カラスといちごとクロッカスと

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2番目に咲いたチューリップ

2024年04月22日 08時00分00秒 | ユリ科
2024.04.03撮影

ちょっと前に、わたしの庭で1番に咲くチューリップをご紹介しました。
「ゾンビー(Zombie)」という名前の園芸種です。

今日は、わたしの庭で「ゾンビー」に続いて咲いたチューリップをご紹介します。ダーウィン・ハイブリッド系の園芸種「ライト・アンド・ドリーミー(Light and Dreamy)」です。色とすっきりした花の形に魅せられて、求めました。

学名 Tulipa 'Light and Dreamy'
英名 Light and Dreamy Tulip
和名 チューリップ「ライト・アンド・ドリーミー
ユリ科(Liliaceae)チューリップ属(Tulipa
園芸品種群 ディヴィジョン4ダーウィン・ハイブリッド系

園芸種名の 'Light and Dreamy' というのは、「軽やかで夢みがちなチューリップ」てなところでしょうか。紫色系のしっかりした色のピンクで、冒頭画像では太陽に当たっているので、実際の色より赤っぽく写っています。

 
2024.03.31撮影(くもった日)        2024.04.01撮影(晴れた日)

上2枚の画像に、ちらちらと見えているピーチ色っぽいものがありますね。それは、「ゾンビー」の咲き終わりの姿です。本当にタイミングよく、「ゾンビー」が終わりかけの時に「ライト・アンド・ドリーミー」が咲き始めました。(計画したと・お・り、にま)

「ゾンビー」は前からあったのですが、その「ゾンビー」の植っているところに、「ライト・アンド・ドリーミー」を混ぜ植えしようと計画し、去年の秋に実行に移しました。「ゾンビー」は初春に、「ライト・アンド・ドリーミー」は中春に咲く、はずのもので、考えとしてはいいのですが、さて、思い通りに行くか・・・

秋に、地上には何も出ていない「ゾンビー」の球根の間をぬって「ライト・アンド・ドリーミー」の球根を植え込もう、ということで、そろ〜〜、そろ〜〜、ゆっくり、ゆっくり、掘っていったんですよ。いや〜〜、ナマケモノのわたしは、冷や汗はかきませんでしたが、寒くて凍えましたよ、かかった時間のために。


上のような細い道具「ペン型手持ち草抜き具」を使いました。タンポポなどを掘りだすのに便利な道具です。これのおかげ(とわたしの辛抱強さと集中力)で、「ゾンビー」をぐさっと突き刺したりぶった斬ることなく、無事、「ライト・アンド・ドリーミー」の植えつけが完了しました。

年を越え、3月も後半になって、咲いている「ゾンビー」の間に、「ライト・アンド・ドリーミー」のツボミが現れてきました。そして、この美しいピンクのチューリップが咲きました。この色が見たくて、「ライト・アンド・ドリーミー」にわたしの庭に来てもらったんですね。

では、改めて、「ライト・アンド・ドリーミー」の花をご覧ください。

2024.04.03撮影

手前の花だけで言いますと、左右に見えるものがガクで、そのガク2枚の間、奥にあるものが花弁です。ガクと花弁が区別がつかないような場合、ガクと花弁を合わせて花被といいます。ガクは外側にあるので外花被、花弁は内側にあるので内花被、と呼び分けられます。

区別がつかないぐらい、と言っても、よく見れば、少なくとも、このチューリップの場合は、外花被と内花被が異なるのが観察できます。

まず、上の画像の内花被(=花弁)をご覧ください。この内花被の外側から見える部分には、縦にくぼみが2本入っています。そして、その2本のくぼみの間に紫の線が出ています。また、根本が黄色です。

2024.04.03撮影

今度は、花被(=ガク)をご覧ください。直前の画像の、一番大きく写っている花の、一番近くに写っている花被です。外花被は、ヘリが薄いピンク、中央部分が濃い色で、その濃い色の部分に、紫色の、3本のやや幅のある筋がついています。また、薄い色と濃い色との間も、紫色のボカシになっています。

2024.04.01撮影

上の画像は、花を上から見たものです。内花被(=花弁)が3枚、外花被(=ガク)が3枚、あるのがはっきりとわかります。内花被についている2本のくぼみも見えます。花びらの根本が黄色いです。その黄色い印は、花の外側からも見えます。花の中央にあって3裂したものは、メシベです。メシベを取り囲むように6本あるものは、オシベです。右側に写っている花は、ゾンビー・チューリップです。草丈にこれだけの違いがあります。

わたしのお庭には、あまりピンクの花がないので、このチューリップには、わたしは大満足です。きれいな色だな〜〜


2024.03.30撮影


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