以前、このブログで書きましたが、認知症で徘徊していた親父がもう足も弱ってきて今年の2月に道路でひっくり返り、腕の骨にひびが入るというけがをしました。その後病院でギブスをはめたのはいいのですが、手が使えないので、それ以来起き上がることも難しくなり、突然、寝たきりの介護生活が始まってしまいました。
誰もこんな生活になるとは予想していなかったので、母親も途方に暮れてしまい、もともと痛かった膝がさらに悪化してついに救急車で病院へと、悲惨な状況になってしまいました。
その後、懇意に頂いているケアマネの方にお願いし、何とか親父を特養のショートステイに入れることが出来、その間、母親も回復、親父も軽症だったのでギブスも外すことが出来てようやく立ち上がることが出来るようになり、この4月から戻ってくることになりました。
4月からの介護はある程度準備もできていて、既にヘルパーさんもお願いし、さらにデイサービスもお願いして、風呂などなるべく介護の負担を減らすように準備しているのですが、やはり家の中を移動するのに手すりやらなんやらが必要になります。もう足腰が弱っていますので、特にトイレに座って立ち上がる時に捕まるところが必要になります。
そこで、今日は実家のトイレに小さな手すりを付けることにしました。
手すりは壁にねじ止めするのですが、壁は梁に石膏ボードが貼ってあり、石膏ボードは薄いのでここにねじ止めしたところで力を入れると手すりはとれてしまいます。
これは非常に危ないので、壁のどの位置に梁があるのか確認してそこに手すりを付ける必要があるのですが、これがなかなか難しい。叩いて音で判断も多少は出来るのですが、実際に付けてみると梁を外すことがほとんど。
で色々道具を物色していたのですが、最近は、壁裏探知器なるものがあるようです。
早速これを購入して今日手すりを実際に付けてみました。
使い方は壁にこの壁裏探知機を当てて、LEDの光と音で確認するのですが、梁の部分と思しき箇所で一応、センサーが反応します。
そこに印をつけて試しに細いドリルで小さな穴を開けて内部を確認してみるのですが、ドリルがスカスカなのでどうやら梁がない。
でもそこの位置で数回やってもセンサーが反応するので、どうやらセンサーの確認位置と印をつけた位置が異なっているようで、上下に移動させて何回か反応を見て印をつけ、穴あけで確認というのを繰り返してようやく梁の位置を見つけました。
そして取り付ける手すりを用意。
無事に取り付けることが出来ました。
そして反対側の壁も梁の位置を見つけるのに苦労しましたが、センサーの反応+叩いて音の確認+小さな穴開けを繰り返すことにより、梁の位置を特定し、同じように手すりを付けることが出来ました。
結局、この壁裏探知機は何の役目があったのか。
大体の位置をあててその周りをさらに叩いて確認し、良さそうなところに試し穴を開けてもう一度確認するという作業で特定できますので、大まかな位置を判断するのはいいかもしれませんが、それは叩いて確認することでできそうな気も。使い方が悪かったのかもしれませんが、今回の作業では期待したような仕事はしていないような気がします。
まあ、何はともあれ4月から家で受け入れる準備を今後もしていこうと思いますが、こういう準備も結構大変ですね。