ひげ坊主の散漫な日常

アラ還オヤジのとりとめない日々を、独断と偏見のみで、気ままに書きます。なので、すべて個人的感想です。万端、悪しからず。

ハヤシライス?

2013年11月07日 | 食べ歩き・酒
ハヤシライスを食べたくなって。(池波正太郎風に)

市中見廻りの途次、
何の気なしに通りすがった店先の「ハヤシライス」の文字に
ふ、と興趣をそそられることは、
気ぜわしい日常のなかで
「安らぎ」ともいうべきものを、自ずと求めていることにほかならぬ。

甘めのデミグラスソースに煮込まれた、
やわらかい牛肉と、しゃっきりとした玉葱。
それらと、白い飯との饗宴。

いつもは行かぬ、若者の集うパルコの地下で、この文字を目にし、
「テンジン バル タ〇ノヤ」の暖簾をくぐった平蔵の、
これは「勘ばたらき」というものだったのやも知れぬ。

しばし瞑目するほどなく、
卓上に運ばれた「それ」を見やり、
「む。やはり・・・」と胸中でつぶやく平蔵であった。


なにが「やはり」なのだろうか。

この時、平蔵はまだひと匙をも口にしてはいない。

いないが、平蔵の舌の「冴え」をみくびった店が
逃げおおせたためしはない。

一口。
次の刹那。
立ち上がるなり、
「盗食改メ、長谷川平蔵である!
この、不届き者めら!缶から出したデミグラスソースをそのまま温め、わずかばかりの肉と玉葱、
あまつさえそれをシャアシャアとハヤシライスと偽り、罪なき者たちをたばかる。
重ぬるに、690円もの暴利をむさぼる不埒な振る舞い、お白州に引き出すまでもない!
この場で成敗してくれるわ!」一喝。

「それ」をものの5分で成敗し、
「どれ、飯の食いなおしじゃ」とひとりごちる平蔵の
背中に秋の風が冷たい
天神の昼下がりであった。

二度と行かぬわ!   シャキーン!

旬菜屋 やまと(福岡市・港)

2013年10月25日 | 食べ歩き・酒
新規開拓。

大手門から港方面へ。

福岡銀行の裏にある「旬菜屋 やまと」。

いや~、なかなかの店!


生ビールから始まって、黒霧島の900mlキープ、...

写真のエビとホタテの陶板焼き(プリップリ!)、

モツ鍋1人前、炙り鶏のたたき、クジラとサンマの刺身、

う~んと、後なんだったか。

色々食って、腹いっぱい。

料理はいちいちうまし!

で、一人4000円台。

店の雰囲気も落ち着いてい、店員の感じも良し。

おすすめです!

焼肉「一真」(福岡・天神)

2013年10月21日 | 食べ歩き・酒
いつもの天神4丁目「てんてん亭」の隣の焼肉屋「一真」。

「ランチ始めました」とのことで、どれどれ。

一押しは「やきすき定食」(1200円)。

たまには奮発しようかい。


ご覧の通りの構成。
すき焼きのタレにつけた肉を鉄板で焼いて、
卵にからめて食わそうという。

うむ。いい。
いいんだけどね。

肉が、薄い!

しゃぶしゃぶ用のそれを、広げてみました、って感じ。

サシが全面的に広がっている。

たぶん、こういうのを「上等の肉」というんだろうけど、

わたしゃあんまり好きじゃないね。

なんか、妙に油っ濃くてクスリ臭くってさ。

それよか、もっと赤身の、「肉らしい肉」をガシッと

食わせろってんだい。


たった4口で食っちまって、大盛りのご飯が余る。

うむむ。

こういうときの「最後の守り」。
ラグビーで言うとフルバック。
お新香様の姿がない!

うむむ。

空しく余ったタレで何とか急場をしのいだけど。
もうひとつ、バランスってえ~ものを考えてほしいジャン!
ってナニ人か?俺は。

次は、同じ値段で赤身の肉、ホルモンなんかがセットになった
「一真定食」にチャレンジしてみよう。

ま、いつになることやら。


初訪問。ステーキハウス「蜂」

2013年10月09日 | 食べ歩き・酒
地元では超有名なこの店。

初めて行って来ました。

ビジネスステーキランチ(1995円)。
最廉価のランチだけど、味、量とも満足!
ミディアムレアでいただく、正しい肉!


デザートに、洋ナシのシャーベット。
460円?これもさわやか、うまし!

期待通りの味、お店の雰囲気、接客に、

大満足!

おまけに、スタッフが見送ってくれた時に、

「ビートでいらっしゃったんですね。

私も乗ってるんですよ、」と。

見ると、店の裏に白いビーちゃんが!

思わず握手!

玄関先で、短いビート談義。

わがチビータに乗り込み、発車するまで見送ってくれた。

うれしい!

こりゃ、また行かざるを得まい。


お土産のハンバーグ(700円台)で夕食。
これもなかなか。
ただ、デミグラスソースは、かなり甘め。

福岡・赤坂「華風 福寿飯店」

2013年09月06日 | 食べ歩き・酒
今日は「孤独のグルメ」風に。


福岡市中央区の皿うどん


とにかく腹が減っていた。

もう、腹の中はすっからかんだ。

ん?こんなところに中華料理屋が。

なんだかなあ。...

ええ~い、入っちまえ。

ほう。いろんな料理があるんだな。

ん?
「復活!アンカケ福寿皿うどん780円」。

いきなり「復活!」って言われてもなあ。

しかし、ピンときましたよ。

「すみません。これを」「はあーい」


はふはふ。ずるっずるっ。

うまい!


なんだか、とってもうまいぞ。

麺とたくさんの具のバランスもいい。正解だ。

アンカケだけど、残った汁も飲みたい。

しかし、この皿。これを口まで持っていくのもなあ。

お。うまい具合にレンゲがあるじゃないか。


じゅるっ。じゅるじゅるっ。

うまい!


なんていうか、じつにうまい。

俺はゆったりと店を出る。

うわ。暑つ・・・

福岡・赤坂「華風 福寿飯店」

久留米「沖食堂」

2013年07月26日 | 食べ歩き・酒
久留米で仕事。

明善高校うらの「沖食堂」。

椎名誠も絶賛という、知る人ぞ知る名店。

だけど、お店の佇まいはいかにも「町の食堂」。


ラーメン(380円くらい)。

アッサリ醤油豚骨。

そして、中太のやわ麺。

ラーメンといえば、「カタ!」しか認めん!という御仁には許せんかも。

でも、このやわ麺のおかげでスープが良くからむ。

「おふくろが作ってくれた、家のラーメン」ていう感じで、毎日でも食べられそう。飽きが来ない。

うまし!

写真撮り損ねたけど、
「やきめし」がまたうまい!

「浪花ひとくち餃子 チャオチャオ」(博多うまかもん通り)

2012年12月18日 | 食べ歩き・酒
今月はじめに「博多うまかもん通り」にオープンした、

「浪花ひとくち餃子チャオチャオ」で、

餃子とろろ定食(780円)。

20個くらいビチーッと並んだ餃子、とろろ芋、サラダ、スープ、小鉢、
そしてお赤飯。

上品だけど、しっかり味付けもされてる餃子は、そのままでもご飯のおかずに。

好みで酢醤油、食べるラー油、味噌、辛味噌などをつけても。

サクモチッ!うまし!

しかも、サラダ、スープはお代わり自由!お赤飯も。

だけど、最初の1杯で十分満腹。

ここ最近、この通りにも新規の店が出来てはなくなりを繰り返してる。

その中でも、ここはかなりのツワモノ。ひっきりなしのお客がその証拠。

食事の内容、値段、店の雰囲気、客あしらいの感じのよさ。

さらに感心なのは、開店間もないにもかかわらず、オペレーションの巧みさ。

店員全員の意思と行動が、流れるように疎通できてる。「今、自分は何をすべきか」を全員が分かってる感じ。


既存のお店の皆さん、気を締めてかからんと、バクッといかれまっせ!

あったまる!「平和楼」(福岡・新天町)

2012年11月28日 | 食べ歩き・酒
寒いので熱い汁そばが食べたくなって、

久しぶりの新天町「平和楼」。

ダールー麺(800円ちょい)。

甘辛、とろとろ、アツアツの汁にたっぷりの細麺と

白菜、椎茸、イカ、海老、豚肉など具沢山。うまし!☆☆☆☆

この店は、大体が福岡の中産階級以上の人々が馴染みの客。

必然的に平均年齢は高い。

だけど、今日はいつもに増してじい様、ばあ様が多いぞ?

事情通に聞くと、「奇数月の15日は年金支給日」げな。

どうりでね~。皆さん久しぶりのお楽しみというところか。

「ちょっとあんた、今日のチャンポン塩辛いわよ!」とか、

男性店員に噛みついてる婆さんなんかもいて、う~む。

異様な活気に押され気味な本日の昼飯タイム。

「うまし!」3連発!「井出ちゃんぽん」(福岡・天神)

2012年10月19日 | 食べ歩き・酒
訪問。

迂闊なことにまったく知らなかったのだけど、

この「世界」では超有名な「井出ちゃんぽん」。本店は佐賀にあるらしい。

8月にオープンしたという天神店へ。

メインメニューは、ちゃんぽんのみ。この辺、自信の表れか。

サブとして、餃子、から揚げなどもあって、
このから揚げもなかなからしい。隣に座ったOLさんが食べてた。

初めてということで、ここは真っ当に「大盛りちゃんぽん」(850円)。


...この盛りがすごいのなんの!

炒めた野菜、てんこ盛り。
キャベツ、もやし、豚肉の細切れなど。
甘みがあって、うまい。ただ、いかんせん掘っても掘っても麺が出てこん!
「これは、完食は無理か・・・」と不安になりかけたところで

麺が顔を出した。

わりと細めで腰のある麺。これもうまい。

特筆すべきはスープ!

コクのある、「香ばしい」スープと言ったらいいのか。

このスープによって、具と麺のうまさが統合され、
更なるうまさを引き出す。

当初の不安はどこへやら、
このところの体脂肪率の急上昇問題も上の空。

一滴残さず、完食!

率直に言って、53年間の「ちゃんぽん人生」で一番!
ここは、3回言わしてもらう。

うまし!うまし!!うまし!!!☆☆☆☆☆