花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
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梅雨空の吹上浜でキス釣り 2014/06/07 (鹿児島)

2014-06-08 17:15:55 | 吹上浜
6月2日に梅雨入りして曇り空が多くなっています。晴れ間も広がる時間帯もあり、鹿児島市街地周辺では今のところ大雨は降っていません。

吹上浜は雨で少し濁っていますが、先月まで多かった海藻が減少しています。砂浜には釣り人の姿を見かけるようになりました。

6月4日 朝の様子 沖に見えるのは久多島(ふたしまどん)


雲が多く次第に南西風が強くなりました


6月4日の釣果


吹上浜は西に開けているため南西から北西の風による影響を強く受けます。朝方は風がなく穏やかで11時過ぎから釣りに出ました。昼前から風が強まり12時45分頃に切り上げました。

今年2回目のキス釣は、小魚が大半でしたが幾分か型が良くなっていました。おそらく40匹ほどでしょう。この後、魚捌きにかなり手間取りました。キビナゴほどの小さいものも1匹で手間は変わらないので、半年振りに包丁捌きの勘を取り戻しました。

6月6日の様子


釣餌が残っていたので再び出かけましたが、この日は天気が回復して北西風が少し強くなりました。沖合いにはウサギが飛ぶような小さな白波があちこちに出てきたので、釣りはあきらめました。畑作業の後で南側へ砂浜を歩きました。

天神ヶ尾キャンプ村跡 海側から見たもの


キャンプ村跡の北側のコンクリート護岸


砂浜の北側風景


日置市の旧日吉町日置には「天神ヶ尾」(てんじんがお)キャンプ村がありました。7月中旬から8月までの期間限定キャンプ場です。町役場から管理委託を受けた個人が村長さんとなり、国有林を借りてキャンプ場を経営していました。プールのない頃で小学校から出かけて水泳の授業と言うよりは水遊びをしていました。

夏のキャンプ村は鹿児島市内からのお客さんが主でテントを設営宿泊し、砂浜で泳ぎ遊びました。簡易水道とシャワーが設置され、売店は2軒だけ。管理事務所の屋根に設置された大きなスピーカーから民放ラジオ放送が流れるだけの素朴なキャンプ場でした。経済成長に伴い車社会になりレジャーが高度化して次第に利用者が減少、町村合併後に廃止されました。

一帯は防風林としての大切な役目があり今も松林が広がっています。砂浜を除いてキャンプ村の面影は殆どありません。北側の砂丘は波による侵食が進みコンクリート護岸が設置され、砂浜の幅は昔と比べて半分以下になっています。

天神ヶ尾の松林では5月頃は各集落が自治会の小運動会を開催し、白砂青松の中でレジャー(鹿児島語では「おでばい」と呼んでいました。)を楽しんでいました。夏休み中には松の木の間にスクリーンを張って映画が上映されたこともあります。秋には村相撲大会があり地元の小中学生だけでなく鹿児島市内の高校相撲部なども参加して、露店も並んで賑わいました。

まだ家庭にプロパンガスが普及しない昭和30年代には松葉が燃料として重宝されていました。油気があり燃えやすいので焚き付けに便利でした。松林に「あえかき」と言う落葉掻きに行く家庭が多かったと記憶しています。松の根元周辺には松露と言うキノコも生えていました。

6月7日 朝の様子 手前は海亀産卵箇所


フグも多かった 画像の上側


6月7日の釣果


6月7日は前日よりも弱かったものの昼前には北西風が出てきました。日中は海風の影響も加わり波立ってきます。10時前から約2時間で釣果は46匹でした。

今年の梅雨は早々と大雨になった地域もあり天候異変を感じます。例年梅雨の後半は太平洋高気圧が強くなり、吹上浜では南西からのうねりが入り釣ができなくなります。今年は海藻の影響でキス網が全く操業しておらず、釣人にはありがたい状態です。

実が熟した浜芹


手前はテリハノイバラ 後ろはウチワサボテン


アメリカネナシカズラ カズラ状の寄生植物


浜に流れ出した砂模様


砂山の植物は猛暑を前に花を咲かせ、実をつけています。近くの下水路から流れ出す水が浜に砂模様を描いています。砂交じりの水が流れた様子で雨量の多少が想像できます。

この後梅雨明けまでに何度か大雨が降るのでしょうか、台風は来るのか、昨年のような中国ゴミの大量漂着は免れるのか、気がかりもありますがキス釣を楽しめることに感謝、感謝です。

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