WBCワールド・ベースボール・クラシックもベスト4が決まり、北中米3カ国と日本が勝ち残った。アメリカは勿論、メキシコもキューバも大リーガーで多くが大リーガーで構成されているので、大リーガー対日本の図式である。日本の大リーガーは、大谷はじめ4人だけなので、若干ハンディがあるが、日本の実力レベルも高いのでほぼ互角の戦いができるのではないかと期待される。この際、日本の力を世界に見せてほしいものである。
準決勝・決勝の会場は、アメリカ、フロリダのマイアミにある「ローンデポ・パーク」という新しい野球場である。アメリカにはあまり旅行していないが、マイアミには、2011年9月に1泊で訪れたことがある。中米からカナダに戻る時に立ち寄ったものである。まさに、海の綺麗なリゾート地という印象であった。そんなリゾート地にも野球場があるようで、さすがアメリカという感じである。たった1泊であるが、青い海と白い砂浜で有名なサウスビーチやアールデコの建物も多い街中をしっかり見て歩いたり、ビスケーン湾のクルージングも出来たので、かなりマイアミ観光を堪能することができた。
温暖で会場としては全く文句ないが、心配なのは、アメリカでの開催ということで、日本だけが完全にアウェイ状態で、強行スケジュールと時差ボケも気になる。特に、村上選手はじめ、特に若い選手は国際大会の経験が薄いので、雰囲気に飲まれてしまう可能性も少なくない。日本人同士でやっている限りはいいが、国際大会となるとどんなスポーツでも一種独特の雰囲気があるので、環境にも慣れず実力が発揮できない恐れもある。
自分自身、レベルこそ低いが、卓球の国際大会で、中国、ドイツ、フランス、マレーシア、カナダでの試合経験があるので、一種独特の雰囲気はよくわかる。日本の若い選手にとって、WBCは大変いい機会であるが、そこで実力を発揮し、いい成績をおさめることができるかどうかは別の話である。あの村上選手が当初不振にあえいでいたのも、国際大会という独特の雰囲気が影響していたような気がする。まずは準決勝でメキシコを倒し、大リーガーの4人とベテラン選手に頑張ってもらい、優勝をめざしてもらいたいところである。
(追記)
準決勝で侍ジャパンがメキシコに対し、不振にあえいでいた村上選手のタイムリーで劇的なサヨナラ勝ちを収めたことに日本中が歓喜の渦に沸いた。決勝の相手のアメリカは、全員が大リーガー、それもトップ選手ばかりなので、苦戦は必至だが、なんとか大和魂で頑張ってほしいものである。
マイアミ旅行アルバム: https://youtu.be/BkrtPIjqexY