9月にベンツC クラスの2.0Lディーゼル車(ディーラー登録の3,000km走行距離の試乗車)を500万円で購入した。
AMGライン、本革オプション(オーディオオプションも付いて来る)、諸安全装置付(つまりサンルーフ以外はフル装備づぽいです)。
前車のレヴォーグは家族が下取り分190万円の-40万円(つまり150万円)で引き取ってくれたので、家にあったクルマ二台も一緒に下取りしてそれが、-70万円。実質は280万円の支払いで済んだ。
良い買い物をしました。
で、7,000キロ乗っての感想です。
1,音は全く気にならない。
確かに、始動時エンジンが冷えていると、室内にいてもそれなりに遠くからコロコロと言ったディーゼル音は聞こえてくる。外にいるとカラカラというあの音だ。
だが、暖まってくる、もしくは走りだすともはやディーゼルであることには気付けない。その程度の音だ。
M654(排気量1.9リッター、馬力190PS,最大トルク400N)搭載のディーゼルは、本当に良くなったと思う。
中古で検討している人には、音は心配ないですよ、ととりあえず言っておきたい。無論個人差はありますからぜひ、暖機後の音を確認されることをお勧めします。
だが、暖まってくる、もしくは走りだすともはやディーゼルであることには気付けない。その程度の音だ。
M654(排気量1.9リッター、馬力190PS,最大トルク400N)搭載のディーゼルは、本当に良くなったと思う。
中古で検討している人には、音は心配ないですよ、ととりあえず言っておきたい。無論個人差はありますからぜひ、暖機後の音を確認されることをお勧めします。
2,燃費は満タン計測で17km/l超え!
燃費は7,000キロを走って満タン計測で17.2km/l。前車のレヴォーグ1.6Lターボが11.7km/lだったから、軽油であることを考えると燃料費は2/3以下。年間3 万km走る私の場合、12万円ぐらい浮く勘定になる。修理無償オプションの有効期間は5年間だから、その後はベンツの修理や車検がかさむとしても、合理的選択ではあると思う。
3,エアサスの快適さは手放せない
AMGオプションに付いて来るエアサス、本当に快適です。
角の取れた快適な乗り心地を求めるならエアサスはお勧めです。ただし、普通のサスペンションに比して故障しやすいと思うし、故障したときの修理費用はバカ高くなることは間違いありません。5年間保証(有料ですが)が使えなければちょっと迷ったところです。でも、せっかくだからとついているモノを選んで正解でした。
スポーツ+
スポーツ
コンフォート
エコ、と四つの選択肢があり、そのほかに自分でエンジンやサスの状態を選択できる
インテディビジュアル
というモードもあります。
ただ、エアサスはコンフォートを選ぶ必要がなければ、バネでもいいんじゃないですかね。私は将来の修理リスクを背負っても選ぶ価値はあったと思っていますが。壊れなければメッケもの、ということで。
4,インフォテインメントもSMSが便利!
液晶画面でクルマの設定や音楽、メール、電話などが一括管理できるシステムは、慣れるととても便利!
特にSMSの送受信、作成&読み上げが出来るのは便利です。
クルマでも電話ではなくメールの送受信はしたいことがあるもの。、というか今は生活必需品です。
普通のメールやLINEには対応していないモノの、SMSの送受信ができるこのシステムは本当に便利です。電話番号がわかっていれば誰にでも要件が通じますから、もはや欠かせません。
できればLINEとGooglemailにも対応してほしいところだけれど、、面倒なことができると危険も増すからこの程度がいいのですかね。
5,内外装について。
1800mmの全幅は、今となってはむしろ相対的にコンパクト。FRということもあって今まで乗った車の中でも最小半径5.2mは小回りが利く方です。レヴォーグより駐車に気を使わない、という程度ですかね。走っていてはほぼ同じ感じです。フロントグリルのベンツマークの大きさには閉口しますが、まあ、仕方がないのでしょう(ブランドで乗る方もいるのでしょうから)。デザインはマツダ6やSレヴォーグの方が好みです。これは個人的な感覚ですからね。まあ、落ち着いてはいると思いますが。
内装は黒の木目(調ではない(笑))に好感がもてます(AMGラインのみ)。シートの電動アレンジメントも納得行くまで調整した結果、初めて長距離運転での腰痛から解放されました。ただし、丁寧に自らフィードバックしながら試してみての結果です。2,000記録以降ぐらいですかね、フィットする感じがつかめたのは。オーナーなら心配なく調整できると思います。
6,エンジンフィールも良好。
音は1,で触れましたが、吹け上がりが極めてスムーズで、かつてトルクフルなクルマにありがちだったアクセルオフ時の違和感(ブレーキング感)は皆無です。
マツダ6のディーゼルエンジンは、静粛性ではC220dよりずっと上だと思いますが、アクセルワークに気を使います。
この差は、マツダ6が6速ATなのに対し、このC220dは9速ATだ、という点も大きいのではないかと思います。とにかくアクセルワークに大して滑らかにクルマが応対してくれる感じがあります。
トルクもたっぷりなので、100km/hまでの加速は、床まで踏み込むと、還暦人にはちょっと速すぎるぐらいです。
高速巡航でも、120km/h~140km/hぐらいまでの加速は十二分(らしい)です、あくまでも噂ですが(笑)
車体の安定感も高速では抜群です。
その場合はコンフォートよりスポーツかスポーツ+の方がいいかもしれません。
不足なし、です。
ここから先の絶対的な高回転と馬力を求める人にはお勧め出来ません。マツダ6のディーゼルエンジンの高速走行にちょっと不満だった人は、比較してみると良いと思います。
(友人の乗っている)スカイライン3.5lやレヴォーグ2.0lターボが好きな世界観の人も選ばない方がいいでしょう。
普通に運転している限り、高速でもディーゼルエンジンを意識することはありません。むしろ高速道路では!レヴォーグ1.6ターボなどの方が、回転を上げなければならないので「こうるさい」感じがします。ディーゼルは回転数が低くいので、高速巡航の乗り味はむしろ静かでどっしりと落ち着いていて、好感がもてます。
7,LEDの細やかなヘットライト制御に感動
このヘットライトはとてもすばらしい!オートにしておけば先行車も対向車も
自動で判断し、適切②照射範囲を制御してくれる。さらに、左側の歩道部分もかなり明るく照らしてくれるので、、左側からの飛び出しには予防効果抜群かと。
ほかのクルマにもこれは推奨しておきたい。
8,気になった点
①ダッシュボードから細かい振動音
(直してもらいましたが、時々ふと戻る。)
②インフォテインメントシステムのハングアップ
(高速走行中一度だけ。スイッチ長押しで対応可能)
③始動直後、低速でアクセルオンオフをするとギアが上にいかず下のギアのまま回転が上がることあり。
(たまに。一瞬の後気づいてシフトアップするので挙動自体に不安はないが)
④自動追従による停止のブレーキは少し車間が狭く、最後まで強く踏む傾向あり(レヴォーグのツーリングアシストに比して!ことだが)。
⑤ナビの提示する経路は結構不満
(前車まで使っていたパイオニアに比して)
①は
クルマが静かなので音が目立ちます。
今時のクルマ(とくにこの手のベンツ)は「オール電化生活」なので、結束もされずにコード類が裏を張っており、それがモノを制御しているので取り回しが難しいとの説明。まあソウダヨネ。インパネがびびるとかいうレベルではない微細振動音でした。今は落ち着いています。
②は結構びっくり。ナビも動かなくなりますから痺れます。「スイッチ長押し」を知っていればPCよりは立ち上がりが数秒と早い(おそらくHDDではなくメモリなので)ので、大丈夫ですが。
③はほぼお利口にシフトアップしてくれるので裸時たま、が気になるという程度。問題はないでしよう。
④
フィーリングの問題。しかし、これははっきり言ってSUBARUの方が優れていると思う。ベンツはベンツが運転しているのに対し、SUBARUはあくまで違和感を抱かせないように自然に支援。
どちらが真に「執事的」なのかは議論のあるところだと思うが、この追従モードでの停止までのブレーキフィールについてSUBARUに軍配を上げておきたい。
両方十二分に駆使しての感想です。
⑤は純正品の宿命かもしませんね。総合的統合的に制御する以上、仕方がない(マツダコネクトもそう)けれど、ナビはガンバッテホシイところです。
以上思いつくままに書きました。
ちなみに前期型総決算モード?のローレウスエディションでは、360度のクルマ周辺モニター表示がついているとか。ほしかったなあ(笑)センサーがピーピー言ってくれるのですが、正直こちらの車両感覚以下なので、あまり役には立たないような……(笑)
(終わり)