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花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
(季節の花、吹上浜、桜島、霧島など)

新春三社参り 2014/01/02 鵜戸神宮

2014-01-04 14:47:29 | 日記
三社参りの最後は宮崎市南隣の日南市にある鵜戸(うど)神宮です。青島神社と同様に海沿いに位置し、本殿は岩窟内に建てられている珍しい神社です。
団体バスは専用駐車場までスムーズに行きましたが、一般車両は長い列を作って渋滞していました。

本殿は鵜戸岬先端部の岩窟にあるためトンネルを抜けて坂道を15分ほど上り下りします。足元に注意が必要な場所です。概観図の左側から参道を上がり右側の岬へ向かいます。

さすが南国、参道沿いにはバナナが実っていました。

トンネルができる前は山道を上っていました。

トンネルを抜けて坂道を下れば左手に神社の建物が見えてきます。

竜宮城を思わせるような門です。

御祭神は「うがやふきあえずのみこと」、神武天皇の御父君です。由緒について鵜戸神宮ホームページには次のように書かれています。
山幸彦(彦火火出見尊)が、兄(海幸彦)の釣り針を探しに海宮(龍宮)に赴かれ、海神のむすめ豊玉姫命と深い契りを結ばれた。山幸彦が海宮から帰られた後、身重になられていた豊玉姫命は「天孫の御子を海原で生むことは出来ない」とこの鵜戸の地に参られた。霊窟に急いで産殿を造られていたが、鵜の羽で屋根を葺終わらないうちに御子(御祭神)はご誕生になった。故に、御名を「ひこなぎさたけうがやふきあえずのみこと」と申し上げる。(引用終わり)

左下の岩窟内に本殿があり、参拝者は階段を下りて行く珍しいタイプの神社です。

広さ300坪ほどの岩窟内に社殿、縁起物取扱所があります。社殿裏手には「お乳岩」があります。豊玉姫が乳房をひききり岩にくっつけていかれたとされる伝説の岩です。







本殿前の海岸にある「霊石亀石」の穴の中に運玉を投げ入れ、見事入ると願いが叶うといわれています。男性は左手で女性は右手で投げます。昔は小さな皿を投げていましたが今は粘土で作られた玉を投げます。



幸運な玉は縁起物として販売され、うまくリサイクルされていると感心させられました。





マイカーで訪れると大鳥居からの道は近いのですが、木陰がないので夏場には大汗をかきそうです。この日は快晴に恵まれたこともありバスへ戻る坂道では汗が出ました。普段行くことのない宮崎の三社参りができて幸先の良い年明けでした。バスの運転手さん、ガイドさんに感謝しながら丸一日のバス旅行を終え家路につきました。
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新春三社参り 2014/01/02 青島神社

2014-01-04 11:20:01 | 日記
三社参りの2番目は宮崎市南部にある青島神社です。ビロウ樹が生い茂り、奇岩「鬼の洗濯岩」が取り囲む周囲1.5kmほどの小さな島にあります。
駐車場から青島神社まではゆっくり歩いて10分ほどですが、この日は参拝者が多く鳥居辺りから列ができていました。





鬼の洗濯岩は、まるで石を敷き並べたような不思議な風景です。硬さの異なる地層が交互に重なり海面に露出しています。傾いた地層は柔らかい部分の浸食が進み洗濯板のようになっています。手前の砂は大き目の石粒や貝殻、サンゴの破片などでした。



神社の由緒について青島神社ホームページには次のように書かれています。
青島神社は彦火火出見命(山幸彦)が海積宮からご還幸された御宮居の跡といたしまして「彦火火出見命・豊玉姫命・塩筒大神」の三神をおまつりいたしております。
 奉祀の年代は、明らかではございませんが平安朝の国司巡視記「日向土産」の中に「嵯峨天皇の御宇奉崇青島大明神」と記されてあって(約千二百年前)、文亀(室町時代・約五百年前)以降は、藩主伊東家の崇敬厚く、社殿の改築、境内の保全に力を尽くし、明治以後は御祭神の御威霊を仰ぎ熱帯植物繁茂する国内絶無の霊域をたずねる人々いよいよ多く、縁結・安産・航海・交通安全の神として、御神威は益々輝き今日に至っている。(引用終わり)



鳥居をくぐると列ができていて一向に前に進みません。神社から戻ってくる人は少しずつということは、かなりの時間がかかるということ。バスの時間があり社殿まで行くことはあきらめて様子だけを写してきました。







団体行動なので自分の都合だけで迷惑をかけることはできません。参拝や周辺散策は次回の楽しみに残しておくことにして急ぎ足でバスまで戻りました。参拝後にはお土産を買うための時間もかかり出発時刻は20分遅れとなりました。





参道のお店で人気があったのがこのトルネードポテト。ポテトを薄く切り螺旋形に延ばして串に刺したフライドポテトのようで若者たちが列を作っていました。アイデアが面白いですね。
有名キャラの雑貨店もあり観光地らしさを漂わせていました。青島地区を訪れる観光客は減少傾向のようですが、さすがにお正月でお土産店も賑わっていました。
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