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廃墟から遺跡へ モンテラーノ

2016-11-03 20:31:27 | イタリア
Monterano
廃墟と呼ぶには美しく、遺跡と呼ぶにはまだ浅い
そんな風なニアンスで案内されたところ
自然保護地区何もない山の中、現在はハイキングコースなどになっているらしい


この鉄製の門の向こう
アンティカ モンテラーノ
古い モンテラーノ


水道と丘の上に石造りが見える



ガマの草が生えている、水辺の象徴



水道を引いたらしく、でもずっと出っ放し ローマらしい



りっぱな水道 もうすでに壊れているらしい もったいない
柱の間から吹き上げてくる風から、微かな硫黄臭
この辺一帯では硫黄の産地だったらしい、でも当然地震地帯でもあるんだろうな
古代エトルリア人も住んでいたらしい



街への入口 一人づつ通れるぐらいの大きさ



じゃーん!かなり修復されている、アルティエリ城



ベルニーニ作 ライオンの泉
まだ噂の新進気鋭であったころの制作だとか、現在設置されているライオンはレプリカ
もうっちっと出来の良いのを置いてほしかったな!
オリジナルはカナールモンテラーノ市の中にある
かのトレビの泉の原型、岩をダイナミックに流れる情景が浮かぶかしらん!



聖ロッコ教会



そもそも、なんで人が住まなくなったのか?
マラリアとナポレオン軍だそうだ!ナポレオン軍は略奪の限りを尽くしたのだった!
名だたる名画がなぜフランスにあるのか?そういうことらしい。
昔、イタリア絵画がフランスのルーブル美術館にあるのだが、返還されないという文章を読んだのだが、どの本にあったのか忘れてしまっていた。
今回、塩野七生の「イタリア遺聞」を読み返してみたら「国破れて・・・」にヴェネツィア絵画の一覧が記載されていた。ここにあったとは!!
ついでに、あの「インフェルノ」に出てくるサンマルコの馬の話もあり
フランスが、なぜ返還したのかと理由があった「呪われた馬」あると国が滅亡する



裏手を歩いていたら、イチジクの木があった!!日本のイチジクより小ぶりな葉
なんでイチジク?と思っていたら、その理由があった。





裏からの眺めはこんな感じ、見晴らしがとってもよい





石積みと苔がなんともよいバランス



緑が欝蒼とした道



聖ボナヴェントゥラ教会と修道院  ベルニーニ設計
この山奥にこんなにりっぱな建物
アルティエり家は相当の資産を持っていたらしい

ところで、聖ボナヴェントゥラはどんな人?
フランシスコ会の総長でチヴィタ・ディ・バーニョレージョ出身!!!
なんだって!





柱が立派で二階へ上がる螺旋階段がいくつもあり



教会の中にある、いちじくの大木
実が乾燥してコロコロしている



精霊が宿るといわれている



石の上と苔の上に置いてみました!!
ローマで宿泊したホテルのバスジェルが微甘いい香りであったので、
どこの何なのかを調べたら、いちじくの香り、
ホテルオリジナルを作っている企業のものだったのか
修道院の中で小一時間、ガイドさんとしゃべっていたらしい
ローマに行く前に、パワースポットってあるのかなと調べていたら
パンティオンがそうだとあったが、ココもそんな感じなニオイ!!


いつの間にか、馬の一群が来たらしい!!
ベルニーニ設計の噴水に、馬が水を飲みに来ている



上空には、かわいい飛行機が飛んでいる!!
ブラッチャーノ湖の航空博物館からかな??