うつくしく、泣ける映画。
伝説は強し。
トリスタンの子供時代、うさぎぶら下げて、ちょっと華奢な子供。
う~ん?なんだが見たことある顔だ~。ラブ・アクチュアリに出ていたような気がするが、いったい誰の子供だっけ?!
どうもアバウト・ア・ボウイとダブってしまっている記憶がさだかでない。
イギリスにはこんなイメージどおりの子役がいっぱいいるのがすごい。
アイルランドロケしたらしいが、荒涼とした風景が美しい。
さてさて、憂い顔の騎士、トリスタン。
確かにオーストラリアの俳優かと思ったが、カリフォルニア出身。
脱ぐとミケランジェロが描く裸体のような。
エルフと一味ちがう弓使い。
マーク王とイゾルデを避けて一人やさぐれるシーンは最高。
演技も演出もうまいと思う。
やっぱり髪型のせいか~優男ぶり。
となりの男はマーク王の甥のメロート。
いったいどこのどなたさんでしょうか?
驚きの事実、「モンテクリスト伯」に出演していた。
モンテクリスト伯の実子アルベール役、あのかわい子ちゃんが・・・
つい最近の映画なくせして、いったいどうしたらこうなるのか?
ヘンリー・カヴィル。
このまま、「チェーザレ・ボルジア」でいけそうなんですけど・・・。
マーク王のルーファスは、後半、あんな頭髪にしてしまったのか。
しかし、おいしい役だったマーク王。
岩波文庫の「トリスタン・イズー物語」
神田古本屋街をぶらついていたら見つけた。
物語はいろいろあるが、なんでもできる少年時代のトリスタン。
竜退治もする勇者トリスタン。
遍歴の騎士トリスタン。
最後は、イズーとトリスタンは墓に葬られるが、
トリスタンの墓からイズーの墓へ薔薇が伸びるという。
ワーグナ-の「トリスタンとイゾルデ」
ソプラノとテノールの嵐はすごいのだ。