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尼門跡寺院の世界

2009-04-26 21:58:44 | 美術

尼門跡寺院の世界
尼門跡(あまもんぜき)とは初めて聞く、その世界とはいったい?
皇族・公家などの高貴な女性が入寺する寺院ともことだそうで、
5歳くらいで、両親から離れ寺院で暮らし、門跡となる方もいらした。

昔、理由があると、次男は寺へと同じで、
事情によれば、皇女たちは尼門跡寺院へ行くのであったのか。

雛人形や貝合わせ、
カルタ、百人一首など、実に保存状態もよく美しい
上段の間など複製されて展示さていた。
これが女性の文字なのかと、疑いたくなるほどの堂々たる書も見事だった。
円照寺も紹介さて数点展示さていた。

世界初の展示会だとか、日本の文化の奥深さ

阿修羅展

2009-04-12 21:23:59 | 美術
いまふたたびのあしゅら

興福寺の国宝館で見る阿修羅像は、
鉄筋コンクリートの寒々とした、味気ない中
ガラスケースの中にある「阿修羅像」はいやにホコリっぽい。
見て驚くのは、あまりの小ささ。

今回の東京国立博物館の阿修羅像
黒い空間に6本の腕を大きく広げ、空中に浮かんでいるように
実に存在感の大きさに驚く。
うっとりとする。
ずっとそこに佇んでいたい気をさせる。
うっすらと涙をたたえる瞼だそうだ。

照明ひとつ、見せ方しだい。「アシュラ」ショー
乾漆十大弟子立像、乾漆八部衆立像も
等間隔に並べられ、後ろも見れる。
水晶などの碁石のディスプレイにも感激!

JR東海のキャンペーンのCMも懐かしい

もう一度、読み返したい
「百億の昼と千億の夜」

最新刊の帯が古い、中央に阿修羅の絵がついていることに
今、気づいた!


ヴィルヘルム・ハンマースホイ展

2008-10-05 22:10:01 | 美術
デンマークの画家 広告の絵を見て一目ぼれ、早く行きたい~
出来れば初日でも行きたかった。
デンマークびいきも驚きの絵画展であった!

後ろ向きで髪をアップして黒服の女性、
部屋は白かグレーで溢れ、今の時代の色。
しかし、実際の絵の前に立つとわずかな光の加減から
壁の陰影、陶磁器の輝き、デーブルの磨きこまれた美しさが、
ひときわ目に入る。
右から見るより左側に立って見るほうが、より輝きが美しいのは、なぜ?
一枚の絵から幾通りのストーリーが想像できるのはなぜ?
ありふれた日常?

たとえば、家の誰かが亡くなって黒服を着ている、
家の家具はだんだん整理されて、
まるでこれからどこかへ引越しするか
もしくは、引っ越してきたばかりか~

題「コインコレクター」という絵は、
全体が黒く、蝋燭がほのかに燈っている、
何気ないが不気味な絵だが
左側に立って見た時の、炎の輝きの変化に驚いた!!

後ろ姿は画家の妻イルダだが、イルダの兄も画家であった。
兄が描いた若いイルダと、
ハンマースホイの描いた若いイルダとその後のイルダ
対比され、画家のすごさが良くわかる。
家の中の光もまったく異なる

ハンマースホイの光はある一定の時間にさす光を見たのかな?

出かけた日、たまたま午前中、家の中の汚れが見に余り、
大掃除をしたのだが、
夏には感じなかった~、
秋は日が低くなって部屋の奥まで日が入るようになり
ほこりが目立つようになったのだった!


近頃ない、とても充実した展覧会であった!



名画回帰

2006-10-01 22:47:41 | 美術
BEAMSの広告は「アダム創造」

昨年、フランスのカトリック教会から信仰の冒涜と訴えられ撤去されられたジルボーの広告。
ダヴィンチの最後の晩餐がダヴィンチコードの解釈をベースに
男女を相互入れ替えした、美しい写真。


この構図もどこかで見た記憶があるが。



葛飾北斎展

2005-10-30 09:02:35 | 美術
今までわざわざ北斎の絵を見に行くことはなかったが、
今回は500点を展示されている。

こんなにも漫画なのか。
躍動感あふれる構図。
富士山もいいけど、宗理期の夜鷹もねぇ~

90歳の長生きだったが、
96回も引っ越しを重ねたとはうらやましい。
でも約100年前の人なのねぇ~。

縁あってなのか、墓地はよく知っていた。
浅草の警教寺。
この界隈、お寺さんだらけ。

ギュスターヴ・モロー展

2005-08-13 09:21:22 | 美術
「出現」が見たくて行った。
空中に浮いている生首が印象的な絵。

いったい誰の首かと思えば、洗礼者ヨハネで、
相対する女性はサロメであった。
面白いのは、背景の柱や衣装の文様は細かく、
浮き出るように線で描かれている。

今流行のインドっぽい店の服や装飾品と似ている。
ヒラヒラ、ピカピカ、ジャラジャラしている~~。

詩人の琴なども必見だった!(好み~)

「ヘラクレスとレルネのヒュドラ」のヒドラは気持ち悪いというより
直立しているの巨大ヘビの異様さに驚いた。

男?女?
解説がなければいったい誰?
女性的な体の線の神話の英雄たち、うぬぬ~慣れない。

解説によれば、
パリの裕福な家庭で育ち、58歳の時に母親が亡くなるまで、
身辺の一切を母親がしていたそうだ。
しかし、私生活については謎の人物らしい。
アレクサンドリン・ディルという女性
アドリアン・ジルという美術学校の生徒
謎は謎を呼ぶらしい。
蘊蓄語りの教授っぽいかもね~。

フィレンツェ展 芸術都市の誕生

2004-12-06 21:58:51 | 美術
「ジョヴァンニ」見た後、時間が中途半端だったので上野へ。

セクションが絵画、彫刻、建築、金工、織物、医学・科学と置かれていた。

「ダンテ、神曲の詩人」の絵は鮮やかな色合いで驚いた。
「ジョヴァンニ・ボッカッチョ」「フランチェスコ・ペトラルカ」二人の肖像画まで来ているとは思わなかった。ウフィツィ美術館太っ腹だ。
「死せるアレクサンドロス大王の頭部」美男だ!

アンドレアとかフランチェスコとかアレッサンドロとか名前読んでいるだけでウキウキ・・・。

一番驚いたのはジョルジュ・ヴァザーリ「聖ダミアヌスに擬した公爵コジモ・デ・メディチ」
コジモ1世・・・黒隊のジョヴァンニの息子の肖像
髪型といい、目の見開き方といい映画のジョヴァンニそっくりであった。
映画で自分で髪の毛を切るシーンがあるが印象的な髪型である。
キングアーサーのランスロット似でもあったりする。

東京都美術館

2004-06-02 00:20:11 | 美術
「オランダ・フランドル絵画展」
目玉絵「画家のアトリエ」フェルメール
大きな絵、絵の中の画家が振り向くとコリン・ファースの顔。
先に映画「真珠の首飾りの少女」を見てしまったので、画家の顔はそうなってしまった。
絵の中の黄色の本、ドレスの青、靴下の赤、背中の白と黒のバーコード。後々出るオランダ画家モンドリアンの世界。
RPGの中で話を聞くとキーワードを言ってくれる、そんな家の中。地図を見る・・・。

アムステルダムを拝啓にしてエイ湾を走るスウェーデン帆船「レヨネット号」
ロープ一つ一つが美しい。港の様子の賑わいがよく分かる。
帆船に反応!

西洋美術館

2004-05-29 15:25:35 | 美術
今月末までのドラクロア版画展とヴァチカン美術館の古代ローマ彫刻展を会社が終わって駆け込んだ。
一度で二美おいしい。

ローマ彫刻展にキケローの胸像が展示されているとは知らなかったので。大理石のすべすべ感がたまらなく好き。偉そうなオヤジ達の石像ばかりと思えば、怖そうなオバハン石像あり、う~ん楽しい。最終はへたれ絵へ。な~ぜ~?宗教色が濃くなって精神性を求めただからと書かれてあった。
何年も前に新聞のコラムにキケローの天上幸福説について載っていた。死んだ後、身体から離れた魂は天に昇って、星となるか星々の間に生きて永遠の幸福を得る。
なんてオトメチック!大政治家で哲学者等々の肩書きを持つオヤジが。
岩波から「老年について」「友情について」が発行されてどちらも本文70ページほどの薄さだが、ローマ人の名前が慣れないので覚えにくい、、、

ロマン主義のドラクロア、実の父は政治家のタレーランだったと言われているらしいということで覚えた画家。
「ファウスト」「ハムレット」本の挿絵のリトグラフ。
超有名画家が描いた超有名文学作品というのがたまらない。
ハムレットはぼうやしていたし・・・。