Friends of Valves 自作真空管アンプ

自作真空管アンプを中心にいろいろ載せていきたいと思います。

6327差動プッシュプルアンプ(3)

2024-10-27 20:08:21 | 6327パワーアンプ

今日は、音質確認で、西宮のH氏宅にお邪魔しました。

まずは、アナログディスカバリーで特性の計測をしていただきました。

なんと、周波数特性は、5Hz~120kHzもあり驚きました。しかもほぼフラットです。その他、歪率特性やDF(ダンピングファクタ)の計測を行いました。これらはそれぞれまあこんなものかという感じでしたがDFは各周波数帯気にわたり5程度(@8Ω)ありました。が、印刷した紙をH氏宅に忘れてきてしまい、また画面も写真に撮ってなかったので載せられません。

そしてその後試聴に移ります。

今日の比較アンプは、和歌山のF氏作、STC 4300Bシングルです。

4300Bは今やかなりレアな球となったようで、オークションなどで見かけることも少なくなりました。私もはじめてお目にかかる球です。

事前の測定では残留ノイズがなんと40mVもあり、大丈夫かと懸念しましたが、やはり問題があったようで、B電源のレギュレータ用トランジスタが破損していました。

修理の際、ついでにはらわたも撮影させてもらいました。

拙作のアンプも下記の写真のように並べて音出し確認です。

結果やいかに!

拙作のアンプはやはりプッシュプルというだけあり、歪感が少ない音がします。それだけ、歪による倍音効果も少ないと思われ、音のふくよかさなどが4300Bが上回りましたが、6327も決して引けを取っていないと思います。まずは価格が4300Bの100分の1程度なので、その点では優っているでしょう。

レコードコンサート当日は、部屋が少し特殊ですしこの違いがどう出るか、楽しみです。

では皆さん、当日お会いしましょう!

 

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6327差動プッシュプルアンプ

2024-10-26 21:45:49 | 6327パワーアンプ

早いもので、小野市でのレコードコンサートまであと1週間となりました。演奏する曲はほぼ決まったのですが、パンフレットがまだ出来ていない状況で、しかも、何も考えずに作っていたらページ数が24ページほどになり、印刷をご担当いただいているH氏から100部印刷したらかなりの用紙を使うことになり、16ページに抑えようということになり、文字を小さくしてページ数を減らすなど色々対応していました。

自分の6327のアンプについてもまだ写真すら撮っていなかったので、ようやく撮影しました。

撮影後に気が付きましたがカーテンが邪魔でした。が、もうこれでいいか・・・。

そしてようやく自分のアンプの説明資料が出来ました。当初は写真や回路図を大きく掲載していたのですが冒頭のとおりページを削減して1ページにまとめました。

回路図が小さいので下記に掲載したいと思います。パンフレットのものは若干間違い(本番までには修正予定)があり、それも修正しました。

E81Lの負荷抵抗が当初27kだったのを47kに変更しています。これは27kでは出力が取れなかったので47kに変更し、5W程度出せるようになりました。

ということで、本番までに色々仕上げていこうと思います。

 

 

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11月3日 小野市でのレコードコンサート(準備中)

2024-10-20 20:34:04 | イベント告知

11/3のレコードコンサートの準備を着々と進めています。

今日は、主に当日配布するパンフレットや再生する曲目を決めていました。

当日エントリーするアンプも決定し、ようやく表紙が完成しましたが、表紙の絵は毎年同じ。

パンフレットは、A4の見開きタイプで製作いただけるようなので、A4縦にしましたがこれでいいのかどうか、印刷を担当いただけるHさんに後程相談です。

エントリーアンプは、まずは伊丹のY氏作真空管アンプの王道のWE300Bシングルとし、これをリファレンスとするため、1曲目としました。その次は、300Bよりも音がいいだろうと気持ちだけ上ずっている拙作の6327差動プッシュプル、西宮のH氏作のC3gのカソフォロドライブによる211シングル、堺のA氏作Eimac 100THシングル、最後は明石市のI氏による1619マルチアンプシステムと続きます。

そして、次のページは当日のシステム構成。

いつもこれ見るたびに思うのですが、よくもまあこれだけ自作でそろえたものだと感心します。CDトラポ以外はすべて自作になります。しかも生半可なつくりではなく、部品1個ずつ吟味して作っているからすごい。そうやって作られた機器の音は、メーカー製をしのぐものなので、いまさら買う気がしません、買うなら作ります。ホンマかいなと思う方は一度聞きに来てみてください。

ただ、言い訳ではないですが、部屋が会議室用に作られてますのでの音の反射や残響などでちょっと曇り気味になっているのと、新しい会場になってから電源からと思われるノイズが10分毎に発生するという、なんとも不可思議な現象が発生しています。

グライコをシステムに入れているのはこの部屋の音響特性に対応するために入れることにしました。

あと、パンフレットは当日のアンプ紹介などの記載や、第2部の曲目リストなどが入る予定で、こちらはまだあまり進んでいません。気ばかり焦ってますが何とか間に合わせたいと思います。

ご興味のある方はぜひ当日ご来場くださいね~!

 

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6327差動プッシュプルアンプ(E130Lから方針転換)

2024-10-19 20:41:49 | 6327パワーアンプ

先日、E130Lのアンプを組み上げて、音質確認してみましたが3極管接続のせいか音質がいまいちだったと記載しましたが、11/3のレコードコンサートも近く、準備もあるのであーだこーだと色々いじっている暇がなく、仕方無しに球を交換しました。

交換したのはよく似た形の球で、以前真空管のところでご紹介した6327という球になります。

形は上記写真のようによく似ていますが、6327は高さが少し短く、ベースは金属の袴になっています。特性的には、E130Lの方が3倍ぐらいgmが高いので、今回のアンプだと発振対策に悩む可能性がありましたが、結局5極管では使用していないのでどうだったのかわかりません。プレート損失などはよく似た大きさの球になります。

しかし、6327はG2の電圧が330Vまで許容されており、E130Lの150Vと比較し、こちらの方が使いやすいです。ところで、以前の紹介ページで特性表からヒータ電流が0.8Aと記載しましたが、どうも1.8Aある様で、メーカ発表の特性表が間違えているようです。

6327を使用したアンプですが、回路は、E130Lで掲載した回路とほぼ同じです。

しかし、若干の定数の変更はありますが、この辺りの変更は現物合わせで行っていますので、特段設計したものではありません。

この回路で先週は突貫工事でもう1台も製作し、今は最終調整もほぼ済んだ状態です。

音質を確認しているところですが、結構いい感じでなっています。歪が少なく、音に透明感があり、かつ、しっかりとした音質です。5極管接続でのボンつき感もありません。しかし、悲しいかな、出力が差動回路ということもあり3Wにも満たない。

まあ当日は能率の高いスピーカですし、今までもこの程度の出力だったので問題はないと思いますが、図体がでかいわりにミニワッターというのも面白いかもしれません。

 

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11月3日 小野市でのレコードコンサート

2024-10-13 22:18:00 | イベント告知

毎年恒例の自作真空管アンプによるレコードコンサートが、11月3日に小野市のコミュニティセンターで開催されます。

第1部は、少しマニアックな会で真空管アンプのなき合わせになります。そして昼からの第2部は、レコードやCD等いろいろな音楽を普段は効くことがほとんどない、真空管アンプと大きなスピーカで鳴らします。

ファンの方も多く、毎年多くの方にご来場いただいています。

今年は、ジャンルごとの演奏を行いますので少し趣向が違ったレコードコンサートが楽しめるかと思います。

皆様のご来場をお待ちしております

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