「東京家族」

丁寧に、心をこめて作られたものを、

じっくり、ゆっくり味わう幸せ。

「東京家族」の試写会に行ってきましたin中州大洋。

「不朽の名作」というに、まさにふさわしい小津安二郎の

「東京物語」への思慕。

平成の東京と瀬戸内の小島を舞台に、

「親と子」、「きょうだい」、そして

「人と人」の濃密な関係を慈しむように描いていく。



ドラマなき人々の生活。

それが、どれだけドラマチックで感動的なものか。

「普通に生きる」ことの大切さ、難しさ、いとおしさ。

今、日本から急速に失われつつある「大事なもの」を、

この映画は教えてくれる。

2時間30分はあっという間。
大げさでなく、日本人必見!

今のうちに、お袋と温泉でも行ってみようかな。

HISAHARU MOTODA「混在する世界」

HISAHARU MOTODA「混在する世界」を観てきました。

実在の、有名な建物、風景が「風化」した様相を、

細緻なタッチで描く。

近代技術の象徴のような建物たちが、

見るも無残な廃墟に。

だけど、そこには不思議な暖かさと、有機的な魅力が溢れている。
...

なんだか、子供の頃、近所の工場の廃墟に忍び込んだときの、

妙なワクワク感を思い出したことでした。

九州産業大学美術館にて。入場無料。

1月18日(金)まで!