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歳(終末期後期高齢者)のジジイの53

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「伊藤氏寄稿文」編 ブータン最新情報1

2008年02月22日 08時45分54秒 | 伊藤氏寄稿文

 高校の社会科の授業ではGNP(国民総生産)と言う言葉を習った。 GNP:gross national production 最近はGNPは使われずGDPが経済指標に使われる。 このGDP:gross domestic production の方がもっと適切らしい。 GNH:gross national happiness これは国民総幸福量と訳すらしい。

 これは南アジアの小国ブータンがそして国連が提唱するあたらしい指標。 これをみると日本を始め東アジアの国々中国とか韓国はのきなみものすごく低い。ストレス溜まるしね。それに東アジアの人は楽観主義よりちょっと悲観主義を好むようだしそのほうがインテリに見えるからね。

 東アジアでも日本はダントツで悲観主義だと思う。まっ、毎日の新聞とニュース、週刊誌を読んでいればその気持ちもわからないでもないけど、、。

 ブータンは今年から君主制から立憲君主制に移行する予定。 06年にもう60過ぎている当時のオオサマの4世が退位していまのオオサマの5世に王位を譲った。前代の4世はなかなかの開明君主でいろいろな改革をオオサマ主導で行ってきた。08年からの民主化も4世がレールをひいてきた。 でも近隣国のネパールの状況を見れば民主化は早いほうがいいというのもうなずけるけどね。 そのオオサマが提唱しているのが国民総幸福量のGNH。 あまり国際的な地位の向上とか経済発展とかにこだわらずに国民の幸福感の向上に努めましょうと、、。

 ブータンは人口がなんとたったの92万人(東京と人口の10分の1以下)で首都のティンプーも伊豆あたりの小さな温泉町といった感じで国全体が自分が生まれる前のテレビかなんかで観た日本の昔の田舎って感じ。 とてもよかったです。 こんどはプライベートで行きたいと思っています。 みんな幸福なんだろうなーと思っていた矢先に気づいたこと。 ケータイがものすごく普及していてみんなノキアのけっこういいケータイ使っています。もちろんケータイでネットもできる。 ケータイが普及してから離婚も普及したらしい。 なぜならケータイの人気サイトは出会い系だから。 ガイドで友達のツェリンさんも離婚の危機、、、彼の場合は仕事が忙しすぎるのとちょっとした浮気がばれたから、、、、。

 インターネットやケータイが普及する前は半鎖国状態だったブータンにも国際化の波が押し寄せ、大人は外国文化の流入によってブータンの良さが失われると危惧している。 子供(ティーン)はインターネットで外国の情報がたくさん入ってきて自分達のアメリカのキッズみたいになりたいと思っている。 ティンプーで行ったクラブでタイガーネスト(虎の巣 or 虎の穴??)ではhiphop や R&B系の音楽ががんがんにかかり民族衣装のゴやキラを着ている人は誰もいなかった。

  ブータンでは去年まで民族衣装のゴやキラを着るのが提唱され、公務員は民族衣装が義務だった。 08年から全国民が民族衣装の着用を義務付けられるらしい、、、。 ホテルのレセプションのオニーさんとオネーさんは一緒にクラブに行ってビール飲んだときにブータンは退屈だと文句をいっていた。 天国やパラダイスは死なないと行けないものなんだね。多分。

 (管理人から) 写真は首都ティンプーから東のブナカへ向かう途中の風景です。撮影は勿論伊藤さん。


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