花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
(季節の花、吹上浜、桜島、霧島など)

伊佐市 山野線跡地の氷柱 2018/02/07 (鹿児島)

2018-02-08 22:22:29 | 自然観察
2月7日(水)は紫尾山の千尋滝を見た後、伊佐市(旧大口市)布計(ふけ)地区に立ち寄りました。真冬の話題になる線路跡の氷柱撮影が目的です。

北側から見る堂原トンネル跡 15時33分 右側は県道421号


国道328号を南に少し走りさつま町平川で左折、広域農道を東側へ伊佐市・さつま町境方向へ走りました。片側一車線で途中に点滅信号が5か所程度。通行車両は殆どなく快走し国道267号との交差点を左折、ほどなく道は下り坂になり伊佐市街地中心を目指します。

伊佐市中心部で国道268号へ左折、2kmほど走り「しまむら」の先で右折して県道421号を山野方向へ進みました。対向車は殆どありませんでしたが、布計地区までは離合しにくい区間もあるので運転に注意が必要です。「しまむら」から布計地区までは13kmほどでした。

今地図で確認するとは国道268号をさらに3kmほど直進後、山野小学校側へ入る方が良さそうです。県道421号は両側に民家が立ち並び道幅が狭いです。

県道横には山野川の清流 15時34分


トンネルの上に太陽が見えますが、次第に光が弱くなり右の山に隠れました。氷柱のある林の中に直射日光は入って来ませんでしたが、晴れていたので林の中は明るめでした。

日の当たらない路面は所によって短区間積雪していましたが、普通タイヤでも運転に支障はありませんでした。

道路のすぐ横(東側)林の中だった 16時34分


氷柱撮影を終え車に戻ったシニアカップルに出会ったことで幸いにも現地がすぐに判りました。今年3回目の撮影、撮影適期は1月中とのことでした。この横断幕付近が線路跡です。氷柱ができるのは道路から10m程度中に入った山の斜面でした。画像は見た目よりも明るく補正しています。

後から積雪路面に融雪剤散布に来た近所の人も、先月は大きな氷柱だったと話していました。ここは道路幅が広く十分な駐車余地があります。

氷柱はだいぶ溶けていた


氷柱ができている場所は北側と南側の2か所ありました。氷柱ができていた斜面は幅15m、高さ5mほどでしょうか。山からしみ出す水が岩を伝ううちに氷結するのでしょう。気温が低い時期や冷え込んだ日には氷柱が成長するものと思われます。

北側の部分


中ほどには地面とつながる氷柱がありましたが、絶え間なく落ちる水音がしていました。

南側の部分


こちらは水滴が少しずつ落ちる程度でした。林の間を抜けて日が差し込むことはありませんでした。

南側の部分を下から写す


氷柱のできる場所は予想したよりも狭い範囲で、カメラマンが押し寄せると思い通りに撮影できないことでしょう。5名もいると混雑するかもしれません。

霧島山中には大規模な氷柱ができる場所がありますが、だいぶ歩く山奥で立入が危険な場所と聞いています。ここは道路沿いで気軽に撮影できますので、関心のある方は一度訪れてみても良いでしょう。

氷柱が溶けていたせいもありますが、被写体的には面白いものの万人向きではありません。過度な期待を持たない方が良いと思います。

県道を北に進むと分岐点


直進は人吉、左は水俣方向に分かれていました。夕暮れが迫っていたので県境までは行かずにここで引き返しました。

布計小学校跡地 16時51分


南天の赤い実


小学校跡地を夕日が照らし、目に飛び込んできたのは赤い南天の実でした。今夜も冷えそうです。7日の大口は最低気温マイナス4.5度、最高気温4.5度でした。

17時前に帰途につき、同じ経路を伊佐市中心部に走ると東側に冠雪した韓国岳が見えていました。県道53号、55号、40号を走り、伊佐~横川~溝辺~蒲生~吉田経由、およそ2時間で帰宅できました。

紫尾山の雪道を歩き、熊本県境に近い布計地区まで行き走行距離は189kmでした。天候が回復し、気になっていた山野線跡地の氷柱を撮影できて感謝の一日でした。来期は氷柱が大きい時期に行ってみたいものです。
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雪の紫尾山 千尋滝を遠望 2018/02/07 (鹿児島)

2018-02-08 17:28:35 | 自然観察
今季は寒い日が続いています。
鹿児島市郊外の我が家では2月4日(日)から7日(水)まで毎朝屋根に雪が積もっていました。道路がわずかに白くなる程度の雪で日中は解けて、夜に積もる繰り返しでした。

2月7日12時の天気図 気象庁ホームページから引用


北陸地方の大雪は続いていますが九州南部では冬型が緩んできました。
紫尾山の千尋滝に氷柱ができているとのテレビ報道があり行ってみました。
紫尾山方面に行く最短コースの国道328号は入来峠がチェーン規制のため、吉田~蒲生~祁答院~宮之城方面へと走りました。

国道328号 紫尾峠もチェーン規制表示 11時4分


天候が回復し昼には規制が解除されました。紫尾山登山口方面へはここで左折します。紫尾山に近い観測地点「さつま柏原」では7日の最低気温はマイナス3.8度、最高気温は5.3度でした。

雲に隠れて山頂が見えない紫尾山 11時9分


登尾林道は積雪のため歩く 11時30分


轍があるため少し上がってみましたが、すぐに勾配が急になり道幅も狭く危険なため断念。軽トラックが止まっていた場所まで引き返し千尋滝までの1.8kmを歩くことにしました。

一の滝 11時52分


水量は秋頃の10分の1ほどでしょうか。雪に覆われて墨絵のような風景になっていました。次第に雪が深くなってきましたが日差しがあるため車の轍を歩きました。途中で追い抜いて行った車がバックで引き返してきました。

森林学習舎前の案内板


雪景色を撮影しながら汗が出ない程度に林道を登ること45分ほど、森林学習舎にたどり着きました。これから先は車が通っておらず完全な雪道でした。深さ20センチ以上でしょうか運動靴が完全に隠れました。

ここで会った男性は先ほどの軽トラックの持ち主でした。建物前に足跡が少なく、ちょうどここで私が追い付いた感じでした。

千尋滝が上に見える 12時14分


駐車場先の小さな渓流




水音はすぐ近くの渓流の音でした。ここにも小さな氷柱がありました。水音が近いことで千尋滝もすぐ近くだと勘違いをしていましたが、滝の下まではさらに登山道を20分ほど登るとのこと。

千尋滝を遠望 12時26分




滝の上部 一部に氷柱が伸びている


滝の下をズームアップ 下は登山路に架かる橋


雪が深いので滝の近くまで行くのはあきらめて望遠レンズでの撮影です。長時間歩くため三脚代わりに持参した一脚を建物の丸い柱に押し当てて撮影しました。持ってきたパンで軽い昼食を済ませました。

近くの枝に飛んできた野鳥 柿の木のようです 12時56分


駐車場と右奥は森林学習舎 13時34分


紫尾山登山道は山ヒルに要注意とのこと。真冬は山ヒルの心配はないでしょうが、雪が深い日は登山靴がないと千尋滝までは行けないことが判りました。前回は積雪がわずかで紫尾山西側の堀切峠側から山頂近くまで普通タイヤで行けました。

東側の登尾林道は勾配が急で道も狭く少しの雪でも普通タイヤ走行は危険だと判りました。千尋滝の氷柱撮影は雪のない気温の低い日が良さそうです。やはり三脚がないと望遠レンズではしっかり撮影できません。

青空が広がり雪が解け始めた13時35分頃から下山しました。すでに日が回り日陰になった個所では轍の雪が凍っていました。14時9分車に戻り、残して置いたパンを食べ次の目的地である伊佐市に向かいました。
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