ひげ坊主の散漫な日常

アラ還オヤジのとりとめない日々を、独断と偏見のみで、気ままに書きます。なので、すべて個人的感想です。万端、悪しからず。

最強のナンパ車?

2016年11月07日 | クルマ

日産ブルーバードをこよなく愛する、通称「オトシのトシ坊」。

トヨタクレスタでナンパに明け暮れる、通称「コマシのコマちゃん」。

どっちの実力(ナンパの)が上か、今日こそハッキリさせよやないか、
駅前のロータリーで勝負するで!

おっ!ヒマそうな女ひとり!こいつで勝負じゃ!

トシ坊、無言でブルーバードを親指でビシッ!

負けずにコマちゃん、クレスタのボンネットをポンポン!

「『俺のクルマに、言葉はいらんちゃ』という、自信の表れだあ~!」

迷う女。

そこに、プップー!
「あれえ~、彼女ひとり?ドライブしようやんか!」
「え~!プレリュード!好きちゃ、このクルマ!」

二人を乗せ、走り去るプレリュード。

めっちゃ気まずそうな残された二人・・・

「シャコタンブギ」の名場面(?)ですな。

愛車・哀車遍歴第2弾は、

そう。

稀代のナンパ車として、
トヨタも日産も越えた!
伝説の、

ホンダ プレリュード(2代目)!

しかも、最高グレードのXX(ダブルエックス)!

いや~、ええクルマでした。

旧型コロナ死亡により、乗換え。

その違いに、唖然!

「こんなにスムーズに、スマートに、しかも力強く、速く走るクルマ、知らんちゃ~!」

直線は、シルキースムーズ。
コーナリングは、まるで遊園地のコーヒーカップ。

リトラクタブル・ライトのかっこよさ!

この頃のホンダ車特有の、「油っけのなさ」、「体臭のなさ」。

さりげなく、速い。こりゃ、どんな女もイチコロじゃあ~!

私にとっては、初めてのオートマ、パワステ。楽チン過ぎる~!

運転席から、簡単に助手席を倒せる!
こりゃ、イランことし放題じゃあ~!

それはともかく。

その走り、スタイリング、内装のセンス。
すべてがその当時のレベルを突き抜けてた。と、思う。

センスといえば、
そのCMも「日本離れ」してましたね。

坂をゆっくり上ってくるプレリュード。それを正面から。
やがて、向かって左にカーブを切り、流麗なサイドラインを見せながら
フレームアウト。
BGMは終始、ラヴェルの「ボレロ」。
最後に一言「ホンダ・プレリュード」。

くうー、カッコエエ~!

その当時付き合ってた女の子は、

私の「俺の車がプレリュードやなかったら、俺と付き合ってた?」
の質問に、一瞬「間」があったあと、
「ううん~、そんなことないよ」と。
俺は、あの一瞬の「間」を忘れんけどな。

追突事故で、フロントのボンネットが無残にひしゃげたりして、痛い目にもあわせたけど、


間違いなく、私の青春の1ページを一瞬でも華やかに彩ってくれた、

名車です。