2022.07.05撮影
今年咲かなかった花、は今日で終わりです。と言っても、他にも今年咲かなかった花はあるのですが・・・
今日は、まず、美しい色のデルフィニウム(Delphinium)から。
これは、原種ではなく、園芸種です。デルフィニウムの園芸種は各種あります。次のリンク先で、そのいくつかをご覧ください。
わたしは、庭に導入するのに、なるべく、地元のもの、原種に近いもの、花があっさりしているもの、を選ぶ傾向にあるのですが、デルフィニウムの美しさには負けました。
そして、数年前に、次の画像に見られる園芸種デルフィニウムを、買ってしまいました。その色の美しさに、めためたになりました。植えてから、確実に毎年株が大きくなってきました。
2023.05.22撮影
この画像は、わたしが日本に帰国する前に撮影したものです。そして、花が満開になった、と、つれあいが写真を、わたしが帰省中に、撮って送ってくれました。この、明るいけれども濃い紫の花が、冒頭の写真の薄めの色の個体のように、花軸にびっしりと咲いているのが、その写真に見えました。
冒頭の、八重で、ピンクがかった薄い空色のデルフィニウムも、この、一重で、明るい紫色のデルフィニウムも、園芸種名まではわかりません。大体、鉢に刺されているラベルにも書いてありません。わたしの推測するところは、交雑が激しく、形質が固定されない、よって、命名することができない、のだと思います。
園芸種作成は、19世紀には西ヨーロッパで盛んに行われたそうです。20世紀には、アメリカ、日本、ニュージーランドでも行われました。
和名は、ヒエンソウ(飛燕草)とか チドリソウ(千鳥草)という、風情のある名前です。どうしてカタカナの名称が、昔からある和名を駆逐してしまうのか・・・悲しいことです。
学名 Delphinium cultivar
英名 Garden delphinium「庭のデルフィニウム」「デルフィニウム園芸種」
和名 デルフィニウム
別名 ヒエンソウ(飛燕草)
別名 チドリソウ(千鳥草)
キンポウゲ科(Ranunculaceae)デルフィニウム属(Delphinium)
わたしの庭では、今年は、濃い紫のデルフィニウムしか花が咲きませんでした。数年前に植えて成長していた株です。去年植えたばかりの、空色のデルフィニウムともう1種のデルフィニウムは、咲かなかった模様です。とにかく、日本と行き来しているので、庭のことはよく把握しきれていません。
2022.08.04撮影
直前の画像に写る小さい花の集まり、バーベナ、は、雑草みたいなものです。どこからでも出てくる。塀とコンクリートの間からも出てくる。南米の熱帯地域に生える植物なので、バンクーバーでは本来寒すぎたが、昨今の温暖化で居着いているようです。
ところが、うちの庭には、今年はどこにも見当たらない。今夏のバンクーバーが寒すぎた?? でも、よく考えてみると、越冬自体をしなかったようだ。
学名 Verbena bonariensis
和名 ヤナギハナガサ(柳花笠)
別名 サンジャクバーベナ(三尺バーベナ)
クマツヅラ科(Verbenaceae)クマツヅラ属(Verbena)
この花って、白状しますが、写真撮影するの難しいんですよね、もちろん、わたしの使っているコンパクトデジタルカメラの性能とわたしの技術との組み合わせでは、ですが。いや〜〜、苦労する。
この花の小ささが、左側に写っているヤブカンゾウ(Hemerocallis fulva)の花の大きさと比べると、際立つと思います。真後ろは、ヤブカンゾウのツボミです。
このヤブカンゾウ入りの画像は、真昼間に撮影したもので、花が太陽光線を真上から受けています。そのため、花びらの色がピンクっぽく写っています。
次の画像は、太陽がほとんど沈んでから、フラッシュなしで写したもの。これで、色合いがしっとりと現れてきます。
2021.06.17撮影
この花が庭に出現したときには、わたしは大喜びしたものです。今年は、なし。そのうちにまた自然発生してくれるかしら?