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紫色のオオツルボ属、シベリカ

2025年04月19日 12時00分00秒 | キジカクシ科
2025.03.17撮影

今日は、キジカクシ科(Asparagaceae)ツルボ亜科(Sacilloideae)オオツルボ属(Scilla)の2回目です。これは、gooblogサービス停止の発表よりも前にお知らせしていたので、書こうと思います、かなり書く気は失せていますが。

人間の気持ちって、おもしろいですね。今後も続く、と思うからこそやる気が出るのでしょう。もうなしだよ、と言われると、何かが突如として崩れてしまったように感じます。

前回は、シラー・ビフォリアでした。

シラー・ビフォリS. bifoliaは、以下、左の画像に見られるように、上を向いてわさわさと咲きます。この個体は、特に花数の多い個体ですが。

 
2024.03.17撮影ビフォリア)        2025.03.17撮影シベリカ

それに対し、シラー・シベリカ(S. siberica)は、右上の画像に見られるように、階段状に下を向いて咲きます。1本の花柄にあまり多くの花はつかず、1つ〜3つ、せいぜい4つくらいです。

 
2025.03.29撮影               2025.03.29撮影

シベリカのツボミは、最初は、上を向いています(左上の画像)。その後、徐々に下に向けてうなだれるようになります(右上の画像)。


2025.04.04撮影

ツボミがもっとふくらんでくると、上の画像のように、下を向き、青く、ぷっくりとした形になります。

そのツボミの上方に太陽に当たって白っぽく見える2つの花は、次回にご紹介することになっている、通称「チオノドクサ」(S. forbesii)です。前にもご紹介しました。

周りに見えている柔らかそうな葉は、日本語で、タイツリソウ、あるいは、ケマンソウ、と呼ばれる植物の1種で、学名は、Dicentra formosa です。北米大陸の太平洋側の北西海岸地域を原産地とします。

2025.04.04撮影

シベリカもビフォリアと同じように、花は、花柄の下の方についているのから咲きます。上の画像では、下の花は、これで十分に開いています。上の花は、開く直前です。

この画像中右側に見えるのは、オオツルボ属(Scilla)と同じ、キジカクシ科(Asparagaceae)ツルボ亜科(Sacilloideae)の、プシュキニア(Puschkinia scilloides)です。

2006.03.27撮影

シベリカは、花びらの外側に青い筋がかなりくっきりと出ます。下を向いているだけでなく、大きく開かないので、咲き方が「傘」みたいですね?

この画像で、シベリカの葉もご覧ください。球根1つにつき、2〜4枚、葉が出ます。

 
2024.03.12撮影(ビフォリア)        2023.04.12撮影(シベリカ

改めて、前回のシラー・ビフォリア(S. bifolia)と、今回のシラー・シベリカ(S. sibericaを、簡単にですが、比べてみたいと思います。上の画像で、左がビフォリア、右がシベリカ、です。

左の画像は、真上から撮影したもので、ビフォリアは、このように上を向いて咲きます。

右のシベリカの個体は、チューリップの葉の間に埋もれていたのをわたしが引っ張り出して撮影したもので、よって、この花が上向きになっているのは、普通の姿ではありません。同じ画像の中で、右手に写っているのが普通の花の向きです。

ビフォリアシベリカの違い
・花びらもオシベのヤクも、ビフォリアは紫、シベリカは青
・花数は、ビフォリアは多め、シベリカは少ない
・メシベの根本の子房は、ビフォリアは紫、シベリカは黄緑
・シベリカの花びらの裏には、青い筋がつく

2025.03.29撮影

上の画像は、シベリカを下から見上げて撮影したものです。光線の向きの関係で、花びらが透けて見えます。そのため、花びらの裏にある青い筋も、花びらの表から見えます。周りの葉は、チューリップのものです。

学名 Scilla siberica「シベリアのツルボ」
英名 Siberian squill「シベリアのスクイル
流通名 「シラー・シベリカ」
キジカクシ科(Asparagaceae)オオツルボ属(Scilla



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紫色のオオツルボ属、ビフォリア

2025年04月13日 11時55分00秒 | キジカクシ科


2025.03.22撮影(雨後に撮影)

催し物があり、あわただしくしておりました。ひと段落したので、大急ぎで、季節の変化に、ついていけるようにいたします。

もう4月の半ばですが、わたしの庭で3月に咲く花3種を、今日から3回に分けて連載で。3回とも、同じ属から、紫色の花を選んでみました。

キジカクシ目(Asparagales)
キジカクシ科(Asparagaceae)
ツルボ亜科(Scilloideae)
オオツルボ属(Scilla

漢字では、「キジカクシ」は「雉隠」、「ツルボ」は「蔓穂」、と書きます。「雉隠」ねえ、、、どゆ意味? 「蔓穂」「穂」は、ツボミの塊が穂のような形状、ということかもしれませんが、「蔓穂」の「蔓」は? どこにも「蔓」は見えないんですけど・・・

2025.03.12撮影

今日取り上げるオオツルボ属(Scilla)の花は、流通名で言うと、「シラー・ビフォリア」です。学名 Scilla bifolia の英語読みをカタカナにしたものです。わたしの庭のオオツルボ属の花では、一番に咲き始める花です。

冒頭画像を見ていただきたいんですが、雨後に撮影したので雨粒が残っています。花被片が6枚、青いですが、中央がわずかに白いです。花被片とは、花弁ともガクとも区別のし難いものです。

オシベは6本、オシベの先につくヤクからは、薄いクリーム色の花粉が少し出ています。花の中央にある丸くふくらんだものは、メシベの根本にある子房、そして、その子房の上から花柱がつきだしています。直前の画像では、この花柱がはっきり見えません。

その、直前の画像ですが、そこでは、葉が2本出ているのが、よくわかります。この植物の学名 Scilla bifolia の種小名 bifolia は、「biビ)」で「2」、「foliaフォリア)」で「葉」、という意味です。ですから、「2枚葉のオオツルボ」。と言っても、オオツルボ属の種で2枚葉なのは、「シラー・ビフォリア」の専売特許ではないのですが・・・

直前の画像の株は中程度までいかない株ですが、大きい株が咲きそろうと、以下のようになります。うふっ、見事でしょ? 実は、この2株は、花粉がかなり出ていて、盛りをやや過ぎています。

2025.03.17撮影

オオツルボ属(Scilla)は、学名のラテン語をラテン語に近く読むと「スキッラ」あるいは「スキラ」、先にも述べましたが、この学名を英語読みしてカタカナにしたのが「シラー」・・・んんん・・・なぜラテン語に忠実にしない? なぜ和名があるのに和名を使わない? わたしには、わからん。園芸では「シラー」と呼ぶことが多いんですって。


2025.03.16撮影

上の画像は、ツボミが葉っぱに沿って串団子みたいに出たところです。ちょっと赤っぽいですね。葉が、やはり、2枚であるのがよく分かります。葉の縁(へり)も赤っぽいです。このように小さい時には、葉が厚いです。


2024.03.04撮影

ツボミがもう少し成長すると、花軸が見えるようになり、団子部分が緩んできます。花軸は、赤っぽいです。


2025.03.19撮影

ほどなく、花軸の下の方から、個々のツボミが花軸から離れて「開いて」いきます。


2025.03.16撮影

一番下の花が咲きました。


2025.03.22撮影

花が複数咲きました。この花は、上を向いて咲くのが特徴です。


2025.03.29撮影

花がもっと咲きました。画像の左側真ん中に写っている花のヤクは、青く、まだ開いておらず、花粉は出ていません。画像の右側の花のオシベからは、ヤクが落ちてしまっています。この画像からは、花被片の中央が白いのがよく分かります。


2024.03.17撮影

開いた花とツボミの両方のついている株です。


改めて、名称と所属をまとめます。

学名 Scilla bifolia「2枚葉のスキッラ」
英名 Alpine squill「高山のスクイル」
別名 Two-leaf squill「2枚葉のスクイル」 
流通名 「シラー・ビフォリア」
キジカクシ科(Asparagaceae)オオツルボ属(Scilla

わたしの庭は、家の北側と南側にあり、今日の画像は、両方の庭からです。背景に、わたしがマルチとして使っている茶色い落ち葉が見えるのが、北側の庭、斑入りの矮性マサキ(Euonymus japonicus)だとわたしが思っている植物から花軸が出ているのが、南側の庭、です。

そのわたしの日当たりの悪い北側の庭から、植物嫌いのお隣のおばさんのうちの日当たりのいい芝生へ逃げ出して、そこでのうのうと命を謳歌しているのが、次の「ビフォリア」さんたち。いいのよ、いいのよ、そこで幸せなら。

2025.03.25撮影

もう一度花盛りの株をご覧ください。

2024.03.21撮影


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