2010年5月22~23日に東京工業大学大岡山キャンパスで開催されたMake: Tokyo Meeting 05に、超小型飛行体研究所の一員として参加したので報告。
会場の熱気はすでにメンバーのブログ(下記)で活写されているので省くが、とにかくこれまで経験したことのない規模とレベルだった。また、多くの参加者・来場者の方々に我々の機体のデモフライトを見ていただき、暖かい声援をいただいたのは大収穫で、今後の機体開発の大きな励みとなった。
超小型飛行体研究所(としちゃん)の参加レポート
SMC工作室(Ichiさん)の参加レポート(初日) (二日目)
当工房から今回参加した機体は以下の5機:
1. 60cm級メガネウラ
機体スペック |
全幅 620mm |
全長 270mm |
飛行重量 3.3g |
(20mAhLi-po電池含む) |
製作年月 2009年1月 |
超低翼面荷重で、漂うように浮揚する羽ばたき機。会場の体育館でも、何度となくデモフライトを行い、空中をフワフワと飛び回って好評だった。
4mm径、長さ1cmほどの小さなモータの回転を、3枚のギアで減速することでトルクを増幅し、機種両サイドのクランクを介して、リンクロッドの往復運動に変換し、主翼をゆっくり羽ばたかせる。
操向は、尾部に横向きに装着した小さなロータを正逆に回転させて行う。
他の機体同様、赤外線方式でリモートコントロールを行う。
翼面はスーパーマーケットのレジ横で手に入るポリ袋(無料であるだけでなく、最近のは非常に薄手で紙より軽いので、実に好適)
オリジナル製作記事へのリンク(飛行シーンの動画あり)
2. 60mmスパン超小型羽ばたき機
機体スペック |
全幅 60mm |
全長 70mm |
飛行重量 1.54g |
(10mAhLi-po電池含む) |
製作年月 2008年11月 |
製作当時は世界最小のRC羽ばたき機だった(現在は記録更新されている)。
オリジナル記事へのリンク(飛行シーンの動画あり)
3. 80mmスパン超小型羽ばたき機(複葉&単葉)
機体スペック(複葉機) |
全幅 80mm |
全長 80mm |
飛行重量 1.71g |
(10mAhLi-po電池含む) |
製作年月 2008年10月 |
機体スペック(単葉機) |
全幅 80mm |
全長 80mm |
飛行重量 1.52g |
(10mAhLi-po電池含む) |
製作年月 2008年10月 |
2の60mmスパン機にたどりつくまでの過程で製作した機体。主翼面積に余裕があり、モータの減速比も大きい分、エネルギー効率がよく、数分間にわたる飛行が可能(60mmスパン機の飛行時間は1分程度)。
オリジナル記事へのリンク(飛行シーンの動画あり)
5. メカバット
残念ながら会期中にデモフライトの機会を逸したが、目下最新の機体。
尾翼をまったく持たない全翼形式であるほか、モノリンク形式の羽ばたき機構とスイング方式の操舵機構が特徴。
機体スペック |
全幅 520mm |
全長 180mm |
飛行重量 5.98g |
(30mAhLi-po電池含む) |
製作年月 2010年05月 |