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浪漫飛行への誘(いざな)い

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桜の季節になると「人生の扉」が開く

2022年03月20日 15時33分06秒 | 人生

 

20日に東京でもソメイヨシノの開花が宣言され、今年もまた桜の咲く季節がやってきた。毎年決まってこの時期に桜が咲き出すというのは、いつも不思議に思う。東京も暖かい日や寒い日がバラバラで、体調も崩し気味であるが、コロナ感染が始まってから3回目の桜の季節を迎えたことになる。桜の木の下で宴会という伝統的なお花見は3年連続で消えてしまった。地元の卓球クラブでのお花見行事も3年連続中止の憂き目にあっている。

3月生まれなので桜の季節になると必ず思い出す曲が、「春がまた来るたび、ひとつ年を重ね 目に映る景色も 少しずつ変わるよ。。。」で始まる竹内まりやの「人生の扉」である。桜を歌った曲はいっぱいがあるが、なぜか「人生の扉」が一番である。定期的に1年に1回桜が咲き、満開を迎える。毎年満開の桜は見るたびに心を癒してくれるが、歌詞にもあるように、いったいあと何度見ることができるのかという感傷的な気分がよぎるのである。満開の桜を見ていると気持ちも高揚するが、散りゆく桜の花びらを見ていると切ない気持ちになる。いつもこれが最後と思って見ているので、万感の思いである。

桜といえば、親鸞聖人が9才で比叡山に出家を申し入れた時、夜遅いので翌日に儀式を行うと言われ、その場で詠んだ「明日ありと思う心のあだ桜 夜半に嵐の吹かぬものかは」という歌を思い出す。この歌の意味は、「今美しく咲いている桜を、明日も見ることができるだろうと安心していると、夜半に強い風が吹いて散ってしまうかもしれない」ということである。今、咲き誇っている桜も今晩嵐にあって散ってしまうかもしれないので、今すぐ出家の儀式をしてほしいという切なる願いを込めて歌った歌であり、明日どうなるかはわからないという人間の無常観が満ち溢れている。

毎年、お花見の場所を変えているので、東京の名所の多くは足を運んだ。満開時はどこもすごい人混みとなるので、コロナ禍では二の足を踏む。霊園が比較的すいているので、霊園巡りを行なったこともある。今年はどこに行くかまだ決めていないが、先に「しながわ百景」のスポット巡りをしたので、少なくとも、区内の桜の名所は訪れたいと思っている。いくつかの桜の名所が百景にも指定されており、この時期しか鑑賞できないからである。満開まであと10日近くあるので、どこに行くか楽しみながら計画を立ててみたい。

 

「人生の扉」(竹内まりや): https://youtu.be/smDCdceVtIc

 


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