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2016-11-12 00:33:31 | イタリア
初めての海外旅行にイタリアを選んだ、ミラノから始まってローマまでの旅
ローマではミケランジェロホテルだった。
朝歩いてヴァチカンの回廊を歩いて、サンタアンジェロ城の橋を渡るの手前まで歩いた
当時のガイドブックには、何も語られていない橋
この橋の石造に魅入られた、いつかじっくり天使象を見ながら渡って、あの城の中に入る

今回もこの城の中まで入ることができなかった、まぁ次回にでも・・・その時はそう思ったが!
事前にヴァチカンへ通じる通路ツアーを申し込もうとか・・・夜景も見たいとか・・



サンタンジェロ城、別名ハドリアヌス廟、
サンタンジェロ橋はベルニーニの設計とか、2体天使象は本人作で、オリジナルはサンタ・アンドレア・デル・フラッテ教会
橋は受難の道を表しているそうな


橋の入口





正面


柱を持つ天使



ムチを持つ天使


いばらの王冠を持つ天使

聖顔布を持つ天使


釘を持つ天使


聖衣を持つ天使


INRIの銘を持つ天使
ナザレのイエス、ユダヤの王


十字架を持つ天使


槍を持つ天使


葦に刺した海綿を持つ天使


サンタンジェロ城の紋


聖ミカエル象 実物のこの巨大さ あまりの大きさにかわいいとは言えんよ



重厚な造り ハドリアヌス皇帝 そもそもあまり興味がなかったのだが、
日本に帰ってきて、上野のトーハクで古代ギリシア展が開催中だった、最終日近くに飛び込んだ

あまりの面白さに驚愕しかけたところ、出口付近に美しい男子石像
アンティノウス象

首から肩のラインが美しい

いったい何もの?
ハドリアヌス皇帝の愛人だった
若くして水死して、ハドリアヌス皇帝はアンティノウスを神格化して、帝国中アンティノウス神殿を造りまくったらしい
ローマ好きとか騒いでるくせに、こんな有名な話を知らんとは!!
たぶんそれは、ハドリアヌス皇帝のあの髭面が・・・皇帝本人はギリシア大好きでギリシヤ風の髭だとか
今回のローマの旅で、ハドリアヌス象の写真を撮っているかと探したら、
ヴァチカン美術館で写っていた!!

左端の石造の人物、半分だけだが・・・

やっぱり有名なのは同じ美術館にあるコレだったのだ!!

あまりに完璧すぎて、分からなかったよ!!



須賀敦子著の「ユルスナールの靴」の中にある「皇帝の後を追って」を読んだ
うひゃ!泣けてくる~ユルスナールの「ハドリアヌスの回想」と例のアントニー・エヴァリエット「ハドリアヌス」を購入
とりあえずエヴァリエットの方を読んでいるが、面白過ぎる~~~

廃墟から遺跡へ モンテラーノ

2016-11-03 20:31:27 | イタリア
Monterano
廃墟と呼ぶには美しく、遺跡と呼ぶにはまだ浅い
そんな風なニアンスで案内されたところ
自然保護地区何もない山の中、現在はハイキングコースなどになっているらしい


この鉄製の門の向こう
アンティカ モンテラーノ
古い モンテラーノ


水道と丘の上に石造りが見える



ガマの草が生えている、水辺の象徴



水道を引いたらしく、でもずっと出っ放し ローマらしい



りっぱな水道 もうすでに壊れているらしい もったいない
柱の間から吹き上げてくる風から、微かな硫黄臭
この辺一帯では硫黄の産地だったらしい、でも当然地震地帯でもあるんだろうな
古代エトルリア人も住んでいたらしい



街への入口 一人づつ通れるぐらいの大きさ



じゃーん!かなり修復されている、アルティエリ城



ベルニーニ作 ライオンの泉
まだ噂の新進気鋭であったころの制作だとか、現在設置されているライオンはレプリカ
もうっちっと出来の良いのを置いてほしかったな!
オリジナルはカナールモンテラーノ市の中にある
かのトレビの泉の原型、岩をダイナミックに流れる情景が浮かぶかしらん!



聖ロッコ教会



そもそも、なんで人が住まなくなったのか?
マラリアとナポレオン軍だそうだ!ナポレオン軍は略奪の限りを尽くしたのだった!
名だたる名画がなぜフランスにあるのか?そういうことらしい。
昔、イタリア絵画がフランスのルーブル美術館にあるのだが、返還されないという文章を読んだのだが、どの本にあったのか忘れてしまっていた。
今回、塩野七生の「イタリア遺聞」を読み返してみたら「国破れて・・・」にヴェネツィア絵画の一覧が記載されていた。ここにあったとは!!
ついでに、あの「インフェルノ」に出てくるサンマルコの馬の話もあり
フランスが、なぜ返還したのかと理由があった「呪われた馬」あると国が滅亡する



裏手を歩いていたら、イチジクの木があった!!日本のイチジクより小ぶりな葉
なんでイチジク?と思っていたら、その理由があった。





裏からの眺めはこんな感じ、見晴らしがとってもよい





石積みと苔がなんともよいバランス



緑が欝蒼とした道



聖ボナヴェントゥラ教会と修道院  ベルニーニ設計
この山奥にこんなにりっぱな建物
アルティエり家は相当の資産を持っていたらしい

ところで、聖ボナヴェントゥラはどんな人?
フランシスコ会の総長でチヴィタ・ディ・バーニョレージョ出身!!!
なんだって!





柱が立派で二階へ上がる螺旋階段がいくつもあり



教会の中にある、いちじくの大木
実が乾燥してコロコロしている



精霊が宿るといわれている



石の上と苔の上に置いてみました!!
ローマで宿泊したホテルのバスジェルが微甘いい香りであったので、
どこの何なのかを調べたら、いちじくの香り、
ホテルオリジナルを作っている企業のものだったのか
修道院の中で小一時間、ガイドさんとしゃべっていたらしい
ローマに行く前に、パワースポットってあるのかなと調べていたら
パンティオンがそうだとあったが、ココもそんな感じなニオイ!!


いつの間にか、馬の一群が来たらしい!!
ベルニーニ設計の噴水に、馬が水を飲みに来ている



上空には、かわいい飛行機が飛んでいる!!
ブラッチャーノ湖の航空博物館からかな??