カラスといちごとクロッカスと

身の回りの鳥や小動物、庭の花や畑の野菜など、日々日々、季節季節の情報を、
個人の目をとおしてお届けします。

ブラックベリーの名前がわかった

2024年06月28日 08時00分00秒 | 果物、実、タネ
2024.06.24撮影(雨に濡れたブラックベリーのツルとトゲと葉)

今日は、ブラックベリーについての記事を再掲します。2022/08/06の記事ですが、リンクは、下の方につけました。

そこでは、わたしの庭にあるブラックベリー(冒頭画像)は、亜属までしかわからない、種はわからない、と書きました。でも、ブラックベリーについて勉強していて、最近、次の記事(英文)に行き当たりました。

書かれている内容(特徴や分布)から、わたしの庭のブラックベリー(いくつもある)は、この種 Rubus allegheniensis に同定していいと思います。種小名の allegheniensis は、Allegheny「アリゲイニー」から来ていて、それは、アメリカ東部の州、ペンシルバニア州(など)にある、山や川の名前です。

学名 Rubus allegheniensis「アリゲイニーのブラックベリー」
英名 Allegheny blackberry「アリゲイニーのブラックベリー」
和名(不明)
バラ科(Rosaceae)キイチゴ属(Rubus)キイチゴ亜属(Rubus subg. Rubus

分布は、北アメリカの東部と中部ですが、西部に位置するアメリカのカリフォルニア州とカナダのブリティッシュ・コロンビア州にも、部分的に野生化している、ということです。(うちは、ブリティッシュ・コロンビア州!

去年は、日本と何度も往復したので、ずっと庭の世話ができていませんでした。おかげて、ブラックベリーは野生の力を発揮して、とんでもないことになり、庭の、ある部分は、ほぼ通れなくなり、収穫しきれない熟れたブラックベリーがぼたぼたと落ちて、あたり一体が濃い紫に染まる、という事態になりました。

今年はそのようになりません。というのは、ブラックベリーを刈り込んでしまったからです。と言っても、切っても切ってもニョキニョキと伸びてくるんですよ。ベリーが食べられないのが残念ですが、ブラックベリーのツルが伸びても通り道をふさがないような環境を作るのが、第一。今、どうするか、思案中。

以下は、その、2022.08.06のブラックベリーについての記事です。そこで花をご鑑賞ください。


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フジの身の上話

2024年06月26日 10時00分00秒 | マメ科
2024.06.25撮影(フジの葉)

わたしの南側の庭には、大木のフサフジウツギ(Buddleja davidii)がありました。枯れたんです。まだ枯れたのが立っていますけど。前回の記事をご覧ください。

でも、あまりにも大きくなりすぎて、そのちょうど北側に植っているフジが、日陰気味になり、四苦八苦することに・・・

ほぼ2年前に書いた記事(本日再掲の記事)では、
> わたしのうちのフジは、自然発生して急速に3メートルにもなったフサフジウツギ(Buddleja davidii)の陰になりがちで、ここ数年、かわいそうなことをしています。フサフジウツギの方を刈り込むしかないようです。
とわたしは書きました。

そのフサフジウツギの大木が枯れた! 枯れて「くれた」ことにより(もとより、わたしが植えたわけではない)、今年は、フジが、春からずっとその恩恵を受けています。陽のあたった様子は、冒頭画像に。

でも、これで、フジに関しては、メデタシ、メデタシ、ではないのです・・・


2024.06.25撮影(フジの植わっているプランター)

このフジは、大きい「手製の」プランター(上の画像)に植わっています。画像では、フウロソウ属のゲラニウム・マクロリズム「ビーバンズ・バラエティ」Geranium macrorrhizum 'Bevan's Variety')の葉が全体をおおっているので、プランター自身は見えません。フジの幹は、画像右上にわずかに見えます。

このプランターは、地下室の入り口の前に広がるセメントで固めた上に置かれています。そのセメントには、「マンホール」状のものがあって、そこに雨水が流れ込む仕組みになっています。と言っても、降った雨が「流れる」ほどにはなりませんが。

このプランター、古いので、使った木材がついにダメになって、ダメになったところが崩れて、そこから土がこぼれ落ちて、「マンホール」のフタの切れ込みがちょっとふさがって(ここまでは事実、ここから先は憶測)、すでに土がかなり流れ込んでいるのでは・・・と。

すると、大雨が降って、地下室の上り口より上まで・・・いやいや、そんな大雨が降るはずがないか・・・ふう

以下は、2022.08.05のフジについての記事の再掲載です。フジのツルがどちら周りか、とかについても書いてあります。
学名 Wisteria floribunda 'Violacea Plena'
英名 Japanese wisteria「日本のフジ」
和名 ニホンフジ(日本藤)
マメ科(Fabaceae)フジ属(Wisteria


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雑草、フサフジウツギが枯れる

2024年06月24日 10時19分16秒 | ゴマノハグサ科

2024.06.18撮影

美しく、よい匂いのフサフジウツギ(Buddleja davidii)が、枯れちゃった〜〜。うちの大木のフサフジウツギが〜〜。上に伸びる細い枝先までいれれば、3メートルもあった。

大木のだけじゃないんです。この大木に加え、幼いのと、「中年」のも枯れた。去年は、別の幼木も枯れた。

元気なのは、去年刈り込んだ一番幼い1個体だけ。なぜ刈り込んだか、というと、あまりにもフサフジウツギがありすぎるので、小さいので実験してみたのであった。実験台になった、ちっちゃいのだけが生き延びて、枝と葉を出した。花も咲いてね。

庭から家の中まで立ち込める、あの、揮発性の甘い芳香は、魅惑的であったのだった。あまりにも匂いが強くて、窓を閉めたこともあった。寝苦しい夜には、夢見心地になった。(バンクーバーでも、寝苦しい夜はあるんです。)

ああああ、あの夏は戻ってこないのか? 幼木が成長するのをじっと待てばいいのか?

枯れた大木は、冒頭画像に。もうすでに、切り込みかけたところです。電動ノコギリを使って作業をしています。見えている白やピンクの花は、キツネノテブクロ(Digitalis)。

以下は、2022.08.04の記事の再掲載です。ご訪問くだされば、幸いです。「はびこる雑草」について書いてあります。
学名 Buddleja davidii
英名 Butterfly bush「チョウチョウの茂み」
和名 フサフジウツギ(房藤空木)
流通名 ブッドレア
ゴマノハグサ科(Scrophulariaceae)フジウツギ属(Buddleja


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フサフジウツギとハチドリ

2024年06月21日 08時00分00秒 | ゴマノハグサ科
2021.08.18撮影

今日は、2022.08.03の記事の再掲載です。

フサフジウツギとハチドリなんですが、冒頭画像は、そのハチドリの拡大・切り取りです。画像が粗いのに目をつぶって、クチバシの長さを見てください。

体色ですが、葉陰で、かつ、夕方で、黒っぽくなっています。でも、実際の色は、もっと薄いです。そして、羽が黄緑色っぽい。画像中でも、その黄緑色がわずかにうかがえるか、と思います。

以下のリンク先に、画像が4枚縦に並んでいます。そのうちの上から2番目の画像のメスのハチドリが、このハチドリだと思います。間違いなら、ご容赦を。

学名 Buddleja davidii
英名 Butterfly bushチョウチョウの茂み」
和名 フサフジウツギ(房藤空木)
流通名 ブッドレア
ゴマノハグサ科(Scrophulariaceae)フジウツギ属(Buddleja

学名 Calypte anna
英名 Anna's hummingbaird「アンナのハチドリ」
和名 アンナハチドリ
ハチドリ科(Trochilidae)


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モミジバフウとカラス

2024年06月19日 08時00分00秒 | 樹木
2024.05.24撮影

あまりにも忙しく、しばらくごぶさたしました。その間も当ブログを訪れてくださる方がいて、恐縮、かつ、感謝いたしております。

考えたんです、何か投稿方針を変えないと、続けられない、と。それで、不本意ではありますが、しばらく、以前に書いた記事をリンクで再掲載することにしました。当時は読んでくださる方が多くはなかったので、再掲載で読んでくださる方がいらっしゃれば、幸いです。再掲載する記事は、最近の記事とは投稿スタイルが異なるので、ちょっと恥ずかしいのですが。

でも、時間に余裕のある時には、新しい記事を書こうと思います。どのような体裁にするかは思案中。結局は、あまり変わらないことになるのかな。

今回は、以下のリンクで、当ブログで最初に書いた記事(2022.08.02)をご覧ください。うちのモミジバフウ(Liquidambar styraciflua)と、うちの辺りを縄張りとしているカラスさんご夫婦です。カラスと言っても、アメリカガラス(Corvus brachyrhynchos)。

冒頭画像(今年撮影)も、同じモミジバフウ。1羽、カラスさんが、横木にとまっていますが、このカラスさんは、そのご夫婦の去年の子どもだ、と思います。だいたい、1羽で行動するカラスは、まだ若いカラスのことが多いです。子どもは、数年、親の子育てを助けます。
学名 Liquidambar styraciflua
英名 American sweetgum
和名 モミジバフウ(紅葉葉楓
別名 アメリカフウ
フウ科(Altingiaceae)フウ属(Liquidambar

学名 Corvus brachyrhynchos
英名 American crow「アメリカガラス
和名 アメリカガラス
カラス科(Corvidae)カラス属(Corvus


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わたしの5月の庭:白

2024年06月10日 08時00分00秒 | わたしの庭

2024.05.10撮影
指貫(ゆびぬき)ベリー(Rubus parviflorus
* 和名は仮の名称
バラ科(Rosaceae)キイチゴ属(Rubus

わたしの5月の庭で、ツボミから出発して花開いた花の、3回目です。今回は、白い花。

1回目、2回目、同様、左側にツボミの画像を、右側に開いた花の画像を、載せます。両者は、必ずしも同じ個体ではありません。

 
2024.05.04撮影               2024.05.08撮影
ブルーベリー(Vaccinium
ツツジ科(Ericaceae)スノキ属(Vaccinium

このツボミと開いた花は、同一の花の房のはずです。このおちょぼ口程度で開いたことになるのですが、右の画像では、その開いた花のひとつの口に虫が黒く見えます。確か、アリだったはず。

うちには、ブルーベリーの木が3本あり、東から西へ一直線に、花の咲く順番(=実のなる順番)に植えてあります。上の画像のは、最初に咲く東端のブルーベリーの木ですが、真ん中のも西のも、みんな、5月中にツボミから花咲きました。

3種類並べてあると、花の形も実の形も違うのがわかるんですが、それはまたの機会にします。味も違います!

もう何十年とわたしの庭にいる木ですよ。すぐ南側にあるキウイの陰になるので、キウイが幅をきかせるのにつれ、北側に張り出してきました。実はしっかりとつけてくれます。今年は特に豊作のようです。楽しみ!

 
2024.05.15撮影               2024.05.31撮影
キウイ(Actinidia chinensis
マタタビ科(Actinidiaceae)マタタビ属(Actinidia

これが、そのキウイのツボミと花。キウイの花と言っても、雄花の花。5月末に咲き出し、今日現在でも、まだ雄花しか咲いていません。画像中、咲いた雄花の背景に見えるツボミは、全て雄花のものです。雄花は、気の毒になるぐらい、大量につきます。

さて、雌花はいつ咲き出すか。ツボミがやっとついただけ。

キウイの場合、雄花と雌花は同じ株につくのではなく、別株です。つまり、雄株と雌株があります。雄花の方が先に咲きます。

ということは、雄花は、どこかではすでに雌花が咲いている、ということを期待しているわけですよね。でも、雌花は後で咲く。季節の最初に咲いた雄株は、ムダに花粉を虫たちに提供するだけのことではないか? また、季節の最後に咲いた雌花は、妊活するにもしようがなくなります。

 
2024.05.10撮影               2024.05.11撮影
冒頭画像に同じ

「指貫(ゆびぬき)ベリー」というのは、英名の Thimble berry からわたしがつけた仮の名前です。実の形状から thimble(西洋式の指貫)と呼ばれるのだと思います。このベリーが美味しいんですよ。今年は花がよく咲いた(=もう花は終わった)ので、たくさん食べられるのではないか、と期待。すでに、実が形成されつつあります。

以上、実が食べられるものでした。以下は、毒草。

 
2024.05.23撮影               2024.05.23撮影
キツネノテブクロ/ジギタリス(Digitalis
オオバコ科(Plantaginaceae)キツネノテブクロ/ジギタリス属(Digitalis

わたしは、この植物を「ジギタリス」ではなく「キツネノテブクロ」と呼びたいんですけど・・・なぜ和名を使わない傾向が強いのか。

全草に毒があります。薬効があるとされていましたが、現在は、少なくとも日本では、
>> 以前は日本薬局方に(中略)医薬品各条に収載されていたが、
>> 第14改正日本薬局方第2追補(2005年1月)で削除された。
(上記Wikipediaから) 

わたしの庭には、たくさんキツネノテブクロが咲いています。植えたわけではありません。あまりにも増えるので、掘り起こすこともあります。花の色は、白〜薄いピンク〜ピンク〜マゼンタピンクで、園芸種には黄色いのもあるようです。

 
2024.05.04撮影               2024.05.11撮影
ドイツスズラン(Convallaria majalis var. majalis
キジカクシ科(Asparagaceae)スズラン属(Convallaria

わたしの北側の庭には、ドイツスズランがたくさん生えています。放っておくと、イヤというほどに増えるので、人様にもらっていただくか、廃棄するしかありません。

元はと言えば、園芸好きの隣のおばさんちから来たんです。おばさんが、あまりにもスズランが増えすぎて困って掘り起こして捨てよう、としているところに、わたしが口出しして、数株いただいたんです、ちゃんと注意されたのに。今では、当時のおばさんと同じ運命になりました。

でも、葉の枯れてしまう冬場以外は、葉が美しく、グランドカバーとして、魅力的です。

これも、全草に毒性があります。


今日で、わたしの5月の庭からの報告を終わります。


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わたしの5月の庭:青〜ピンク

2024年06月07日 08時00分00秒 | わたしの庭
2024.05.14撮影
ダッチアイリス「ブルー・ダイアモンド」(Iris × hollandica 'Blue Diamond')
アヤメ科(Iridaceae)アヤメ属(Iris

今日も、前回につづき、わたしの5月の庭で、ツボミから出発して花開いた花です。そんな花のうち、前回は赤〜オレンジ色のものでしたが、今回は青〜ピンクを集めます。

左側にツボミの画像を、右側に開いた花の画像を、載せます。両者は、必ずしも同じ個体ではありません。

 
2024.05.14撮影               2024.05.11撮影
冒頭画像に同じ

ダッチアイリスという名前は、英語での名称 Dutch iris(オランダのアイリス)を日本語読みしたものです。和名は、オランダアヤメと言います(こちらの方の言い方がわたしは好みなんですけど)。園芸種で、最初、球根王国オランダで開発されました。

わたしの庭の「ブルー・ダイアモンド」のように真っ青なものから、白や黄色、また、赤っぽいのもあります。

・アヤメ(Iris sanguinea
・ハナショウブ(Iris ensata var. ensata
・カキツバタ(Iris laevigata
・ジャーマンアイリス/ドイツアヤメ(Iris germanica
・ダッチアイリス/オランダアヤメ(Iris × hollandica)
等々、の違いを説明したサイトや書籍はよく見られますね。その多くから、大変勉強させていただいています。

が、とんでもを垂れ流しているのに出くわしてしまいましたので、お知らせします。書いている人が素人なら見過ごすんですが、それが、学校の理科の先生なんだそうですよ。あ〜〜、びっくりした。

* ダッチアイリスをカキツバタとのことです、と言っている
* その「カキツバタ」と呼んでいるダッチアイリスを、アヤメだと思っていたそうな
* ジャーマンアイリスをアヤメかもしれません、と言っている

わたしは、自分のブログで植物(など)について情報を発しているので、常日ごろから、素人ではあっても間違いを書かないように気をつけてはいますが、これを見て、ますます書くことの真偽に責任を持つべきだ、と思いました。だって、Google検索などでブログ記事が出てくるんですよね。

わたしが何か間違いを書きましたなら、ご連絡くださいますよう、平に、平に、お願い申し上げます。

 
2024.05.12撮影               2024.05.31撮影
アリウム・クリストフィイ(Allium cristophii
ヒガンバナ科(Amaryllidaceae)ネギ属(Allium cristophii

このアリウム(=ネギ!)は、5月中には、咲き切りませんでした。個々の花は、2〜2.5cmにもなります。そして、ツボミの玉の、下の方から咲いて行きます。わたしの庭には、クリストフィイ君はおふたりしかいらっしゃらないのですが(なんたって、高いからね、ふたつ入りのを1袋買った)、ツボミの玉は、大きい方は15cmほど、小さい方は10cmほど。多くは、20cmになるそうです。これ、園芸種かと思ったら、原種なんですよね。

それと、ネギ属は、従来、ユリ科に分類されていましたが、現在(2009年から)は、ヒガンバナ科に分類されています。

 
2024.05.10撮影               2024.05.10撮影
ハナダイコン(Hesperis matronalis
アブラナ科(Brassicaceae)ハナダイコン属(Hesperis

ハナダイコンも庭からなくならないなあ。どこからいらっしゃったのか知りませんが、ハナさまが初めてうちにご自分でやって来られた時には、なんて美しいお方か、とわたし、クラクラ、としました。花の色は、やや青みがかったピンク(上の画像)〜わずかにピンクがかった白〜白です。

きれいだし、花期も長いし、丈夫だし、重宝していますが、次々と出てくる株をある程度で掘り上げることはあります。それでないと、他にせっかく植えたものの上に覆い被さっていって、成長をはばむので。

道理で、
>> 日本では(中略)一部の地域では侵略的外来種と考えられている
(上記、Wikipediaより)

 
2024.05.25撮影               2024.05.25撮影
ヨシノスズバラ(Rosa glauca
バラ科(Rosaceae)バラ属(Rosa

このバラは、原種のバラ(=野性のバラ)で、和名をやっと、やっと、見つけました。ヨシノスズバラ(吉野鈴茨)というのだそうです。わたしの意見では(あくまで、わたしの意見です)、ヨシノスズイバラ、あるいは、ヨシノスズノイバラのように、「バラ」より、「イバラ」または「ノイバラ」の方がいいんじゃないか・・・

ヨシノスズバラは、わたしの庭に長い間います。濃いピンクに根本が白い花弁と、赤っぽくて粉を吹いたような葉が特徴的です。その上に、真っ赤なローズヒップ(バラの果実)が「鈴なりに」(だから、「スズバラ」?)なります。

その結果、わたしの庭には、いっぱい実生のスズバラが生えています。また、ご近所の庭にも、あれ? と思うようなところに、スズバラが現れます。うちのが親に違いない、とわたしはにらんでいます。わたしの庭からは、もう何人もの友人に若い株をもらっていただきました。


次回、もう一度、わたしのお庭で5月にツボミから花咲いた花を、お届けします。


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わたしの5月の庭:赤〜オレンジ色

2024年06月05日 08時00分00秒 | わたしの庭
2024.05.02撮影
アネモネ(Anemone coronaria
キンポウゲ科(Ranunculaceae)イチリンソウ属(Anemone

今日ご紹介する花は、わたしの5月の庭で、ツボミから花開いた花です。そんな花のうち、赤〜オレンジ色のものを、拾い出します。

左側にツボミの画像を、右側に開いた花の画像を、載せます。両者は、必ずしも同じ個体ではありません。

 
2024.05.27撮影               2024.05.29撮影
マルタゴン・ユリ(Lilium martagon
ユリ科(Liliaceae)ユリ属(Lilium

このピンク+オレンジ色のユリ、マルタゴン・ユリ、は、クルマユリ(Lilium medeoloides)の親戚です。クルマユリと同じく、葉が茎に対して、ぐるりと「車状」につきます。

ツボミの個体(左上の画像)と、花のふたつ咲いた個体(右上の画像)は、同一の株です。撮影日を見てみると、ふくらみかけたツボミから、2日で花が開きました。この花の美しさは、やはり、実物を見ていただかないと、、、なんとも言えず、微妙なんです、いい意味で。

 
2024.05.01撮影               2024.05.01撮影
原種チューリップ「リトル・プリンセス」(Tulipa agenensis 'Little Princess')
ユリ科(Liliaceae)チューリップ属(Tulipa

このチューリップの、ツボミと開いた花は、撮影日が同じですから、同じ個体ではありません。これは「原種チューリップ」と呼ばれますが、園芸種名(' ' の中の名前)がついています。実際は園芸種だが原種に近い、というだけのことか、あるいは、確かに原種であるが、かわいい名前 'Little Princess'(かわいい王女さま)をつけて販売を促進しようとしているのか、、、

わたしの友だちのひとりが、このチューリップにいたく感心して、こんなチューリップがあるのか、と騒いだので、わたしは球根を買ってプレゼントしたことがあります。

 
2024.05.07撮影               2024.05.03撮影
ウェールズのケシ(Papaver cambricum
ケシ科(Papaveraceae)ケシ属(Papaver

このケシは、植えたわけではありません。庭のあちこちから出てきます。よそのうちの庭にもいっぱい出ています。色は、オレンジ色と黄色です。数ヶ月、次々と咲きます。タネが大量にできるので、タネのサヤが若いうちにつみとります。わたしは、庭に彩りを添えてくれてありがたい花だと思いますが、その、ところ構わず増え続ける性質を嫌う人は多いです。

 
2024.05.01撮影               2024.05.12撮影
レンゲツツジRhododendron molle
ツツジ科(Ericaceae)ツツジ属(Rhododendron

ツボミと開いた花は、同一の枝である可能性があります。ここでは、レンゲツツジと呼んでおきましたが、日本でいうレンゲツツジより色が赤いです。園芸種なのか、自然に起こる品種なのか、は分かりません。このツツジは、その季節にわたしの庭を訪れる人は、どの人も賞賛してくれます。形容し難く美しいでしょう、えへん、とわたしはいばります。

 
2024.05.23撮影               2024.05.25撮影
アネモネ(Anemone coronaria
キンポウゲ科(Ranunculaceae)イチリンソウ属(Anemone

これは、裸眼で見ると、真っ赤です(わずかに白いところが中心部にある?)。画像でその色の鮮やかさがどこまで伝えられるか分かりません。冒頭画像もこのアネモネですが、冒頭の個体は花の中心部がはっきりと白いです。

アネモネは、ギリシア神話の「美少年」アドーニスの流した血から咲いた、と言われます。アドーニスは、「美と愛」の女神アプロディーテーに愛されました。長い話を短くすると、そのアドーニスが狩りをしていて死んだんです。アプロディーテーは大変に悲しんだ。すると(?)、アドーニスの流した血から、アネモネの花が咲いた、んですって。



次回も、5月のわたしのお庭から、お届けします。ツボミと開いた花です。


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コロナワクチン接種7回目

2024年06月03日 08時00分00秒 | インフルエンザ、コロナ、など
2024.06.01撮影
オオヤハズエンドウ(Vicia sativa
マメ科(Fabaceae)ソラマメ属(Vicia

* 今日の画像は、記事の内容にまったく関係ありません。
ここ10日ほどで撮影した野草を掲載します。 *

先週、コロナワクチンの7回目の接種をしてきました。

カナダでコロナワクチン接種がどのように行われるか、というと、
・集団生活をしている人
・高年齢者
・原住民
などを優先して、順番が回ってきます。

順番が来ると、メールやテキスト(や電話や書面?)でお知らせが来て、インターネット上で予約をします(インターネット環境にない人は、電話?)。現在は、ワクチン接種会場が、大会場から薬局だけになってしまいました。参加薬局でも、予約を受けつけてくれるかもしれません。また、予約なしでワクチン場に現れても、時間に余裕があればしてくれます。

2024.06.01撮影
ハイキンポウゲ(Ranunculus repens
キンポウゲ科(Ranunculaceae)キンポウゲ属(Ranunculus

カナダは、皆国民健康保険制度が整っているので、ほとんどの医療がタダで受けられます。

コロナワクチン接種も料金はかかりません。インフルエンザのワクチン接種も、わたしの住むブリティッシュ・コロンビア州(BC州)では、だれでも無料です。今後、どちらのワクチン接種も有料になることはない、と思います。

2024.05.29撮影
ヒメフウロ(Geranium robertianum
フウロソウ科(Geraniaceae)フウロソウ属(Geranium

BC州の健康保険は、保険料そのものがタダです。2020年の1月1日からそのようになりました。それより前は、そう、、、いくらだったか、払っていましたけど。他の州の事情は知りません。

2024.06.01撮影
シロツメクサ(Trifolium repens
マメ科(Fabaceae)シャジクソウ属(Trifolium

わたしは、先週受けたコロナワクチン接種が7回目です。2021年、2022年、2023年、と2回ずつ受けて、今回が2024年の1回目です。2回目は、半年後になるのだと思います。

最初は、アストラゼニカでよかったら早く打ってあげるよ、というので、普通の順番よりも前に行ってきました。2回目以降は、アストラゼニカが事実上消えたので、モデルナに切り替えて5回打ち、今回、モデルナが接種場になかったので、ファイザーになりました。

2024.05.30撮影
和名不明(学名 Epilobium collinum)
アカバナ科Onagraceae)アカバナ属(Epilobium

わたしは、副反応なんて、出ないんです。せいぜい、注射針の刺さったところがちょこっと痛いだけ。1回だけ、上腕が腫れた。アストラゼニカからモデルナに替えた時。

それなのに、今回は、2日ほどかなりな疲労を感じました。代わりにかどうか、まったく腕は痛くない。

2024.05.23撮影
コメツブツメクサ(Trifolium dubium
マメ科(Fabaceae)シャジクソウ属(Trifolium

皆国民健康保険制度が整っている、というのは、ある意味、うるさくもあります。あれの検査をしましょう、これの検査をしましょう、とメールや書面でお知らせが来て、他の理由で医者に行くと、あれはした? と聞かれるわけです。

なお、常に診てもらう医者は家庭医(一般医)であり、イギリスのように特定の家庭医に登録する必要はありませんが、家庭医がいないと、診療所を渡り歩くことになり、一貫した医療を受けられなくなります。

専門医には、家庭医の紹介状なしには診察してもらうことができません。保険外診療でいいなら、直接でもいいのだと思います。わたしは、保険外診療は受けたことがないので、知りません。

2024.05.23撮影
ムラサキツメクサ(Trifolium pratense
マメ科(Fabaceae)シャジクソウ属(Trifolium


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