新聞の書評で、「島田雅彦賞」というものが出来たのかと思った!
「島田雅彦 芥川賞落選作全集」河出文庫 より上下巻にて発売とあり、現在は芥川賞審査員とか
確かに文学とは何よと思うこの頃、昔流行った作家の本は古本屋でもめったに見ない。
萩尾望都の表紙でなんだかびっくりだが、一番びっくりなのは、河出文庫というところ
河出文庫といえば、「澁澤龍彦」先生で・・・毒毒毒なわけで。
30年も前なのかと驚き。
昨年「ロココ町」を古本屋で買ったのだが、どうやら自分が売ったものを買った気がしてしょうがない。
島田雅彦せんせいの本は、ストーリーより、イメージ造語が好きだ。
「ロココ町」「優しいサヨク」
「僕は模造人間」めくったら、ゴンブローヴィッチ「フェルディドゥルケ」の文があった。
この本、家にあるが何で買ったんだろうか?
島田せんせいの造った風景、語った言葉
郊外の風景は、どこの国も同じ
たいくつな風景 言葉がない
郊外は国境がなく、郊外はどこの国の郊外に続いている。
島田せんせんのこの言葉は、今でも海外にゆくと思い出す。
あ~グローバリズムよ!やめてケロ!!