デンマークの画家 広告の絵を見て一目ぼれ、早く行きたい~
出来れば初日でも行きたかった。
デンマークびいきも驚きの絵画展であった!
後ろ向きで髪をアップして黒服の女性、
部屋は白かグレーで溢れ、今の時代の色。
しかし、実際の絵の前に立つとわずかな光の加減から
壁の陰影、陶磁器の輝き、デーブルの磨きこまれた美しさが、
ひときわ目に入る。
右から見るより左側に立って見るほうが、より輝きが美しいのは、なぜ?
一枚の絵から幾通りのストーリーが想像できるのはなぜ?
ありふれた日常?
たとえば、家の誰かが亡くなって黒服を着ている、
家の家具はだんだん整理されて、
まるでこれからどこかへ引越しするか
もしくは、引っ越してきたばかりか~
題「コインコレクター」という絵は、
全体が黒く、蝋燭がほのかに燈っている、
何気ないが不気味な絵だが
左側に立って見た時の、炎の輝きの変化に驚いた!!
後ろ姿は画家の妻イルダだが、イルダの兄も画家であった。
兄が描いた若いイルダと、
ハンマースホイの描いた若いイルダとその後のイルダ
対比され、画家のすごさが良くわかる。
家の中の光もまったく異なる
ハンマースホイの光はある一定の時間にさす光を見たのかな?
出かけた日、たまたま午前中、家の中の汚れが見に余り、
大掃除をしたのだが、
夏には感じなかった~、
秋は日が低くなって部屋の奥まで日が入るようになり
ほこりが目立つようになったのだった!
近頃ない、とても充実した展覧会であった!