Friends of Valves 自作真空管アンプ

自作真空管アンプを中心にいろいろ載せていきたいと思います。

800ダイナミックカップリングシングルアンプ(4)

2023-08-27 17:53:35 |  800シングルアンプ

ようやくシャーシの色塗りを行いました。

その前に、ちゃんとトランスの穴はサイズ通りなのか気になっていましたので、確認してみました。

すると、電源トランスはネジの幅が1㎜程狭かったので、広げる必要がありました。

早速全体にプラサフを塗布します。

シャーシの色は、以前購入したホルツの「ブリティッシュレーシンググリーン」というやつにしました。

これを何度も少しずつ塗って、少しずつ濃くしていきます。

10分程度乾かしては、塗りを繰り消して結構時間がかりました。

最終的に下記の写真のようになりましたが、なんだか塗り斑があるような、ないような・・・

そして、桐の足ですが、色を塗ってみたのですが、塗らないほうが良かったかなと思います。

こんな感じですが、なんだか見た目が汚い。しかも繊維が、色を塗ったことでけば立ってしまい、表面がざらざらします。

こりゃもう一度、磨き直さないといけないようです。

そしてウッドパネルも加工しておきました。これについてはシャーシに取り付けた際にも写真を載せようと思います。

 

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800ダイナミックカップリングシングルアンプ(3)

2023-08-26 20:13:29 |  800シングルアンプ

今日もシャーシの製作です。

裏側の足をつける部分の部材がなかったので、これを加工しました。アルミの角パイプから”L”型の部材を切り取り、ねじ穴を開けるだけの作業ですが、結構時間がかかりました。

 

というのは、上記のように部材を2個作ったのですが、よく考えたらモノラルアンプ2台なので、1台につき2つの部材が必要で、4つ作らないといけないのを忘れていました。

また、一旦この2つの部材をシャーシに合わせたところ、なんと寸法を間違えていたことが判明。

このように、少し短く作ってしまい、2㎜の隙間がシャーシ側面にできてしまいました。しかし、運よく?2つしか作っていなかったのでもう2つは正しい寸法で製作し、シャーシの後ろ側にこの部材を使えば、表側はごまかせます。

表側は、正しい寸法で加工しました。

切り取った部材は、ネジ穴を開ける場所に印をつけて、穴あけを行います。

穴あけ後は、またひたすら磨きます。

ところで、今回は、アンプの足も加工しました。

足は木製のものですが、あまり固い木だと振動がそのままアンプに伝わるので、程よい柔らかさを持ち加工のしやすい桐を使用しています。桐の木は昔は高かったのでしょうが、安いものが100均で売っていましたので、それを利用します。

桐の木の板からホールソーで足の部分を切り出します。

切り出したものは、まだガリがあるので、ボール盤に取り付けてやすりで成型します。

成型したものをさらに紙やすりで磨きます。

こうして出来上がったものが、下記のものになります。

この足に色を塗るかどうかはまだわかりませんが、この上に手芸屋で売っているフエルトのキズ防止パッドを張り付けてさらにクッション性を良くします。

ということで、今日はこんな作業を行いました。あとは色塗りと見た目を良くするウッドパネルの加工になります。まだまだ地味な作業が続きます。

 

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800ダイナミックカップリングシングルアンプ(2)

2023-08-20 17:38:47 |  800シングルアンプ

昨日に引き続き、シャーシの製作です。

真空管アンプのシャーシ製作で大変なのは、電源トランスの角穴の加工ではないかと思います。

なるべく大変にならないよう、パワーツール主体で手を動かす個所を最小になるよう考えているのですが、それでも手作業は入ります。

一応、大小の丸穴で四角い穴を効率よく開けているつもりですが、結果はこんなガリガリです。

このガリガリをヤスリで削っていくのでが、まあ大変です。しかも2台もやらなくてはなりません。

右が、ほぼヤスリで削れたのですが、左側はまだ途中です。厚みが2.8㎜あるアルミ板なので削るのも一苦労でした。

おおよそ穴あけが終了したので、一度くみ上げて、穴の大きさが適切か確認してみます。

ほぼOKのようでしたので、今度は、やすり掛けです。

各穴もきれいに磨きます。そして表面も磨きます。

この後、石鹸で汚れを落としておきました。

再度シャーシを組み立てます。

まだやるべきことはあたくさんあるのですが、明日で夏休みは終わりですし、もう少し加工が残っていますので、表面に変な汚れが付いても大丈夫なように、軽くプラサフを塗布しておきます。

猛暑の中、外で作業するのは大変だったのですが、7割方完成しました。まだ、シャーシの加工として、足をつける部分の材の加工と、その取り付け部分の穴あけが出来ておらず、こちらは来週にでも対応しようと思います。

シャーシが終わったら、トランス類の再塗装が待っており、これも一から実施するのでまあ大変です。

シャーシやトランスの色をどうするかも考えなくてはなりません。

完成までの道のりは結構長いです。

 

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800ダイナミックカップリングシングルアンプ

2023-08-19 21:18:16 |  800シングルアンプ

そろそろ、新しいアンプを作ろうと思っています。

先日オークションで落札したステンレスシャーシのアンプをしばらく触っていたのですが、シャーシ上の球の構成が、パラプッシュであり、かつ出力トランスが、10kΩppの構成、しかもトランスが大きいなどデザイン上の制約もあり、すぐに別の球を使って何かできるような構成になっていないことが判明し、ちょっとこのアンプを再構築するのは難しそう、という判断をしました。

そこで、この夏休みを利用し、新しいアンプを組むことにしました。

決まったのは、”800”という球を使用したダイナミックカップリングによるシングルアンプです。

800という球は、下記に示すようなナス型の送信管で、グリッドとプレートキャップが頭に突き出た形の球です。ご多分に漏れず内部抵抗が高く、グリッドを正バイアスで使用するか、プレートに高電圧を印加しないとプレート電流が流れない球ですが、その容姿は、如何にも真空管然としており、ザ真空管の称号を与えても良いほどの形をしております。

そして、あの宍戸アンプ(いわゆるイントラ反転型アンプ)にも使われているほど知る人ぞ知るような球で、オークションでもかなり高額な球の部類に入ります。

 

 

この球を入手したのは、もう15年以上前になると思いますが、ニューヨーク在住のアマチュア無線家からebay経由で購入しました。2本の落札でしたが、5‐6本持っているということだったので、全部くれとお願いし、落札金額×本数で購入しました。現物はまだ倉庫に置いてあり、写真はまた今度にでも。

先方からは「こんなに沢山買ってどうするんだ」とのことでしたが、アンプを作ると説明し、完成したら見せてあげるよと伝えて、しばらくメールのやり取りをしていましたが、その後15年ほど何も進捗がなく、連絡も終わってしまいました。

以来このことが気になっていましたが、なかなか作る機会がなく、放置されたままでしたが、この際と思いようやく重い腰が上がりました。

そこで、まずはこのアンプの回路(仮)とシャーシの設計図を夏休み前半に製作し、昨日今日でシャーシの加工、まだ継続中という状況です。

では、作業の様子です。

まずは、いつものようにアルミの角パイプを切断します。

今回はシャーシの部材にいつもオフ会会場を提供いただいている堺のA氏からいただいたものを使用してみます。

これに切断したアルミ角材を合わせてみますと、シャーシのようになりました。

そして穴あけです。

小さな穴はドリルで開けるだけですのでらくちんですが、この作業だけで1日が終わりましたので、夜に再度シャーシの状況を確認しました。

とまあ、こんな状況でシャーシの加工を傍から見ても何も楽しくないですが、作っている本人は大変です。暑くて汗だくになりながら、また近所にパワーツールの騒音をまき散らしながら作業しています。

なお、上記の写真から、鋭い方はお分かりになるかもわかりませんが、出力管サイズの球の配置が2つと、MT管が2つの構成にしており、800アンプが飽きたら、出力トランスを同サイズのプッシュプル用に変更して、プッシュプルアンプも楽しめるように設計しております。

シャーシはモノラル構成で、これを2台加工しています。ちょっと電源トランスと出力トランスが近すぎて、しかも電源トランスの向きを考慮していないのでノイズを心配しており、設計ミスの可能性もありますが、もうここまで加工してしまいましたので、まずは作ってみます。

続きは、また明日にでも。

 

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A氏宅でのオフ会

2023-08-13 00:12:03 | オーディオオフ会

今日は、堺市のA氏宅でオフ会でした。

昨日、拙作アンプを改良し、今日はその確認の日になります。

また、先週のオフ会で確認できなかった実験も行いました。

まずは、拙作のアンプの音質確認です。今日のアンプのエントリーは、拙作アンプの他、Y氏の1619シングル、そして、先週モノラルだったDA60がもう片方完成したようで、ステレオになったDA60アンプになります。

まずは拙作のアンプとY氏の1619シングルになります。

そして、本日のオフ会会場をご提供いただているA氏作のDA60です。

DA60のアップです。

いいですね~。

さて、DA60のアンプが気になるも、拙作のアンプの音質も気になります。早速音質確認です。

いくつかのCDやLPレコードを鳴らして確認しました。

その結果、拙作のアンプは、劇的に変わったとの評価を受け、何とか土俵に上がり、勝負することが出来た、という結果です。聞き比べしても他のアンプに負けず劣らずの音質でした。

これでようやく区切りがつきましたので、次のアンプを構想したいと思います。

ところで、他のアンプですが、やはりDA60はすごい。音に透明感がありつつも、中音域に厚みがあり聞いている人を魅了するアンプです。そしてその見た目。明るく輝くトリタンに太いバルブ、がっしりと安定感のあるソケットといい、まさに見た目でも音質でも他を圧倒するアンプです。どこも文句のつけようはないのですが、青色LEDはちょっといらないような気がしないでもないかなとは思いました。

しかし、金工が得意なA氏はいとも簡単に、ソケット周りの飾りも作ってしまうのがすごいです。

 

 

さて今日の実験ですが、アンプのパワー段に使用している定電流回路のトランジスタはどれがいいか、の確認を行いました。

実験用のアンプは先週も登場しましたが、下記のWE421パラプッシュアンプに使用している定電流回路になります。

元々使用しているトランジスタは、2SC3421といいうもので、品薄になっているとのことで別のものを検討しようということだそうです。

いくつか、私もトランジスタを持っており、その中でもテレビ用の高圧タイプのものが良いとのことで、持っていきましたが、結局そのNEC製のものがしっとりおとなしい印象の音がし、皆の狙い通りだったようでその品種に決定しました。

ちょっと品番はまだ言えないのですが、あまり使ってなかったトランジスタなのにこんなところで評価されたのか、と少し驚きました。

ということで、オーディオマニアの集まりで、傍から見ると何が楽しいのかわからないようなことをやってます。

中々マニアックすぎるかもですが、今日もあっという間に時間が過ぎてしまいました。次回の参加も楽しみです。

 

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