龍の尾亭<survivalではなくlive>版

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福島第一原発視察(その3)

2016年04月25日 22時20分13秒 | 大震災の中で
富岡、大熊とバスで国道6号線を北上していくと、東電の広報センター(エネルギー館という名前だったか)や、十勝ラーメン(これは当時のまま)、TOMTOM(地元のショッピングセンター)など
、かつて訪れたことのある建物に再会した。複雑な気持ちになる。

帰還できないところは、道路以外は封鎖されているので、入り口にはこのような柵が立てられている。(どれも写真はクリックすると拡大表示できます)


当時に、除染した汚染土の置き場も目立ってくる。


途中こんな看板も。ここからは徒歩や二輪車では入れない。


6号線を走っていると二カ所に線量表示の箇所があった。

富岡町では2.9μS/h(バスの中は0.9μS/h)
大熊町では3.4μS/h(バスの中は1.1μs/h)

ちなみに、第一原子力発電所に向かって右折していく6号線の交差点では5.4μs/hぐらいあるようだ、とのアナウンス。そこから先の発電所に向かう道路には、8μs/hぐらいになるホットスポットもあるという。

ところが、第一原子力発電所の構内は、線量がコントロールされている。所内の放射線モニタは
0.9μs/hを表示していた。



構内に入ると、作業員の人は普通の作業衣で、マスクもなく歩いている。初めて視察してこんなことも言うのもなんだが、廃炉に向けて作業環境は劇的に改善されているといっていいだろう。
帰ってきてから視察の様子を知人に話すと、「あの白い服を着たの?」とか「前面防護マスクをしたんだ」とか聞かれるから、みんなもそんなイメージなのだろう。

実際は、本当にコントロールされている(もちろんあくまで人が動いて働くところは、ということであって、放射能自体がどこかに消えたのではなく、放射線量が低く抑えられた環境になったということです)。

斜面はこのようにモルタルで覆われている。



また、切り倒された立木はこのように積まれている。



放射性廃棄物は、コンクリートの箱に詰められて野積み。




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