Friends of Valves 自作真空管アンプ

自作真空管アンプを中心にいろいろ載せていきたいと思います。

’24 小野市レコードコンサートアンケート結果

2024-11-09 20:35:16 | 小野市レコードコンサート

先週のレコードコンサートは3連休の中日にもかかわらず、ご来場いただきありがとうございました。

さて、早速アンケート結果の集計が上がりましたので公開したいと思います。なお、アンケートを集計いただきました明石のIさんありがとうございました。

気になる結果ですが、今年はどんな方がご来場いただいているのでしょうか。

まずは、年齢層から。

真空管アンプとアナログレコードに慣れ親しんだ方の年齢層が多いことがわかります。当然と言えば当然ですが、少し30代50代の方も。

私も50代でアンケート記載いただいた方と同じ年齢で、かつ、トランジスタアンプの世代ですが、なぜ真空管アンプに慣れ親しんだのか・・・恐らく親戚のおじさんが持っていた山水のレシーバ型真空管アンプの音の良さにびっくりして、それ以来真空管が好きになったのかと思います。

しかし、もう少しデジタル世代の方にも参加いただくのが課題かなと思いますが、最近はスマホの出力でいいとか、ヘッドフォンでいいとか小型化がかなり進んでいるのでなかなか認知は難しいのかもしれません。

そして、来ていただいた方の性別です。

午前の部はかなりマニアックなのでともかく、午後のレコードコンサートには、もう少し性別のバランスを良くしたいものです。どうすればよいか乾いたぞうきんのような頭を絞りたいと思います。

次はお住まいの地域です。

今年は、ほとんど近隣地域の方のご参加です。昨年は石川県など遠隔の方からの参加もありました。アンケートの集計をいただいたIさんによると、MJ 誌の告知が掲載されなかったことが原因の一つではないかと。ただMJ誌も季刊誌になってしまったので載ったとしても読む人も少なくなったのではないでしょうか。

次は来場のきっかけです。

上述のようにIさんによると、雑誌を⾒て来場された⽅の数が少なくなっています。その他では「インターネットで知った」という回答が⾒られたようですが、当ブログを見てきていただいたのであれば感謝感激です。

次に再生装置です。

ほぼ良いで占めていますが、無回答の方はどう思っているのか気になります。

次に第1部で良かったアンプを尋ねました。

残念ながら拙作のアンプは下位でしたが、途中で音が歪んでしまったのが大きいかと思います。この辺りは少し課題です。

次に第2部で良かった音楽のジャンルは下記になります。

Jazz, Classicが上位ですが、確かに聞いていて「いい!」と思いました。残念ながら私はこんな音源を持っていないので、Iさんにやっていただいてよかったと思います。

「⼤⾳量再⽣ができるこの様な機会に、⾃分の持っている⾳源を聴いてみたい」というご意⾒がありました。ノージャンルは、来年度は「⾳源持ち込みコーナー」としても良いかもしれません。

あとアンケートで毎回いただく内容として、”キースジャレット「ケルンコンサート」”のご依頼がありますが、だれも音源を持っていないので、持ち込みになったら是非レコードを持ってきていただきたいと思います。

  • ⻑く続けていただきたいと思います。メンバーさんの努⼒に頭が下がります。⼤変良かったですよ。
  • 毎年参加したいと思います。製作者の熱量が⼼地よく伝わってきます。
  • 存分に楽しませていただきました。スピーカーの進化に(昨年⽐)⼤変驚きました。ありがとうございました。

など、本会について肯定的なご意見が多く、張り合いになります。また来年も趣向を凝らして頑張りたいと思います。

 

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’24 小野市レコードコンサート本番

2024-11-04 13:42:03 | 小野市レコードコンサート

昨日(11/3)は兵庫県小野市にある、「コミュニティセンターおの」での真空管アンプでレコードを聴く会によるレコードコンサートでした。

「小野地区地域づくり協議会」も協賛いただき、下記のようなポスターも掲示いただいています。

前日にほぼセッティングを済ませ、色々問題点があったのですが当日の機材自体は、まあ、問題なしということで開演1時間前に動作確認していたところ、なんと、スピーカから聞いたことのないノイズが・・・

「ブーン、ポン!」という聞いたことのないノイズが数秒おきに発生しています。何なんじゃこれは!ということであーだこうーだ色々確認していましたが、どうもモーターボーディングではないかということになり、一番怪しいパワーアンプの電源トランスの誘導ノイズと、レコードプレーヤ周りの高ゲイン環境の干渉ではないか、ということでパワーアンプを取り除き確認してみたところ、なんだか修まったような。

しかし、しばらくするとやはり同じノイズが聞こえる。

これは何だ?と色々確認していましたが電源が影響しているのではないかということで、電源電圧を測定してみると、なんと!92Vしか出ていない。恐らく朝一なのでコミセンも電力需要が大きく、しかも今年は電工ドラムを使用して別の部屋から電源を供給していたので、電力が低下していたものと思われますが、電源が原因で各機材間で干渉していたようです。前日のセッティング時にはなかった現象でした。

たまたまMさんがスライダックを持ってきていたので、これで100Vに設定しノイズが出なくなりましたが、まるで終戦直後の電力不足で真空管ラジオの電源トランスのタップを切り替えるがごとくの所作が、当会の真空管アンプに似つかわしいと少し笑えました。

ただ、スライダックで調整したところで電源が安定したわけではないので、これも次回の課題になってしまいました。

さて、慌ただしくも時間は刻々と過ぎていき、皆さん、各持ち場の確認作業に余念がありません。

さて、いよいよ開演です。

まずは発起人の小野市S氏のごあいさつ。

第1部の司会者は、MJ誌でおなじみのI氏になります。

ちなみに当日は午前中の第1部と午後からの第2部に分かれています。第1部は真空管アンプの音を聴き比べるため、課題曲を設定しています。課題曲は白鳥英美子さんによる「ひこうき雲」です。その後自由曲の演奏となります。

・第1部:真空管アンプ無き合わせ

・第2部:レコードコンサート

第1部のアンプ群は下記になります。

まずはWE300Bシングルからです。若干のインタビューの後に課題曲から始まります。

その後、順番に各アンプの演奏となりました。

各アンプ演奏後、昼休みとなりますがやはり機材への興味からたくさんの方が見学に来られます。

今年は、第1部はほぼ例年と同じくらいの人の入りで約30人ほどの方にご来場いただきました。ありがとうございました。

 

そして第二部が始まります。

まずは、小野地区地域づくり協議会の方からのご挨拶です。

今年は少し趣向を変え、各ジャンルごとの演奏にしました。主な演奏ジャンルは下記のようになります。

今年は、小野市近隣の高校数校の放送部宛てへ当会のチラシを送り、若い方の参加を期待して今まで加えたことのないJ-POPなんかもエントリーしました。といっても若い人の好みはわかりませんし、娘に最近の曲のCDを借りて聞いてみてもいまいちよさがわからない。なので、平成初頭のバブル景気をテーマにそのあたりの曲を集めてみました。

さて、高校へのチラシ配布の結果は如何に!

第2部開演直前の様子を撮影しましたが、今年はお客さんがかなり少ない状況でした。

この後、もう少しお客さんは増えましたが、残念ながら若い子の登場はありませんでした。あまり真空管アンプへの興味などはなかった可能性があります。

また今年は3連休の真ん中ということもあり、近隣の三木市で金物まつりなんかも開催されていてそちらの方へ人が流れたり、レジャーなどで出かけたりしている可能性もあります。そのためか思ったよりも人が集まりませんでしたが、当日配ったアンケートは40部ほど回収できました。

次回はまた11月に開催される見込みなのでまた趣向をいろいろ検討して開催できればと思います。

 

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11月3日 小野市でのレコードコンサート(セッティング)

2024-11-02 22:04:10 | イベント告知

今日11月2日は、小野市にあるコミュニティセンター(通称コミセン)での翌3日の真空管アンプによるレコードコンサートに向け、機材のセッティングを行いました。

しかし今日の昼間は大雨で、大変なことに・・・

13:00に発起人のS氏宅に集合ということで、いつもの道を予定時間に出発したのですが、出発前に雨が降っていたので、娘がバイトに行くのに駅まで載せてほしいとのことで載せていくことにしました。少し早めに出ないといけないのでトイレはまあPAで済ませりゃいいか、と思い駅まで娘を送り届け高速に入ったのですが、まあ雨のひどいこと・・・滝のような雨でかなりゆっくり目の運転です。

しかし、三連休の初日とはいえ天気が悪いので高速もそれほど車は多くなく流れは割合スムーズ。

滝のような雨の中、何とか無事に淡河PAでお手洗いを済ませ、ただいつもよりものろのろ走っていたので、遅れる旨の連絡をし出発しました。

出発直後、前方で渋滞が始まりだし後ろからパトカーが数台やってきました。

何やら事故っぽい雰囲気です。この雨なので車のハンドルでも取られてスリップ事故でもしたのではないでしょうか。

渋滞が始まってから30-40分後にようやく電光板の表示が見え、三木東出口のすぐ先で事故があったことがわかりました。

ということは・・・

淡河PAでトイレに寄らなかったら、自分も事故に巻き込まれたかも。

いや、よかった、と胸をなでおろしましたが、なぜトイレに行かなかったかというと、娘を駅に送り届けるため、家でトイレに行かなかったからです。ひょっとしてこれは娘のおかげかもしれず、娘を迎えに行くときに報告しておこう。しかし当の娘は電車の遅延に巻き込まれているようで、なかなか帰ってこれないようです・・・お気の毒です。

ようやくコミセンに着きました。2:30も遅れましたが、そのころは雨もやみ、セッティングもほぼ出来ていました。

私のアンプの到着を待ってくれていました。

気になるエントリーするアンプですが、まずはWE300Bのアンプです。

そして、拙作の6327プッシュプルアンプ

次に211シングルです。

そして、100THシングル

そして最後は1619シングルになります。

プレーヤは発起人S氏の手による、黒檀製アームです。

CDプレーヤは、DENON製のものに手作りDACを使用。

全体の音場の調整も今年はデジタル技術を使って行っています。

と、ここまで記載しましたが、実はまだ調子の悪い機器があり持ち帰って修理して明日使用するものもありますが、明日はどうなることか少し心配です。

明日(3日)は天気もいいようです。ご来場をお待ちしております。

 

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6327差動プッシュプルアンプ(3)

2024-10-27 20:08:21 | 6327パワーアンプ

今日は、音質確認で、西宮のH氏宅にお邪魔しました。

まずは、アナログディスカバリーで特性の計測をしていただきました。

なんと、周波数特性は、5Hz~120kHzもあり驚きました。しかもほぼフラットです。その他、歪率特性やDF(ダンピングファクタ)の計測を行いました。これらはそれぞれまあこんなものかという感じでしたがDFは各周波数帯気にわたり5程度(@8Ω)ありました。が、印刷した紙をH氏宅に忘れてきてしまい、また画面も写真に撮ってなかったので載せられません。

そしてその後試聴に移ります。

今日の比較アンプは、和歌山のF氏作、STC 4300Bシングルです。

4300Bは今やかなりレアな球となったようで、オークションなどで見かけることも少なくなりました。私もはじめてお目にかかる球です。

事前の測定では残留ノイズがなんと40mVもあり、大丈夫かと懸念しましたが、やはり問題があったようで、B電源のレギュレータ用トランジスタが破損していました。

修理の際、ついでにはらわたも撮影させてもらいました。

拙作のアンプも下記の写真のように並べて音出し確認です。

結果やいかに!

拙作のアンプはやはりプッシュプルというだけあり、歪感が少ない音がします。それだけ、歪による倍音効果も少ないと思われ、音のふくよかさなどが4300Bが上回りましたが、6327も決して引けを取っていないと思います。まずは価格が4300Bの100分の1程度なので、その点では優っているでしょう。

レコードコンサート当日は、部屋が少し特殊ですしこの違いがどう出るか、楽しみです。

では皆さん、当日お会いしましょう!

 

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6327差動プッシュプルアンプ

2024-10-26 21:45:49 | 6327パワーアンプ

早いもので、小野市でのレコードコンサートまであと1週間となりました。演奏する曲はほぼ決まったのですが、パンフレットがまだ出来ていない状況で、しかも、何も考えずに作っていたらページ数が24ページほどになり、印刷をご担当いただいているH氏から100部印刷したらかなりの用紙を使うことになり、16ページに抑えようということになり、文字を小さくしてページ数を減らすなど色々対応していました。

自分の6327のアンプについてもまだ写真すら撮っていなかったので、ようやく撮影しました。

撮影後に気が付きましたがカーテンが邪魔でした。が、もうこれでいいか・・・。

そしてようやく自分のアンプの説明資料が出来ました。当初は写真や回路図を大きく掲載していたのですが冒頭のとおりページを削減して1ページにまとめました。

回路図が小さいので下記に掲載したいと思います。パンフレットのものは若干間違い(本番までには修正予定)があり、それも修正しました。

E81Lの負荷抵抗が当初27kだったのを47kに変更しています。これは27kでは出力が取れなかったので47kに変更し、5W程度出せるようになりました。

ということで、本番までに色々仕上げていこうと思います。

 

 

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