ひげ坊主の散漫な日常

アラ還オヤジのとりとめない日々を、独断と偏見のみで、気ままに書きます。なので、すべて個人的感想です。万端、悪しからず。

家から30分の「別天地」・・・。

2010年10月21日 | 食べ歩き・酒
我が家から、車で30分も飛ばせば、佐賀県との境の三瀬峠へ。

福岡市内からのルートは、沿線に美味しい豆腐やパンの店も多い。

この辺は室見川の上流。良質の水に恵まれてるという土地柄か。

束の間のミニドライブに。

まずは、以前仕事がらみではじめて知って、感動した、

曲渕ダム。

といっても、一般のルートから見える、満満と水を湛えた上のほうじゃなくて。

ホントは、あんまり知られたくない「穴場」だけど、

車1台がやっと通れるアプローチを抜ければ、

忽然と現れる、

曲渕ダム公園!

明治だか大正だかの時代に作られた、

石のブロックを一つ一つ積み上げた、
膨大な時間と労力が必要な工法で造られた、ダムの壁。

コンクリートを流し込む、現代のダムとは、趣が違う!

日本建築学会が「日本建築遺産」として、認定していたような(?)

公園では、少数の家族連れがのんびりと。

「○○隧道」の石造りの案内が。

なんか、ドラキュラでも出てきそう

カタツムリは、お昼寝中?

で、一服すれば、

本来の目的の「蕎麦」を食いに。

「良質の水ある所、うまい蕎麦、必ずあり」と、

かの北大路魯山人も言ったとか。うそです。

ところが、以前来たことのある、大きな蕎麦屋が、ない!

途端に途方に暮れて、あきらめかけたその時、

ガードレールの端に引っかかるように、控えめな看板(?)が!

「手打ちそば 蕎波人」(そばんど)!

う~む。このネーミング。

何か、「企画モノ」の匂いが・・・。一抹の不安。

とはいえ、いまや選択の余地も無し。

これもまた、離合不可能で、対向車が来ないことを祈りつつ。

無事到着。
なかなか小奇麗な佇まい。

近くには清流も。

高まる、期待感。

唯一の「懸念材料」は、「企画モノ」。

ヒゲ面で、黒いバンダナ巻いた、脱サラの大将がおったらドウシヨ。

が、暖簾をくぐり、格子戸を引くと、その不安も一掃。

感じの良い仲居さん(?)が「いらっしゃいませ」と。

店内は、清潔な「和風ペンション」風。なかなか好感。

で、肝心のもの。

ざる蕎麦セット(大盛り)!

1200円くらい?だったかな。

一緒に付いてくる、筑前煮、胡麻豆腐なんかがうまい!

こうなれば、酒なくして何の人生か

と、思うも、運転につき厳禁。泣く泣くノンアルコールビールを。

蕎麦のうまいことは言うに及ばない。☆☆☆☆

漬け汁のダシが独特。当然、蕎麦湯も深い味わいで。

「大盛り、もう1枚!」と言いたいのを我慢して。

束の間の「別天地」をあとにして、「下界」へ向かったのでした。







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