花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
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えびの高原硫黄山が噴火 2018/04/19 (鹿児島)

2018-04-19 21:35:40 | 霧島連山
4月19日(木)15時39分に霧島連山の硫黄山が噴火しました。
1768年以来250年ぶりの噴火とのこと。これまでも火山活動の変動により、警戒レベルが1と2を行き来していましたので、ついに噴火という感じです。

南日本放送 MBC夕方の報道番組 NEWSNOW



ヘリからの中継情報もありました。画面右上の奥は高千穂峰、その下に見えるのは新燃岳です。左手の硫黄山からは白い噴煙が上がっています。

噴煙の高さは300m程度で白色、桜島の噴火を見慣れているので噴火と言われてもピンときません。番組内では霧島市丸尾地区からの中継、霧島市の対応状況についても取り上げられていました。

気象庁の噴火発表から2時間程度、要所を押さえた素早い報道に感心しました。活動激化は心配ですが、全国でこれほど大ニュースになると風評被害の方が大きくなりそうです。

硫黄山の現状と今後について 名大山岡教授の話




噴煙が数箇所から上がっていますが、一番勢いがあるのはこれまでよりも南側の地点からの噴気とのこと。噴煙が白く水蒸気噴火のようですが、活動が激化すれば噴煙高度が上がり色も濃くなるのでしょう。

硫黄山はえびの高原の売店やホテルなどの観光施設からわずか1kmの距離にあります。いきなりの大噴火ではなくケガ人も出ておらず幸いなことでした。草津白根山のような不意打ち噴火であれば風向次第では大きな影響が出た可能性もあります。

鹿児島テレビ KTSでは鹿児島大学の井村准教授(画面右端)が出演




こちらの上空画像では韓国岳が見えています。左手の湖は白紫池のようです。えびの高原に通じる県道は新床展望所で通行止めとなりました。新床展望所は霧島市丸尾地区から新湯交差点、大浪池登山口を過ぎ、さらにえびの高原方向に進んだ道路左側が広くなっている場所です。

景勝地の霧島連山は一年を通じて人気がありますが、ミヤマキリシマが咲く5月から6月にかけては多くの観光客でにぎわいます。硫黄山の噴火は大きなダメージですが、観光も命あっての物種です。

新床展望所からは周囲の立木や山に隠れて硫黄山そのものは見えません。雨や霧で火山活動が確認できない状況では何も見えないだけでなく不安が先行します。新燃岳の噴火警戒も続いているので無理に近づかない方が無難です。

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