羽ばたき飛行機製作工房

小型羽ばたき機(オーニソプター、Ornithopter、Flapping Wing)専門の研究開発サイトです

スマートフォンで操縦する羽ばたき機の技術情報

2013-10-27 08:00:00 | 製作記事(羽ばたき機)

来週のMaker Faire Tokyo 2013に、「スマートフォンで操縦する羽ばたき機」を出品予定ですが、事前に技術情報の概要を公開します。

機体: 8月の記事で紹介した、アクロバット飛行のできる2枚翼羽ばたき機Megabat3Dを使用。製作当初に搭載していた2.4GHz受信機を下記のBluetooth受信機に入れ替えました。

送受信システム: いつもお世話になっているIndoor airplane worldのtokoさんこと田中光一さんが開発されたBluetooth受信機およびAndroidアプリを使用しています。

Bluetooth受信機 BT3HS(下の画像の右側)

サイズ:W13.3mmxD11,2mmxH2.5mm
単体重量:0.37g
電源電圧:リチウムポリマ電池1セル専用(3.7V)
ラダー出力;連続1A(最大1.8A)
スロットル出力:連続1A(最大4A)
エレベータ出力:サーボ仕様

ラダー出力にHブリッジICを使用、ラダーにモータが使える高性能バージョン。今回出展する機体には使用していませんが、エレベータ用のサーボ出力も装備。
上記画像のように、市販のBluetooth USBアアプタと組み合わせて使用します。組み上げた様子は下の画像参照:

機体に組み込んだところ:

田中さんが運営するIndoor airplane world e-shopで購入できます。Bluetooth USBアアプタは各自調達してくださいとのことです。

Bluetoothコントロールアプリ BTインドアプレーン・コントローラー

PlayストアからAndroid端末にインストールして使用します(無料)。開発者田中さんによりこまめな改良・機能強化アップデートが続けられていて、現在バージョン1.2.4。内蔵Bluetoothバージョン3.0以上の端末を使用してくださいとのことです。

操作画面:

設定画面:

スロットル/ラダー/エレベータの3チャンネル仕様。ラダー/エレベータはアクチュエータ/モータ/サーボのいずれにも対応し、リバース設定も可能。船/自動車用にスロットルの前後進モード、戦車等向けの左右2モータミキシングモードも可能という大サービスぶりです。このほど公開された最新バージョンでは、スロットル固定やラダートリム機能も追加され、さらに使いやすくなりました。

実物はぜひMaker Faire会場でご覧ください!

2013/10/27追記:
田中さんから、コントローラーアプリをアップデートしたとの連絡をいただきましたので、さっそくインストールして動作確認のうえ、記事内容を更新しました。