日(土) 日高市高麗巾着田
 
   
 
               4月15日(土) 日高市高麗巾着田
               ぽつんと一家族、郊外ならではの花見
 
   
 
             4月15日(土) 日高市聖天院 三春桜
                   
 
   
 
                4月15日(土) 日高市高麗神社
 
   
 
                4月15日(土) 日高市高麗神社
 
   
 
                           日高市





                           

水彩画教室(16)

2017年04月14日 08時34分59秒 | 美術

                        熱海

 水彩画教室に通い始めて5年以上、紆余曲折があって自分のスタイルが決まってきたように思う。そうなるまでには自分の弱点が大きく作用している。それは68才から始めたからか、筆を持つ手がゆれ、筆が上手くコントロールできないのである。そのため輪郭線など歪み、細かな描写ができず、絵に締りがなくなってしまう。そんな悩みを先生に言うと、「油性のペンを使ってデッサンしてみたら・・」とアドバイスをもらった。ペンは画用紙に接触するから、ある程度は意図した構図に描ける。そして絵の具も滲まないから多少色がはみだしてもそれなりに見える。「絵は自己表現だから、どんな道具を使って描いてもかまわない。線が上手く引けなければ定規を使っても良い」、そんな風に言われ今は定規も使っている。

 下の絵はこの半年で描いた25枚である。今はなるべく多く描くことで、色の調整や筆のコントロールを身体に覚えこませることを心掛けている。だから教室に行く時は事前に下絵を描いていき、教室では2時間で2枚を仕上げるペースで描いている。多少絵は雑にはなるが、限られた時間の中で勉強するにはこれが良いように思う。「さあ、この風景はどこをポイントに、どんな色で、どんな筆遣いで描けば良いか」、毎回毎回一枚一枚をいつも試行錯誤して描いている。だから絵を描いているときは夢中になるが、決して楽しい時間ではない。それが現実である。

  
 
                               秩父郡横瀬 寺坂棚田
 
  
 
                              秩父郡横瀬 寺坂棚田
 
  
 
                              秩父郡横瀬 寺坂棚田
 
 
 
                              秩父郡横瀬 寺坂棚田
 
  
 
                  行田市 新川村
 
  
 
                           東京ゲートブリッジ
 
  
 
                          東京ゲートブリッジ
 
  
 
                 銚子市 外川
 
  
 
         光をどう表現するか、先生に描いてもらったお手本
 
  
 
                 本郷通り東大前
 
  
 
                 多摩川 宿河原堰
 
  
 
                 小田原 早川
 
  
 
                  川崎 雑木林
 
  
 
                   多摩川
 
  
 
                 川越 時の鐘 
 
  
 
                  岡本民家園
 
  
 
                  静嘉堂文庫
 
  
 
                  所沢 仏蔵院
 
  
 
                   鎌倉海岸
 
  
 
                   鎌倉 江ノ電
 
  
 
               町田市 関屋の切り通し
 
  
 
                  町田市 小野路
 
  
 
                   農業公園
 
  
 
                 所沢 三富地区
 
  
 
                  所沢 多福寺
 
  
 
                新宿区 面影橋停留所









 

脱サラ

2017年04月07日 08時41分43秒 | 日記
 以前、このブログでも紹介したことがある昔の仲間がやっているパスタの店に行ってみた。7年半前、脱サラをして奥さんと2人で始めた小さな店である。開店当初は1人のお客さんも入らない日もあり、寸胴鍋に沸かしたお湯をまっさらのまま捨てた時もあったそうである。そんな不安にさいなまれた日々から紆余曲折があり、今は落ち着いてきているようである。
 
 店はカウンターが6席、テーブルが2卓で10数人でいっぱいになる。店内は綺麗に整理整頓されていて、鉢植えの草木が置いてあり家庭的な雰囲気である。時間をずらしあえて閉店間際の1時半に入ったので、店にはお客さんはテーブル席に2人だけであった。私はどちらかと言えばトマト味が好みなので、「海鮮と季節の野菜、フレッシュトマト」を注文した。彼は化学調味料を使わず、素材そのものを生かし自然でまろやかな美味しさを引き出すことにこだわっている。食べ終っての感想は、「久々に美味しいものを食べた!」という満足感である。これがこの店の魅力なのであろう。
 
 
 
     店内は彼の好みで小物や鉢植えの草花が所狭しと置いてある。
 
 
 
         海鮮と季節の野菜 フレッシュトマト 1280円
 
 彼は55歳で脱サラし今は63歳である。開店当初は昼と夜の営業をやっていたが、年齢と共に無理が利かなくなったことと、夜の営業が不安定で効率が悪いことなどから昼間だけの営業に絞った。昼間の営業は11時15分から2時15分の3時間、しかも営業日は週休2日制で4月は21日間の営業で9日休みである。それでも1日平均3万円は売り上げるらしい。したがって月商は60~80万、家賃諸経費を引いて手取りを半分として30万以上あることになる。基礎年金ももらっているそうだから、夫婦2人で暮らしていくには充分である。彼曰く、「サラリーマンで人に使われているより、はるかに気楽で充実している」という。あとはどこまで体力が続くかである。
 
  
 
                          月曜日木曜日定休で最終週は3連休

 私が食べ終わる頃、2時の閉店間際に2組のお客さんが入ってきた。隣に座った1組は40代の夫婦、彼らは2種類メニューでそれぞれ大盛りを注文した。そして、ある程度食べたところで、二人は料理を交換して今度は違うメーニューを食べ始める。たぶん常連のお客さんで、それぞれ違う味をたっぷりと堪能してみたかったのであろう。それほど、味には魅力がある。

 では、なぜここまで人気店になったのだろうかと考える。一つは彼の料理に対するスタンスである。化学調味料を使わず素材の美味しさを引き出した美味しさが評価されたのだろう。二つ目が気取らず家庭的な雰囲気が店に安心感と親しみをもらたらしているように思う。そして三つ目が毎月季節の素材を使った旬のメニューを提案し、お客さんを飽きさせず、次に来店することへの期待につながるのであろう。下の写真は彼のフェイスブックから拾った、ここ直近5ヶ月の旬メニューです。
 
  
 
            4月 生海老と春キャベツのフレッシュトマト
 
  
 
           3月 蛤とズワイガニのフレッシュトマト
 
  
 
            2月 ネギとベーコンの焼きチーズ
 
  
 
             1月 野沢菜と桜海老の和風味
 
  
 
              12月 牡蠣のバター醤油
 
※本来なら宣伝のために、店の場所を紹介したいしたいところですが、彼は「忙しくなるのは嫌だ!」ということで、TVでの取材も断ったほどです。ということなので、紹介は遠慮させていただきます。