Friends of Valves 自作真空管アンプ

自作真空管アンプを中心にいろいろ載せていきたいと思います。

関西真空管オーディオクラブ(仮称)型回路のプリアンプの製作(15)

2024-07-20 19:20:38 | プリアンプ

今日もプリアンプの製作です。休日しか作業しないのでゆっくりですが、今週は月曜が休みだったので結構進みました。

電源部分の回路を作成したのですが、130VのB電源と12.6Vのヒータ電源、定電流回路用に13Vの電源です。

まず、13Vの電源は、以前トランジスタアンプのTRIO KM-4002を改造した際に使った基板を少し改造することとしました。この電源は20Vの出力の安定化電源なので、誤差増幅器の分圧抵抗を変更して13Vの出力が可能なようにします。

次にB電源ですが、下記写真の右下の基板になります。トランスの2次側の110V出力を整流して約150Vの電圧を入力し、リップルフィルタを通して130Vの出力を得ます。

次にヒータ電源ですが、トランスの6.3V-2A巻線を倍電圧整流して12.6Vの電源にすることにしました。なぜかというと安定化電源を使いたかったのですが、6.3Vでは電圧が低く低ドロップなものを作らないといけないので、倍電圧で約16Vを12.6Vに落とすようにしました。

ヒータ電源は、TL431のセカンドソース品とドロップ用にトランジスタ2SD2012を使用しています。このトランジスタは秋月で10個150円で売られていたものを利用しました。

なお、回路図は最後に載せたいと思います。

早速電源モジュールの組み立てですが、モジュールのアルミサブシャーシの皿ビスの彫りが甘いことがわかり、再度彫りなおしました。

モジュールの組み立てに入ります。

上記の中央のラグ板には、B電源のブリッジとヒータの倍電圧を載せています。ブリッジは、1000V-3Aのファーストリカバリダイオードをブリッジに仕立てています。ヒータは40Vー4Aのショットキーバリアを使用。

こんな感じで組み立てて配線。

これですべてのモジュールが出来ましたので、シャーシに並べてみます。

並べて見たところ、各モジュールが干渉しまくりでうまく設置できません。下記写真の黄色い丸の部分が干渉している場所です。

まず真空管ですが、これはやはりロータリスイッチのサブシャーシに干渉していましたので、サブシャーシを後ろに少しずらすのですが、そうするとロータリースイッチのシャフトが電源モジュールのサブシャーシに干渉するので、まずはシャフトを短くする必要があります。

その後、ロータリスイッチのサブシャーシを後ろへずらしたいと思います。

あと、思いもよらぬ部分の干渉が判明。

上記写真の一番下の丸の部分ですが、電解コンデンサとアンプモジュールが干渉していました。

この基板はTRIO KM-4002で使用していたものの流用品で、入力電圧が50V程度ありましたので、100V耐圧のものを使用していたのですが、背が高かったのが災いしたようです。これを背が低い、35V耐圧のものに変えて収まりました。

あとはロータリースイッチになります。これを解決すれば一気に配線まで進みそうです。

 

 

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関西真空管オーディオクラブ(仮称)型回路のプリアンプの製作(14)

2024-07-14 21:49:18 | プリアンプ

昨日、ブログ書き終えたあと少し進み、アンプモジュールはほぼ出来ました。あとは、電源など外部との接続部の端子(ただのラグ板)を用意するのみです。

一応、真空管を挿してみました。

また、前面パネルに付ける電源スイッチですが、ロータリースイッチとしたく探していたのですが、モノタロウにあることを発見しました。

ニデックコンポーネンツのSRFシリーズというものです。

今時こんなスイッチがあるんだと少し感動しましたが、このスイッチのおかげで前面パネルに4連のつまみが並ぶことになり、見た目はきっと壮観ではないかと想像します。

なお、価格は1000円弱とトグルスイッチよりも少しお高いですが、作りは真鍮のシャフトなど見た目には高級感があります。

なお、以前トランジスタアンプのTRIO KM-4002でも同じスイッチを使っていたのですが、このアンプの場合は数10年前のアンプからの取り外し品を再利用したものになり、まさかまだ製造されていたとはと、かなり驚きました。

あとは、電源モジュールの製作になります。

一応、B電源の整流回路と平滑回路、ヒータの整流回路を製作しておきました。

よくよく考えたら、トランスの容量がちと大きすぎたようです。こんなに大きなトランスにする必要はありませんでした。B電源の巻線の電流を減らして別の巻線を増やせばよかったと思いましたが、今更なので仕方なし。

プリアンプ自体は、あと、ヒータの平滑回路、-15Vの電源回路の製作が必要ですが、また次回にでも。

 

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関西真空管オーディオクラブ(仮称)型回路のプリアンプの製作(13)

2024-07-13 19:14:39 | プリアンプ

今日は3連休の初日。こんな日は、プリアンプの製作です。

先週、課題が見つかりましたが、また別の課題が新たに見つかったので、それらはさておき、まずは、各モジュールの製作を開始したいと思います。

主に電源とアンプのモジュールですが、やはり人情的にはアンプから作りたいものです。ということで、アンプから。

アンプ部分の回路をはんだ付けしていきます。部品が少ないのでいくつか取り付けて、まずは片方終わりました。

そしてもう片方も。

ただ、ここまで作ってもまだ回路は出来ていません。差動アンプなので定電流回路が要りますし、あと電圧ドロップ回路もいります。簡単な回路なのですが、少しだけ作りました。

が、製作しているとつい写真を撮り忘れてしまい、はっと気が付いたときは、1枚の基板の2/3程度が出来たときでした。

定電流回路は、当初、2SC1161を使おうと思い、そのための取付穴まで用意しましたが、再度設計しまして電流は17mA→9mAと下げて使用するようにしましたので、もう一つレアで人気がある、2SC960を使用することとしました。

もう一つの電圧ドロップ回路は、秋月で10個150円で売っていた2SD2012を使用します。

定電流回路と電圧ドロップ回路を1枚のユニバーサル基板に収めて左右製作します。まずは1枚できました。

残りの1枚は、このブログを書き終わった後に作ろうと思います。

 

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関西真空管オーディオクラブ(仮称)型回路のプリアンプの製作(12)

2024-07-07 18:46:09 | プリアンプ

昨日に引き続き今日は穴あけ作業を行いました。暑い中大変でしたが、周りに水をまきながら作業。気が付いたら今日は七夕でした。

そして、所望の穴を開けたら今度は、やすりで形を整えます。

そして、サブシャーシだけ塗装しておきます。おなじみのプラサフです。

この時点で穴あけは99%ほど完了しました。あとの1%は、シャーシの底板の真ん中あたりに穴を開けないといけないのですが、ボール盤の首に底板の端が引っかかって届かないので1つだけ手回しドリルで穴あけを行いました。

暑くて意識がもうろうとしていましたが、室内作業でエアコンをつけて復活。

ようやく穴あけが出来上がりました。

主な部品を載せてシャーシに並べてみましたが、ちょっと気になるところが。

真空管とセレクタのサブシャーシが干渉しているような感じ・・・

今は簡易的に載せているのではっきりしませんが、当たっているかもしれません。思えば、これはセレクタスイッチのシャフトを切り忘れ、シャーシの別の部分に干渉するのを恐れて、セレクタスイッチのサブシャーシを少し前に移動させたのが間違いでした。移動したときに真空管が当たるのに気が付きませんでした。

再度この部分をもう少し下げて、素直にシャフトを短くするか、このまま行ってみるか・・・いらない課題が出来てしまいました。

 

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関西真空管オーディオクラブ(仮称)型回路のプリアンプの製作(11)

2024-07-06 18:29:49 | プリアンプ

ここしばらく雨は一休みのようで、かわりに猛暑が続いています。外での作業はちょっときついのですが、今日はサブシャーシの切り出しを行いました。

まずは、アルミの部材を用意します。

そして、必要なサイズに切り出します。

小一時間ほどで切り出しが完了しました。

今日はこの作業で終わろうかと思いましたが、明日の穴あけに向けて型紙を貼り付けて穴の位置に印をつけました。

金床は、30㎝ウーハのアルニコマグネットの磁気回路です。

肉厚のヨークでしっかりしているにもかかわらず、中は空洞なので軽くて持ち運びに良いです。

明日も猛暑になりそうですが、梅雨の間の貴重な晴れ間かもしれないので早めにシャーシの加工を行っておきたいと思います。

 

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