花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
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唐芋が豊作 竹藪開墾に着手 2016/10/25 (鹿児島)

2016-10-25 22:02:33 | 野菜作り
南国鹿児島も急に秋めいてきました。
朝は半袖では肌寒いものの、日差しの強い日は気温が25度以上になります。

秋ナスはもう少し残す予定 (以下の画像は全て10月25日に撮影)


奥の苦瓜(ゴーヤ)は8月の猛暑で枯れました。棚の上まで唐芋の蔓が広がっていたので片付けました。キュウリは好調でしたが7月末には枯れ、その後種蒔きしたキュウリも猛暑と日照りで育ちませんでした。ナスは猛暑を乗り切って今も実が成長しています。

畦道横の竹藪


安納芋などを収穫


畦道横に残る竹藪を開墾するため、すぐ横の安納芋を1列収穫しました。
耕作放置で竹藪になっていた野菜園を数年がかりで開墾しています。南側の一部に風除けのため竹を残したものの茂りすぎ、風除け効果よりも日照不足の影響が大きいので取り除くことにしました。

暑い日差しの下では山鍬をふるい、スコップで土を掘り進む作業は大汗が出て殆ど不可能です。少し秋風が吹いたので今日は試験的に一部着手しましたが、疲れました。両手に力を込めて山鍬を頭上から振り下ろすため、背中や首筋など普段使わない筋肉にも負担がかかります。

畝の外に付いた芋


安納芋 一部は大き過ぎ


唐芋(さつまいも)は5月から6月にかけて雨が適当に降り、苗の活着が良好でした。8月まで台風の来襲がなく、「日照りに不作なし」とはよく言ったものです。
ただし、植付時から雨が殆ど降らず干ばつならば苗が活着せず不作になります。

肥料も効いて蔓の成長が著しく、畝を外れた位置にも芋が付いていました。大きくなり過ぎた芋は焼き芋には適さず、細かく刻むにも包丁が通りにくく厄介です。

古い記憶 昔のサツマイモ収穫(からいも取い)

昭和30年代の子供たちのおやつは、いつでも煮た芋でした。品種も現在のような糖度の高い青果用甘藷ではなく、農林〇〇号のようなデンプン原料、焼酎原料でした。

卵サイズ以上の芋を目の粗い麻袋に45キロ入れて焼酎原料用に出荷していました。袋の破けた穴は唐芋の蔓でふさぎ、口を荒縄で縛り、袋毎に出荷票を細い針金で括り付け道路際まで担ぎ出します。俵状に3段程度まで積み、出荷札を挟んだ竹の棒を差して置きました。歩行式の耕運機さえなく、専業農家では牛馬に荷車を引かせていた時代です。

どのように竿秤(さおばかり)を使っていたのか思い出すのに時間がかかりました。

竿秤の吊り輪に頑丈な棒を差し、秤下の鈎に唐芋袋を吊り下げ二人で担ぎ上げます。
次に竿に分銅を掛け、12貫目(45キロ)の位置に分銅を固定、棒がまっすぐになるよう唐芋を取り出したり、足したり。一人で行うには大変手間がかかり、腰の悪い人には危険な作業でした。当時竿秤は数が少なく集落内で持ち回り共用していました。

重くて作業が大変なので、その後40キロに緩和されました。一人でも作業できる家庭用体重計などを活用するようになり、竿秤は使われなくなりました。当時40キロ一袋で600円から800円程度だったと記憶しています。高度成長期直前でしたが、それでも1キロ20円とは安いものでした。

唐芋は米と並んで大切な食糧でしたが、焼き芋や天ぷらなどはまれなこと。殆どは安上がりで手っ取り早く、鍋や釜で煮ていました。

羽釜の中で冷めてしまった芋は美味しくないものの、子供たちのお腹を満たしてくれましたが・・・・・・いつも煮た芋ばっかり・・・・唐芋はウンザリ、今でも食べたくないという人がいます。

きょうは安納芋を1列(5m)、黄金千貫(白い芋)、なると金時を5株程度ずつ収穫。
畝の延長8m程度で、約30キロ。今日の収穫面積は全体の1割程度。いっぺんには保管する場所もなく、食べきれないので12月から1月頃までかけて順次収穫する予定です。

花盛りの金木犀


完全な砂地に根を伸ばし大きく成長、今年も甘い香りを振りまいています。昔庭先に植えていたものの生き残りなのか、その後買い求めたものか記憶があいまいです。

花が少なくなったサキシマフヨウ


自然に発芽して2年目ほどで木の高さは1.5m程度。木漏れ日が花びらに当たりきれいでした。今のうちにどこかに移植しないと大きくなりすぎたら大変です。

21日(金)から23日(日)まで雨模様。
100ミリ程度降ったようですが、吹上浜は波静かで殆ど濁りはなく海中のゴミもありません。浜辺を南に歩く釣り人に聞くと、型は小さいもののコンスタントにキスが釣れたそうです。畑作業は続きますがキス釣りシーズンは最終ステージ。午後には少し南西風が出てきた浜が気になります。
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