ルキーノ・ヴィスコンティの生誕100年記念
「山猫」「ルートヴィヒ」「イノセント」、「イノセント」の代わりに「ヴェニスに死す」でないのが不思議。
4時からの大宴会を途中抜け出し、ほろ酔い加減でワーグナーのうねるような曲調はさらに眠気を助長したよ~。
昔は「ルートヴィヒ/神々の黄昏」という邦題だった、いつ変わったのかと調べれば、完全版を「ルートヴィヒ」としたとある。
約4時間、確かに記憶にのないシーンが追加されていたが、その記憶も曖昧だった。ルートヴィヒのブルーの軍服が鮮やかであり、こんなにもすっとした感じだったのか。シシがヘレンスキームゼン城、リンダーホーフ城、ノイシュヴァンシュタインン城を巡り「黒のドレス」を引きずるシーンは、圧巻!
ワーグナーの家のクリスマス、コジマの誕生日12月25日に送る曲は、「ジークフリート牧歌」だった。(こんなシーン前にあったっけ??)コジマがシルヴァーナ・マンガーノだったとは。
有名シーンはタンホイザーの「夕星の歌」で白鳥に引かれてた船でやってくる、ローエングリンのなりきり。ワーグナーはヴェネツアに住んでいて、ゴンドラに乗って散歩したとか、住んでいたのはパラッツオ・ジェスティニアーニで、亡くなったのが、
パラッツオ・ヴェンドラミンーカレルジだったとか。
トリスタンとイゾルデの2幕2場の二重唱も印象的。
ローエングリンの逸話のひとつには、パルジファルの子供であるローエングリンというのがあった。ブラバント王の名前がフリードリッヒで、王女がエルザ。
カイザーリン・エリザベス(シシー)もうどうにも手の届かない存在になった美しきいとこ殿という現実、しかし自分は王様なのに~ドロドロ人生模様は美学には似合わんということで、なりきりローエングリンなのか~。
しかし、ロミー・シュナイダーの人生はものすごくシシーと似すぎているといわれるほど劇的で、アラン・ドロンに振られ、その後結婚し、子供は門の事故で死亡し、本人も40代で死亡。
ヘルムート・バーガーはその後数本の映画に出演したが当たらず。
某動画サイトで、Helmut Bergerの出演したTVインタビューが見れた。
やたらはじけていた。