電影宣伝自由人

香港映画を中心にしたアジア映画のよもやま話などを紹介

ブラッド・ウェポン

2012-12-22 21:54:58 | Weblog
東京は本日から『ブラッド・ウェポン』の公開でした。
ダンテ・ラム監督作品は、この2年程の間に『スナイパー:』『密告・者』『ビースト・ストーカー/証人』『コンシェンス/裏切りの炎』の4作品が公開されましたが、個人的には3本の作品の宣伝と1本の作品の宣伝口添えみたいな形で関わりました。実はこの監督の作品はそれ以前も、『スイート・ムーンライト』と『ティラミス』の2本の宣伝に携わりましたので、同じ監督のものをこれだけ担当したのは初めてです。
『ブラッド・ウェポン』に関しても配給の宣伝担当からアドバイスがほしいということで、お話しさせていただいたのですが、予算があんまりないとのことだったので、宣伝のお仕事にならなかったのは残念でしたが、でも、日本で早く公開になったことは嬉しいかぎりでした。
この作品を見ていると、ダンテ監督のここ数年の作品を宣伝したせいか、彼の癖というか、映画のポイントはすごくわかります。それは彼の描く人間関係だったり、アクションだったり、キャラクターだったりの要素がまとまって『ブラッド・ウェポン』に入っています。
まず、出演のニコラス・ツェーとリウ・カイチーは常連さん。家族の話は『密告・者』、子供は『ビースト・ストーカー/証人』、兄弟の表裏の関係は『コンシェンス/裏切りの炎』、そして重火器系アクションは『スナイパー:』。基本、主人公は傷だらけ、リウ・カイチーは案の定の死、等々。
ということで、彼のこれまでの作品をもとにして、海外で撮った超大作が『ブラッド・ウェポン』と思うと、より監督の作品のことがわかるかと思います。

ちなみに本編の冒頭、撃たれて死んでしまうジェイ・チョウの恋人役のバイ・ビンはすごく綺麗な中国の若手女優なのですが、出演シーンが短いのは『新少林寺』と同様で、なんかもったいないと思ってしましました。
※『新少林寺』ではもう少し出番があったのにもかかわらずカットされてしまっています。


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