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羽ばたき飛行機製作工房

小型羽ばたき機(オーニソプター、Ornithopter、Flapping Wing)専門の研究開発サイトです

マイクロ羽ばたき機開発:海外での取り組み

2012-11-08 09:58:26 | 関連情報(羽ばたき機技術関係)

小型羽ばたき飛行機の開発に関して、当工房では、思いつくまま楽しみながらを旨としてマイペースで取り組んでいるが、海外、とくに北米では、政府の支援も得ながら、大学等の研究機関で組織的な取り組みが進んでいる。とくに目に付くプロジェクトを紹介:

その1:Harvard Microrobotics Lab

ハーバード大学ではさまざまな形状のマイクロロボットが研究されているが、数年前から、RoboBeesと称する昆虫型の極小羽ばたき機の開発が続けられている。
これまでのところは、外部給電によるテザード・フライトのステージにとどまっているようだが、最終的には、数ミリメータサイズの機体に各種センサ・プロセッサを搭載して自律飛行可能な機体を実現しようとしている模様。
Harvard Microrobotics LabのYouTubeチャンネル

その2:Robot Dragonfly by TechJect Inc.

今週のgizmagの記事で詳しく紹介されている、筆者的には目下一番注目のプロジェクト。その名の通りトンボのような4枚翅を自在に羽ばたかせ、空中停止や宙返りなどの機動を行える、手のひらに載るサイズのハイテク飛行ロボット。ジョージア工科大学のメンバーにより、米空軍からの百万ドルの資金援助も得ながら4年間にわたって開発が進められてきた。すでに開発と量産化のためのベンチャー企業TechJect Inc.が設立されており、今流行りのクラウド・ファンディングによって量産化資金も確保したうえで、各種の量産型機体を2013年中に発売予定とのこと!(予約受付中^^)

実は当工房でも、ほぼ同様のデザインの機体の開発に着手しようとしていた矢先のことで、完全に先を越された感じ。脱帽!


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