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山の春夏秋冬

たまの休日に野山へ出かけたとき目に留まった生き物や風景の紹介

アシナガカニグモ

2007年08月11日 | クモ・ヤスデ・ムカデ・甲殻類

 クズの葉の上に、体中とげとげの剛毛だらけのカニグモが居ました。

2007年8月5日 大阪府豊能郡能勢町

 だいたいカニグモ類にはこんなに毛が多い種類が居ないので名前はすぐに分かりました。私でしたら「ケブカ…」と言ったような名前を付けるのですが。


アズチグモ

2007年08月09日 | クモ・ヤスデ・ムカデ・甲殻類

 黄色い花びらの下ではアズチグモが獲物を狙っていました。ヤマトシジミがやって来たので姿を現したのですが、すでにヤマトシジミは飛び去った後でした。

2007年8月5日 京都市西京区大原野

 花の色に合わせて黄色い色をしたクモでした。もともと黄色い色なので黄色い花に居るのか、花の色に合わせて体色が変わったのかは知りませんが、いろいろと色や模様に変異のあるクモらしいです。


シロカネグモの一種

2007年07月27日 | クモ・ヤスデ・ムカデ・甲殻類

 ヤブミョウガの花を見て回ると、クモがいくつも巣を作っていました。腹部の白いちょっときれいなクモです。

2007年7月22日 大阪府三島郡島本町

 図鑑で見ただけでも「大・中・小」3種類載っていて、どれかは分からないので取りあえずシロカネグモの一種と言うことで。


アカイロトリノフンダマシ

2007年07月25日 | クモ・ヤスデ・ムカデ・甲殻類

 山道沿いの草原に何か居ないかと探し歩いていて、笹の葉に赤と白の模様のきれいなクモを見付けました。

2007年7月25日 京都市西京区大原野

 形から言ってトリノフンダマシの仲間です。写真を撮っておこうと、風が止まるのを待ちながらファインダーを覗いていると、何か変です。模様が動いています。風で揺れているせいかと思いましたがすぐにそうではないと分かりました。腹部の中で模様がうごめいているのです。上の写真が落ち着いているときの模様だと思いますが、警戒したりすると…。

 模様がうごめいているところをアニメにしてみました。風で揺れている位置までは補正していないので少し見にくいかも知れません。腹部両側の目のような黒い点は表面の模様のようで位置は変わりませんが、赤・白・黄の模様は透明な腹部の表皮の下で位置を変えているようです。じっと見ていると「気色悪い~」と言うのが私の印象です。


アワセグモ

2007年07月24日 | クモ・ヤスデ・ムカデ・甲殻類

 神社の境内にある電信柱の標識の下から、平たいクモが姿を見せていました。

2007年7月16日 大阪府三島郡島本町

 ここへ来るたびに姿は見てはいたのですが、近付くとすぐに引っ込んでしまうので、今回はそっと近付いてみました。引っ込んだとしても、しばらく近くで時間つぶししてから見に来ると、また表に出て来ています。

 名前の「袷(あわせ)」は、平べったいけど「単衣(ひとえ)」よりは厚みがあるよと言った意味だそうで、現代っ子には思い付かないなかなか面白い表現ですね。その現代っ子の為に説明しますと「袷」というのは表裏を合わせて作った裏地付きの衣類の事です。


オオゲジ

2007年07月19日 | クモ・ヤスデ・ムカデ・甲殻類

 古い切り株にとても大きなゲジゲジが居ました。普通は夜に林へ入ると樹の幹などに居るのを見かけるものなのですが。

2007年7月8日 京都市西京区大原野

 日本にはもっといろいろなゲジが居るものと思っていましたが、このオオゲジとゲジの二種類だけだそうです。

 クモなどと同じように考えてしまうので、眼なども単眼が並んでいるだけなどと思っていましたが、しっかり昆虫のような複眼があるようです。各背板の黄色い部分は気門なのだそうです。
 他の場所で脱皮したてのオオゲジが居ました。薄暗い神社の燈籠にぶら下がっていました。

2007年7月8日 京都府乙訓郡大山崎町

 脱皮したてのせいか青い色をしています。すぐ側に脱皮殻がぶら下がっていました。

 この長い脚を抜くのは、なかなか苦労するでしょうね。 


タワシムシ(仮名)

2007年07月16日 | クモ・ヤスデ・ムカデ・甲殻類

 台風が過ぎて一時は晴れ間も見えましたがどうも天気ははっきりしません。梅雨空はまだまだ続くようです。ここのところよく雨が降ったので、山の麓あたりは所々で地面から水が湧き出ていました。森の中もだいぶ湿っぽいです。こんな日はいろいろ変わった生き物が湧いて出るのですが、神社の境内にある橋の木製の手すりの上に、おびただしい数のとても小さな生き物が湧いていました。

2007年7月15日 京都府乙訓郡大山崎町

 何と言うのかまったく見当も付かない生き物です。その姿はまるで「たわし」で、しっぽはまるで「筆」の先です。ここでは仮に「タワシムシ」としておきます。昆虫かどうかも分かりません。ひっくり返して腹側も見ておくべきでした。

 たぶんコケ類を食べているのだと思います。手すり一面に居たので、こうやって撮っている間に何匹つぶしてしまったか分かりません。