Friends of Valves 自作真空管アンプ

自作真空管アンプを中心にいろいろ載せていきたいと思います。

関西真空管オーディオクラブ(仮称)型回路のプリアンプの製作(17)

2024-08-03 20:58:10 | プリアンプ

暑い日が続いていますが、こんな日はエアコンの効いた家にこもりプリアンプの製作です。

先週はアンプモジュールの動作チェックをしていなかったので、動作してみたところ、定電流回路の電流値がわからないので電流値をモニターするための抵抗を載せました。電流源に1Ωの抵抗を入れてその両端の電圧を計測すると、電流値がわかります。

上の写真のようにトランジスタの手前に1Ωの計測ポイントを入れておきました。

早速外部電源に接続し、電流値を計測します。

写真では8.8mAの計測値ですが、これを9mAに調整。

調整後、信号を入力して出力の信号を見てみます。出てくる信号はどんなものなのか・・・期待で胸が高鳴りません。が、多少はドキドキ。

おー!いびつな方形波になっています。なんと、発振しているようです。これは、どこが原因なのか。とりあえずかなりの発振で出力が降り切れて方形波になっているようなので、NFBが怪しい。と踏んで、NFB回路を外してみました。

外して波形を見てみると、下記のようになりました。

方形波は収まりましたが、まだ発振しているようです。NFBを外して発振が収まるということは、どうも正帰還になっているようです。これは後程確認するとして、正弦波に重畳している波形はどこからきているのか。

オシロの波形を延ばしてみると、こんな形の信号が重畳されています。

原因は何か・・・

こういうのは大体半導体を用いた回路で発振するので、まずは定電流回路を確認しました。

トランジスタにコンデンサをつけたりして確認してみましたが収まらず、たまたま電源を落とした時の波形を見たところ、発振が無い瞬間が見えました。

これはどういうことか、と考え、定電流減に供給している電源-15Vを下げてみると、なんとー6Vあたりで発振が収まりました。

その時の波形が下記になります。

綺麗に出ているじゃないですか。この状態でもう一度フィードバック回路に通してみるとやはり発振したので、今度は回路を疑ってみました。

正帰還になっていないかよく見たところ・・・

なんと、正帰還になっていました。信号の入力の5番6番ピンを間違えていました。

回路を組んだ後に直すのは結構面倒なのですが、ちょっと修正したいと思います。

 


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