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Friends of Valves 自作真空管アンプ

自作真空管アンプを中心にいろいろ載せていきたいと思います。

窓付き真空管アンプの製作(8)

2025-01-26 18:29:04 | 窓付き真空管アンプの製作

今日はチャチャっと作業。

昨日、方針を決めましたので、ちょっとだけ図面を書いてみました。

まずはシャーシが下記のようなものなので、これに出力トランスを載せた図面になります。

そして図面は下記のように出力トランスを斜めに傾けた状態で設置します。

これで、うまくいくでしょうか。

ノイズの具合を試してみようかと思いましたが、シャーシの図面を書くにあたり、試す環境を壊してしまったので確認できず・・・とりあえずこれで製作しようと思います。

ただ、この寒さでは穴あけも大変ですし、塗装も時間がかかるのでもう少し暖かくなってから始めようかなと。

しばし、このアンプはいったん置いておくかもしれません。

 

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窓付き真空管アンプの製作(7)

2025-01-25 22:57:53 | 窓付き真空管アンプの製作

昨年からの続きで、まだ相変わらず地味な作業が続いております。

とりあえず、年末に電源トランスにショートリングをつけてみて効果を確認したのと、出力トランスにシールドをしてみましたが結果は如何に。

まずは電源トランスにショートリングをつけてみます。

銅板は0.2mm厚で30mm幅のものを買いました。厚めのものにすると加工が大変なのとアマゾンに良さそうなものがなかったので、この大きさのものにしてみました。

一周したらハンダ付けします。

そして試してみます。

球は、大掃除で6CD6は倉庫に仕舞ってしまったので、6CA7に変更しております。

出力トランスの2次側にオシロをつないで確認してみます。

以前は2.5mV位あったので効果は少しあったようです。

 

が、これは年末に試した結果でした。

本日再び確認してみたところ、なんと以前の計測結果と同じ程度になっていました。

そこで、今日は出力トランスにもシールドを施してみたいと思います。出力トランスにマックエイトのSHS-3Bという銅を使用したシールドを巻いてみることにしました。

これを35mm幅に切り出して出力トランスに巻きます。ただ、単にまくだけではなく、その下にこんなシールドシートも貼っておきました。

ノイズ抑制シート「バスタレイド」というものです。高周波用っぽいのですが、マックエイトのクッション代わりに。まるで絆創膏のようです。

マックエイトのものは、はさみで切れるしトランスのコアに沿って加工もしやすいので結構優れものです。こういう使い方が正しいのかは疑問がありますが。まあ、何らかの効果を期待してのことです。

さて1個目巻き付けが完成しました。

これで確認するとどうでしょう。

なお今日は、6GB8に真空管が代わっております。

結果は、下記です。

少し下がりました。やや効果があるのかも。しかし、これはちょっとまだノイズが大きいと思います。

しかしもう手はつくしましたので、やはり取り付け方を工夫しないとダメなようです。そこで、出力トランスをほんの少し、傾けてみました。

その結果、効果てきめんです。

最終的にはこうするしかないかなと思います。この方法で行ってみようと思います。

片方だけシールドをつけるとアンバランスなので、もう片方にも同じシールドをつけておきました。

少し変わったトランスに見えて案外見栄えが良いのではないでしょうか。

そろそろ設計に移りたいと思いますが、塗装、穴あけはもう少し暖かくなってからにするかも。

 

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窓付き真空管アンプの製作(6)

2024-12-29 22:54:08 | 窓付き真空管アンプの製作

年末の忙しい状況であまり時間がなかったのですが、少しだけ前回の続きをしたいと思います。

前回は出力トランスの配置を変えて出力トランスが拾う電源トランスの漏れ磁束についていろいろ試したのですが、やはり出力トランスの配置は変えたくないので手持ちの金属板をトランスの間にかましてノイズがどうなるか確認してみました。

まずは、もともとついていたステンレスの板があり、これを真空管の後ろに取り付けるようになっているのでこれをつけた状態で確認してみました。

なお今回は2次側の8Ω端子の出力波形を見てみます。ステンレスの板がない場合は、前回と同じく1次側に85mV程度のノイズがあることを確認済みで、この状態だと1/25の3.4mVが2次側の出力になります。シールドをつけることでどのくらい下がるかを確認してみます。

上記の状態ではノイズの出力はどうなるでしょうか。

なんと、2.6mVにまで減りました。

次は、下記のようなアルミ板を電源トランスの後ろに付けてみます。

取り付け位置は下記の様に電源トランスの後ろ側です。

これでノイズを見てみたところ、2.42mVと少し下がりました。

今後はもう少し背の高いアルミ板にしてみます。取り付け位置は先ほどと同じ場所です。

その結果、また少し下がりました。2.22mV程度になりました。

これくらいだと夜寝ながら聞くと少し気になるかもですが、何とか許容できるのではないかと思います。そこで、実際の製作時は少し背の高い大きめのアルミ板を間にかませてシールドにすることとしたいと思います。

本当は、電源トランスにも銅の薄板でショートリングをつけたいところですが、今は銅の薄板を持っていませんので、とりあえずこれで行こうと思います。

次は球決めやら回路やらに取り掛かりたいと思います。

 

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窓付き真空管アンプの製作(5)

2024-12-22 18:35:23 | 窓付き真空管アンプの製作

そろそろシャーシのレイアウトなどを決めないといけないのですが、まずは実験です。

電源トランスや出力トランスはコアのカバーはついているものの、ほとんど裸に近い状態なので、電源トランスの漏れ磁束は盛大に発生し、出力トランスでそれを拾う可能性があって、ノイズとして出力されるので現在検討している配置で大丈夫か、実際に確認してみます。

出来れば下記の様な配置で製作したいのですが、この配置ではどうなのでしょうか。

まずは、電源トランスに電源を接続して、負荷をつけ電流が流れるように準備します。100V巻線の接続だけでもいいかもしれませんが、電流が流れないと磁界は発生しないのでヒータ巻線には電流の多い、6CD6(2.5A×2)とB電源の巻線(120V)に910Ωの抵抗をつけて約130mA流れるようにしています。

まずは電源の接続なしで左側の出力トランスの1次側(5kΩ)にオシロをつないでノイズがどのくらい出ているか確認してみます。

下記のように最大約20mVくらいのノイズが出ています。恐らく周辺の電気製品や電灯線などからのノイズの可能性がありますが、電源を入れてノイズが増えるとトランスの配置を検討せねばなりません。

では、電源を入れてみます。ノイズは出るでしょうか。

なんと!盛大にノイズが出ています。20mV程度だったのが85mVくらいまで出ています。ちょっとずらすと100mVくらいになる場合もあります。

これはいかん!ということで出力トランスの角度を変えてみました。

上記のように、左側のトランスを90度変えてみましたが、これはどうでしょうか。

あまり変わらず、逆に増えています。ちなみに1次側が100mV程度のノイズが出ていれば2次側は1/25の約4mVになります。そこに負荷をつなぐので、もう少し下がる可能性はありますが、やはりちょっと電源トランスの影響が大きくこの配置はだめっぽいです。

次は、逆転の発想で電源トランスに出力トランスを近づけてみます。

この配置ではどうでしょうか。恐らくはもっとたくさんノイズを拾っている可能性があります。

ところがどっこい、半分くらいのレベルになりました。

もっと電源トランスに近づけてみました。下記のような感じです。

すると・・・

かなり下がりました。思っていたのとかなり違う結果になってしまいまいた。

ところで元の位置に置いてもう少し角度を変えてみました。下記のように45度斜めにしてみます。

ノイズは下記のような感じです。約20mVくらいになっています。

この置き方だと出力には1mV以下になり、これで良さそうですが、トランスのネジ穴がシャーシからはみ出してしまい、この取り付け方は出来そうにありません。残念・・・。

結局のところ、下記の様な配置が良さそうです。

しかし、この配置だとなんだか締まりがなく格好悪いので、もう少し検討が必要です。なんかよい方法はないものか・・・シールドなどをつけてみるとか工夫してみようと思います。

 

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窓付き真空管アンプの製作(4)

2024-12-21 18:43:36 | 窓付き真空管アンプの製作

先週に引き続き、シャーシ関連の作業です。

先週は鋳掛屋になり、シャーシの穴埋めを行いましたが、今日はその結果の確認とシャーシの塗装を剥がしてプラサフだけ塗っておきました。

塗装の剥離は下記のものを責めたいと思います。

真ん中のスプレー缶には剥離剤が入っており、塗装された部分の塗装をはいでいきます。

メインシャーシも当初は剥離剤を掛けようと思いましたが、作業量を考えると大変なので、このシャーシはサンダーで削ることにしました。

剥離剤は、底板、前後のパネル、サブシャーシの部分になります。剥離の要領は以前、やっていますので同じようにやりました。

前回と同じく水洗いします。

綺麗になりました。

こんな感じですべて剥離できました。

ところで、気になるのは前回やった鋳掛の結果ですが、どんな感じになったでしょうか。

サンダーで削ったところ上記のような感じです。写真では結構ふちが目立っていますが、その場での見た目はあまり目立たないかな?と思いました。しかし写真ではこんな感じで目立っていましたので、もう少しパテ埋めを頑張ればよかったかなと思います。

が、その場では大丈夫だろうと判断し、プラサフを塗ってみました。

塗りたての状態では、ほとんど埋め跡は目立ちません。

では、乾いたところで見たらどうでしょう。

こんな感じになりました。案外目立つかも知れない・・・これに上から暗い色を塗ると大丈夫な可能性もありますが、やはり気になります。

少しパテ埋めが少なかったかもしれず、もう一度頑張るかもしれません。とりあえず今日の作業はここまでにしました。

 

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