Friends of Valves 自作真空管アンプ

自作真空管アンプを中心にいろいろ載せていきたいと思います。

レコードコンサート用アンプとプログラムの確認

2022-10-30 20:54:20 | オーディオオフ会

あと1週間でレコードコンサートなので、今日は当日のプログラムの最終確認とアンプの音質の確認のため、一部のメンバーで西宮のH氏宅に集まりました。

このH氏は、いつもオフ会などでアンプ製作を中心として色々技術アドバイスをいただいている方になります。オフ会のメンバーは、ほとんどがこのH氏の設計によるアンプを自作されており、そこに個々の方の木工や鉄工、その他の特技を生かしてオリジナルのアンプに仕上げています。それをオフ会で持ち寄り、あーだこーだといろいろ切磋琢磨している状況です。

私は、自分でアンプを設計していますが、このH氏のアンプの音があんまりよいので、私もかなり影響を受けた形のオリジナルアンプとなっています。

さて、そのH氏のお宅ですが、度々訪れているものの、オーディオルームに入るのは今回で2度目となります。すごい部屋なのですが、早速覗いてみましょう。

スピーカシステムは、堺市のA氏宅と同じくAltec 416系のウーハーに、特大のウッドホーンとドライバもAltecの288(でしたっけ?)とJBLのツイータ375(でしたっけ?)になります。堺市のA氏宅が、このシステムを導入したそうです。

そしてアンプ群になります。棚一杯にパワーアンプをはじめ、イコライザやラインアンプなどひしめき合っています。

アナログプレーヤとCDトランスポートやDACは、下記の写真のようなもの。

アンプ類はほとんど自作で、良くここまで製作されたなあというくらい、多くの機材を自作されています。ほんとにすごい。

そして今日は、レコードコンサートに向け、レコードを途中のトラックから再生する練習を行いました。なんだそんなこと!とお思いの方もいらっしゃるかもわかりませんが、これが、黒檀のロングストレートアームだとかなり難しい。オイルダンパーのようにレバーの操作でゆっくり下げられるのではなく、一番上からトラックの場所に検討をつけて下ろさなければいけないので、かなりずれます。何度も練習しましたがなかなかうまく出来ず、当日が心配です。

そして当日の進行などのプログラムの確認を行いましたが、概ね良好。皆さんの意見を伺いつつほとんど私が書きました。普段仕事で色々ドキュメントを製作することが多くこういうのは慣れているのですが、多くの皆さんの意見を取り入れるのは、少し大変でした。

アンプの音の確認の方はというと、まあ良好でした。このままの調子で良さそうです。因みに拙作のアンプは、下記の写真のティッシュの箱の横のもの。

そして、アンプの出品ではなく第二部のレコードコンサートで使用するアンプの1つとして、H氏作の1619プッシュプルアンプがありましたので、載せておきます。

1619はメタル管の地味な球ですが、その奏でる音は侮れません。6L6の2.5V管ですが、直熱管で直熱管特有の繊細な音と、そして中域の力強さは同じ棚にあった300Bのアンプも青ざめるくらいでした。これは、レコードコンサートがかなり楽しみです。

ということで、今日なこんな感じで11/6のレコードコンサートに備えました。

 

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オールメタル管アンプの製作(6)

2022-10-29 18:56:26 | ステンレスシャーシのアンプ

今日は忙しく、あまりアンプに手が付けられませんでしたが、少し作業しました。シャーシの穴をふさぐ蓋を作り、少し配線しました。

まずシャーシの蓋ですが、これは手持ちにあった薄いアルミ板(t=0.8㎜ぐらいか)をカッターナイフで傷つけ、折り曲げることで適当な大きさに切り、ねじ穴をあけて作りました。

角をニッパーで切り、やすり掛けして丸くします。

そして下記写真のように磨きます。

そしていつものように下塗り材のプレサフをスプレーします。

あとはシャーシの色に合わせて色を塗るのですが、一応銀色ですが、シャーシの鏡面のような雰囲気のスプレーではありません。

これをシャーシに取り付けます。

そして、少し配線しました。主にB電源廻りになります。

整流管5T4のカソードから、33Ωの抵抗を介して平滑回路に向かいます。12μFのコンデンサを通して、チョークへ入りチョークの出口で100μFを並列に200μFにしてパイ型フィルタを作っています。5T4のカソードの33Ωは不要だと思いますが、昔、宝塚にあった真空管アンプ工房Valves’ WorldのTossieさんが、好んでこのやり方をしていたのを思い出し、懐かしくなってやってみました。この抵抗の意味は、直熱整流管をコンデンサインプットで使用する場合、あまり大きな容量のコンデンサを直接つなぐのは球の負荷的には良くないようで、抵抗を介して接続するのがよいのと、Tossieさん曰く、何かショートがあった場合に切れるようにフューズの役割も兼ねているとのことです。なので、あまり大きめのW数ではなく小さ目がいいと確か当時は言われていました。と言いつつ手持ちのものは2Wと容量に余裕があり、またコンデンサの容量も12μFと控えめにしています。

そしてB電源の配線(赤色)を行います。

この後、増幅回路の部品の取り付けなどを行うのですが、まずは、カップリングコンデンサのような大きな部品の位置決めなどを行いました。

この後は細かいところの配線になるので、大体の部品の位置をイメージし、キリのいいところで終了しました。

そして夕方、ふと次週のレコードコンサート用のアンプの出力トランスをきれいな方に変更することを思い出し、倉庫にトランスを取りに向かいました。そしてトランスの付け替えを無事終了。

ついでに、NFBの量も少し減らして明日、オフ会でお世話になっている西宮のHさんのところへお邪魔し音の確認をさせていただこうと思っています。

 

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レコードコンサート用アンプの確認

2022-10-23 20:29:58 | オーディオオフ会

今日は、小野市のS氏宅にてレコードコンサートに向けて、昨日修正したアンプの音質確認を行いました。

また、拙作以外にも何台か確認のために、持って来られていました。その中でいくつかご紹介したいと思います。

まずは、尼崎のS氏作の245シングルアンプです。

熱心に調整されていたので、細かいことは聞けてませんが、前段の球の下から垣間見える緑色のソケットからしてWE製と思われ、相当こだわられている様子。SOMEYAの出力トランスが使用されています。音は45らしく柔らかで優しい印象。当日の演奏が楽しみです。

次にM氏のエレキットEL34シングルアンプです。

キットを出されたのは、標準的な音質の確認をしてはどうかと、M氏のご提案によるもの。エレキットと言えどもAmtransによる改造版とのことで、音質は上々。比較は決して競争ではありませんが、これを超える音質を目指したいものです。

他にも数台ありましたが、当日のお楽しみということでこの2台のみの紹介にしておきます。

次にアナログプレーヤですが、小野市のS氏の自作によるものです。

ターンテーブルに木材を使用し、またアームも黒檀によるストレートアームを採用しています。アームの制御回路は、ロジックICとリレーを用いて自作しており、オートマチック化を実現。ここまで自作されることに脱帽します。

そして見慣れた拙作のアンプの評価はどうだったかというと・・・

自分でいうのもなんですが、皆さんの評価は上々でした。^^;

やはり出力トランスを変更したのが大きかったようで、音質的にバランスが取れ、かなり聞きやすくなりました。レコードコンサートが楽しみです。

当日はこのコンディションが維持できるよう何とか頑張りたいと思います。

 

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レコードコンサート用アンプの準備

2022-10-22 19:39:02 | オーディオオフ会

11月6日の小野市でのレコードコンサートに向けて、アンプの準備中です。

明日は、また小野氏のS氏宅にて打ち合わせがあり、アンプの最終確認ができるので、今日はアンプの整備に精を出しました。

当日、最良のコンディションと音質になるように考え、とりあえず出力トランス(以下、OPT)や気になる部品を変更、またNFBなどの再調整を行いました。

まず、OPTですが、今までタンゴのFW-20Sを使用していましたが、同社XE-20Sを使用したらどうなるだろうと思い、手持ちのXE-20Sに変更。

紙に包まれたOPTがXE-20Sになります。既存のOPTのハンダを外し、両チャンネル無事に変更完了。

早速試聴します。

が、OPTの紙を外してびっくり。手持ちの4つの内、塗装が剥がれたりして汚い方をマウントしていまいました。本番までにはきれいな方に交換しておこう。因みにこのXE-20Sは27年前に少ない給料から購入したものになります。当時はまだ安かった・・・

試聴したところ、第1印象は、音の出力レベルが上がった感じと、高域まで音が伸びている感じがする。出力レベルが上がったのは、XE-20Sの方がFW-20Sに比べて電力損失が改善されたのか??カタログがないのでよくわからずですが、CD再生時の音楽の背景音などあまり聞こえなかった音が聞こえるようになりました。

あと、今まで音の重心が低域寄りだったのに対し、高域にも広がった印象です。しかしその分少し荒い音のような気がしなくもない。ここはNFBの調整などを行い、音のバランスを整えようと思います。

下記の回路内のサブシャーシにある縦置きの基板にNFBの抵抗があるので、ここを調整します。つい先日の音質調整により、DFが3程度になるよう調整されていたので、もう少し帰還をかけて、DFが4程度になるようにしてみました。

DF=4の場合FW-20Sの場合だと、低域でドンシャリしていたのですが、XE-20Sにすると高域と低域のバランスがよくなり、音がまとまっていい感じでなっています。とりあえずこれで良さそうなので、明日の音質確認はこの状態で臨みたいと思います。

この変更が吉と出るか凶と出るか、明日のお楽しみということで・・・

 

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オールメタル管アンプの製作(5)

2022-10-16 18:05:38 | ステンレスシャーシのアンプ

昨日、真空管と内部のラグ版のレイアウトが決定しましたので、今日は少し配線しました。

最初にAC100Vまわりの配線から始めます。

そして次に各真空管のヒータの配線。なるべくケーブルはひとまとめにして配線します。

次にアース母線とB電源の高圧ACの配線、また、メタル管なので、管の外装のメタル部分はアースに落とす必要があります。1番ピンが外装(シールド)になっていると思いますので、これをアース母線につないでいきます。

因みに、1番ピンをアースに落とさないと外装のメタルが電荷をもってしまい、触ったときにビリっと感電します。今まで怖くて試したことはないですが・・・

また、気になっていたボリュームですが、手持ちにOHMITの10kΩのものがありましたので、これをつけようと思います。しかし、米国製のボリュームは、インチサイズで取付穴の大きさが日本製と異なるため、シャーシ側のボリュームを取り付ける穴のサイズを広くします。元々、9㎜弱の穴が開いていましたが、これをやすりで削り、9.5㎜以上に広げます。

作業の写真は撮っていませんが、うまく取り付けることができました。

ただ、入力インピーダンスが10kΩになってしまうので、やわなプリアンプではドライブが厳しい可能性があります。また、つまみの穴も標準の6㎜から拡張する必要があります。これはまた次回に。

余計に開いてしまった穴の蓋も必要です。配線が込み合ってからでは蓋ができなくなる可能性があるので、早めに作成しないと。これもまた次回にしたいと思います。

少しずつ形になってきましたので、今後が楽しみです。

 

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