Friends of Valves 自作真空管アンプ

自作真空管アンプを中心にいろいろ載せていきたいと思います。

堺市A氏宅でのオフ会

2024-03-31 20:45:25 | オーディオオフ会
今日は23年度最後のオフ会です。いつもお世話になっている堺市のA氏宅にての開催となりました。

最近オーディオをさぼっており、自分は特にアンプがなくて何も持って行かなかったのですが、やはりオフ会です、何か必ずイベントがあります。

今日は、新しいDACが出来たそうで、その音質の確認とKT-88/6550の動作点の確認で3台アンプがありました。

早速アンプの写真です。以前作ったものをKT-88/6550に流用したそうです。





ロードラインが2.2kか2.5kか3.5kか聞き比べです。
が、音質的には自分はよくわからず。その内誰かがスピーカが片方鳴ってないと・・・

確かに向かって右側のスピーカに耳を当てると、鳴ってはいるものの少し音が小さいし暗め。これはおかしいということになり、スピーカのネットワーク周りの確認に。


どうやら、ハーモニカ状の端子のところで、端子からはみ出た線の一本が別の端子と軽くタッチして音が小さく暗めの印象になっていたようです。

この辺りにいち早く気が付いたYさんはさすがにすごい。伊達に地獄耳は持っていません。これでスピーカの調子は良くなりましたが、本題の音の比較はすでに忘れ去られたのか、結局どういう結論だったのかよくわからずでした。

それよりも新しいDACです。


デジタルーアナログ変換部分にDACのLSIを使わずに抵抗とバッファー?で構成した変換回路としています。この変換回路の抵抗の数が100本近くあり、ハンダ付けがかなり大変だったと以前に聞きましたが、それを作るというのは本当にすごい。まさにオーディオマニアです。

早速旧DACと交換しました。


ちなみに、旧DACはこんなのですが、電源回路が多いこと。
今では高価な2SC1161をふんだんに使用した回路をなっています。


新DACの音の効果のほどは、自分は聞き比べた訳ではないので、あまりわかりませんが、かなり変わったとのことでした。

ところで、本日は八尾の方から新しい方がお目見えになりました。あまり直接お話はしていませんが、かなりなシステムを組まれているようです。これからゆっくり色々お伺いしていきたいと思います。

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部品取りアンプの落札

2024-03-30 17:40:47 | ジャンク
またやってしまいました。いらないにもかかわらず、価格が安かったのと少し珍しい真空管が使用されていたので、このくらいの価値はあるんじゃないかな、と落札しませんように祈りながら入札したら、落札してしまいました。


届いたアンプがこれです。かなり古い自作アンプのようで、オークションでも部品取り用として出ていました。写真では小さく見えますが、横幅が60㎝ほど、高さが25㎝ほどもあるかなり大きなケースに入ったアンプです。

家に置いとくのも邪魔なので、早速部品取りをしました。まずは内部のご開帳です。


LUXのトランスに真空管は6R-A8のプッシュプルです。初段は松下の6267でNECの12AU7で位相反転を行っている回路です。

内部はどうなっているか確認ですが、予想通り古い部品ばかりでいいものは何もありませんでした。





ということで、取れる部品はトランスと真空管になります。
早速、部品を取りはずしました。



真空管は、こんな感じです。



6R-A8は2本がゲッターがやや薄く、管壁が焦げています。恐らくは、カップリングコンが絶縁不良を起こして、バイアスが狂ってしまい、プレート電流が沢山流れたのでしょう。この2本はエミッションが弱くなっている可能性があります。
古いオイルコンではよくあることです。とりあえず、結果はこんな感じでした。

それよりも、残ったケース類を処分するのが大変。奥様にまた怒られそうです。今後は捨てることも考えて落札せねば。

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和歌山加太、紀三井寺への小旅行

2024-03-24 21:36:05 | 旅行
3月23日、24日で家族で和歌山県の加太に小旅行へ。息子の就職ほぼ内定と若干の自分の快気祝いを兼ねています。

23日は朝から出発しましたので、ブログはさぼりました(通常は毎土日は更新する予定)。

そして、23日は娘の要望があり、まずはりんくうアウトレットへ。
しかし、まずは腹ごしらえです。
昼食はあらかじめ、泉佐野の青空市場の海鮮丼ぶりと決めていましたが、あいにくの雨で、外観の写真はさぼりました。



そして、海鮮丼ぶりです。おすすめの970円のセットがありましたので、自分はそれにマグロのトッピングをしました。



値段が値段だけにネタが薄めでしたが、この値段でこのお味であれば儲けものです。

昼食後は、りんくうアウトレットへ。


今まで、三田と竜王のアウトレットに行ったことがありますが、りんくうはめちゃくちゃ広い!歩き切るのは大変ですが、さすがは娘!疲れ知らずのようです。お気に入りのところを回りきらないとダメみたいで、ほぼすべてのエリアを回りました。こちらはもうヘトヘトになりました。

ようやく、加太へ向かいます。
加太のホテルは、加太海月です。


晩御飯まで暇でしたが、あいにくの雨で散歩などが出来ず、お風呂後、部屋で少し飲んでいました。
このホテルでは、部屋にもよるかもしれませんが、窓から海が真正面に見えて、きっと晴れの日だと夕日か朝焼けかが、きれいに見えたことでしょう。
いいところに立地していますし、外観は少し古めですが、中はきれいにリニューアルされているのか、大変良かったです。

そしていよいよ楽しみの晩御飯!お子様たちは肉がいいとのことで、肉料理を予約していたようです。折角ならクエとか海鮮がよかったけど・・・






とてもおいしく、腹いっぱい堪能しました。

翌日、早速朝食ですが、こんな凝った料理が。きっとお皿を洗うのは大変でしょう。ここの料理はおいしく、ご飯のお供が多いため、ご飯もかなり多めに食べることが出来ました。



和歌山といえば、ミカンやモモ、ブドウなど果物も結構豊富にありますが、今の時期は、やはりミカンで、ミカンの汁で味付けしたものがいくつかありましたが、どれも上品な味でおいしく、家でもできそうなので奥様に今度作ってほしいと息子経由でお願いしておきました。

残念ながら、次の日(24日)も雨でしたが、近所を散策。



この淡嶋神社は、人形供養が有名なようで、社殿には人形が所狭しと並んでおかれています。中は写真が撮れなかったのですが、逆に変な写真が載っていたら怖いので、撮って良くてもらないでしょう。

その後は加太を後にし、紀三井寺へ。


紀三井寺では、こんなに長い階段が・・・!
がしかし、朝ご飯をしっかり食べていたので、へっちゃらでした。


現在、大千手十一面観世音菩薩像が拝めるようになっていました。
高い階段をハアハア言いながら登ったので、拝めただけでありがたく思います。登るのにケーブルカーもあるようですが、まだまだ体力はありますので不要です。

ということで、和歌山への小旅行は残念ながら雨でしたが、家族サービスと自分サービスの両方が出来て、とても良い旅になりました。

加太は、大阪からも近く、夏には海水浴場もあるので手軽に楽しめるスポットとしていいかもしれません。また来たいと思います。

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パイオニア SA-6800Ⅱ

2024-03-17 18:22:28 | トランジスタアンプ
先日、訳あってパイオニアのSA-6800Ⅱを入手しました。
”訳あって”とは、欲しくて入手したわけではなく、要らないのに仕方なしに入手した次第です。理由は、また後々記載することとします。

この手のアンプをなぜほしくないかというと、大きくて重い、内部の基板がでかいし回路が複雑なので、触りようがない、というのが主な理由です。

が、しかし入手してしまったので、ちょっと見てみることにします。





オーディオの足跡によると、1976年発売で、「上級機で得たノウハウを投入して開発したプリメインアンプ 」とありますので、そこそこいい方の部類に入るのかもしれません。「±2電源供給による初段差動・3段直結回路 」と今でもよく使われる回路で構成されているようです。

また電源部には、「大型トランスと10,000μFx2の大容量コンデンサーを採用」とあり、恐らくは低音の締まり具合もカチッとしたものが想像されます。

音はどんなものかを確認する前に、一応、中身に問題がないかぐらいはざっと確認しておきます。











ざっと、中身を見た感じ、特に悪いところはなさそうですが、スピーカをつなぐ前に出力端子からDCが出ていないか見ておきます。


DCは大丈夫でしたので、スピーカをつないで試聴してみることとしました。

その結果、ボリューム類には少しガリがありますが、何とか音は出ました。しかしやはりトランジスタアンプの音です。音に透明感があまりない、というのが率直な印象。また少し音に軽い感じも。

この辺り、外からいじってどうにかなるような代物ではなく、本アンプは部品取りか、どなたかに差し上げるか、オークションに出して部品取りにでも使ってもらうか、したいと思います。結構良さそうな部品も垣間見えます。

このアンプ良いところもあります。
ボリューム類のつまみに重量感があり、回している感が指先に伝わります。有名メーカの立派な見栄えのボリュームを持ったアンプがありますが、回した時に何だこの軽い感じは!と驚いたことが何回かあり、日本製のトランジスタアンプにあまり良いイメージを持っていなかったのですが、本アンプはそんなことはありませんでした。あとは、内部の部品でメインボリュームはそれほど安っぽくはないですし、電源トランスも大きなコアボリュームとショートリングによる漏洩磁束対策もほどこされています。好きな方には楽しめるアンプだと思います。

ということで、入手した経緯についてはまたいつか記載したいと思います。

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電源トランスの1次側巻線の利用

2024-03-16 17:59:42 | トランス
かなり前のことですが、半導体オペアンプに使用する小型の電源トランスを入手したのですが、手のひらに乗るような小型のカットコアトランスで、見た目とその大きさがいいので真空管のプリアンプに使用できないかな、と思っていました。そこで、このトランスを真空管アンプ用に利用できないか確認してみました。

どんなトランスかというと、下記のような巻線構成の電源トランスです。


一次側が並列で100V入力になっているもので、この巻線を並列に接続せずに下記図のように、1巻線だけ100Vの入力にして、もう片方の100Vの巻線を真空管のB電源に使用できないか、と考えました。



実際のトランスは下記のようなものです。


早速ですが、初めにどのくらいの電圧が1次側の100Vタップに出ているのか無負荷で確認したところ、99.4V出ていました。
このタップから、50mA程度取れれば理想的だと思い、2kΩの負荷をつないでみたところ、下記のようにかなり電圧が下がってしまいました。



どうやら50mAだとかなり厳しそうです。そこで、30mAではどうかと3.2kΩの負荷にしてみました。


少し電圧が上がりましたが・・・
さらに20mAではどうかと負荷を約5kΩとしてみました。そして、さらに5Vのタップに10Ωつないで0.5A流してみたのが下記になります。



結構調子いいようです。が、写真にはありませんが、5Vのタップは4.5Vしか出ていませんでした。ヒータ用に使うのは少し厳しそうです。

そこで16Vのタップが2本ありますので、これを直列につないで、0.3Aにすべく、110Ω程度の負荷をつないでみてみましたところ、100V巻線は約82V、32V巻線は、約25Vほど得られ、何とか12AX7だと2本分の球ぐらいなら使えるのではないかと思われます。



かなり苦しい使用方法ですが、小型のプリアンプとして何とか使用できないか検討したいと思います。

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