2012年本屋大賞受賞の、三浦しをん著「舟を編む」を読んだ。
以下、多少の「ネタバレ」があるので、ご注意を。
新しい中型国語辞典(広辞苑クラス?)の編纂にかける人々の、
情熱、苦悩、喜び、愛、ロマンを語った人間ドラマ!
なんだけど、テーマの「重厚さ」に比べて、
ちょっと内容が軽いかな~?
人物の性格設定、物語の進め方、ともに
「油っけの抜けた、ありきたりな」描き方。
なんか、民放ゴールデンのドラマの台本みたいな感じ?
ページ数も少ないので、さっと読める。読後感も、よく言えば爽やか、
悪く言えばスカスカ。
「国語辞典」という重いイメージから、暗く、濃密な内容を期待すると、
かなり肩透かし。
まあ、「肩のこらない、知的読み物」的に接するのが正解か。
ただ、印象に残った描写がひとつ。
「あ」行から「わ」行まであるが、どの辞書でも前半の「あ」~「さ」までで
全体の半分のページ数を占める。だから、シリトリに勝ちた...かったら、
「や」とか「わ」で終わる言葉を相手にブツケるべし。
「本当か~?」と思って、何冊かの辞書を確かめたら、
まさにその通り!![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_5.gif)
「日本語って、意外と偏った言葉なんやな~」と興味深い。
確かに「読んだ後、国語辞典を手に取りたくなる」のは確かで、それがこの本の手柄かな~。
以下、多少の「ネタバレ」があるので、ご注意を。
新しい中型国語辞典(広辞苑クラス?)の編纂にかける人々の、
情熱、苦悩、喜び、愛、ロマンを語った人間ドラマ!
なんだけど、テーマの「重厚さ」に比べて、
ちょっと内容が軽いかな~?
人物の性格設定、物語の進め方、ともに
「油っけの抜けた、ありきたりな」描き方。
なんか、民放ゴールデンのドラマの台本みたいな感じ?
ページ数も少ないので、さっと読める。読後感も、よく言えば爽やか、
悪く言えばスカスカ。
「国語辞典」という重いイメージから、暗く、濃密な内容を期待すると、
かなり肩透かし。
まあ、「肩のこらない、知的読み物」的に接するのが正解か。
ただ、印象に残った描写がひとつ。
「あ」行から「わ」行まであるが、どの辞書でも前半の「あ」~「さ」までで
全体の半分のページ数を占める。だから、シリトリに勝ちた...かったら、
「や」とか「わ」で終わる言葉を相手にブツケるべし。
「本当か~?」と思って、何冊かの辞書を確かめたら、
まさにその通り!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_5.gif)
「日本語って、意外と偏った言葉なんやな~」と興味深い。
確かに「読んだ後、国語辞典を手に取りたくなる」のは確かで、それがこの本の手柄かな~。