ひげ坊主の散漫な日常

アラ還オヤジのとりとめない日々を、独断と偏見のみで、気ままに書きます。なので、すべて個人的感想です。万端、悪しからず。

初体験!薬膳らーめん「蘭州」(小倉・古船場)

2009年11月28日 | 食べ歩き・酒
初訪問。

会社にも、根強いファン、特に深酒の翌日派には支持者が多いらしい。

カウンターのみの小さなお店。中国人ご夫婦がやってる模様。

薬膳ラーメン(中辛)と玉子チャーハンのセット(730円?)を頼む。

まずは玉子チャーハン。

薄味ながら、いい味!ご飯も程よくパラパラ。

で、待望の
薬膳ラーメン!

大ぶりの丼でご登場。

スープは、赤黒く澄み切ってる。「中辛」という割には、表面に赤い唐辛子が割と満遍なく浮遊。

具は、海苔と、珍しくインゲン豆。それに、超極薄()のチャーシュー。
麺は、ほんの少し縮れてる。これが醤油ベースのスープによく絡む。

「薬膳」という言葉から、薬臭いものを想像してたのだが、その気配はなし。
出汁もよく効いていて、

文句なく、うまい!☆☆☆☆☆

思わず、ラーメン・チャーハンセットにもかかわらず、禁断の(笑)替え玉(120円)まで。

こりゃ、病み付きになるわ。

付け焼刃は、ダメよ!「男龍」(小倉・中津口)

2009年11月23日 | 食べ歩き・酒
久しぶりに、「かすうどん大福」に行こうとするも、休業日。

もうすでに、胃袋が麺への準備万端状態。
麺以外は、考えられない。

ということで、その並びにあるここへ初入店。

久留米ラーメン系のチェーン店だそうな。

と、言うことで、

ラーメンと、

チャーハンの、

フルセット!(1000円?)

結論。

いただけない!☆☆

チャーハンは、まあまあ。
私好みの、アッサリしたもの。
ラーメンとの「合わせ技」では、チャーハンはでしゃばらず、コレくらいのほうがいい。

問題は、肝心のラーメン。

スープが、どうにも乳臭い。

想像だが、豚骨をギリギリにまで煮詰め、スープを「乳化」させる。

この、ラーメンにとって最重要な過程を端折ってないか?


有り体に言うと、牛乳入れてない?


もしそうなら、早よ店閉めた方がいいよ!

群雄割拠のラーメン界。
貫禄たっぷりの老舗から、新進気鋭の若手まで、血の滲むような努力、創意工夫をしてる中、ここの生き残る余地はないわ!

今後、「久留米ラーメン」をかたること、これを厳に禁ずる!


下がれい!!

居心地よすぎて・・・「加茂」(小倉・紺屋町)

2009年11月22日 | 食べ歩き・酒
新規開拓です。

昼間は閉めていて、昼飯時にはよくこの店の前を通っているはずですが、気付きませんでした。
それほど、飾り気のない、ひっそりとした佇まいです。

が、夜になればちゃいマッセ!

60歳代(?)の女将さんを筆頭に、「熟女」3人で切り盛りしています。

「うわ~!ピチピチギャルばっかりヤネ~」と冗談を言うと、「そうやろ~、私だけでハタチの女の子3人分よ~」と。どんな乱暴な算数やネン!

手作りの料理はみんなうまい。
豆腐と卵のトロトロ煮(?)

手羽先のから揚げ。

☆☆☆☆

ビールのあとは、銘酒「寒北斗」!

連れと、仕事や家庭の愚痴をサカナに(まるでサラリーマンみたい!てか、サラリーマンそのものですが)、ギャル3人分(笑)の女将さんのシャベクリが絡んで、

ついつい、水のようにカパカパと。

気がつけば、高速バスも、新幹線も終わり

ビジネスホテルに泊まる羽目に。

小倉通勤で怖いのは、この「泊まりグセ」と「新幹線グセ」。

金がナンボあっても足らん。


要注意、要注意

コリャびっくり!「春燕」(小倉・紺屋町)

2009年11月21日 | 食べ歩き・酒
いつもの、ここにやってきました。

ちょっと気を抜くと(?)、定番の「豚天定食」を頼んでしまうのですが、ここは気持ちを落ち着けて、未体験の麺で決めるべく。

「かた焼きそば」(580円)の大盛り(プラス100円)!


待つこと、しばし。

お店の姐さんが「それ」を運んでくるのが、5メートル先に。

もう、その時点で「それ」の「尋常でなさ」が明らかに。

テーブルに、デ~ン!

見よ、この威容!!

辺りを払う、その強烈な存在感!

稲刈りのあと、田んぼに積み上げられたワラの山?

レゲエの人の頭部?

普通のかた焼きそばは、麺の上にあんがかかっているものだけど、「それ」は逆。

無理もない。
普通に上からかけたら、たちまち皿から溢れ出るは必定。

けど、そのおかげで、なにやら「不気味さ」さえ漂う容貌に。

あんに浸ってる下側から食べていきます。
どんどん食べ進めていきます。

途中、何か得体の知れないものが飛び出しては来やせんかと、ハラハラ、ドキドキしましたが。

無事、完食。

その、あまりのビジュアルゆえに、「見た目」の描写だけになってしまいましたが、
味のほうも結構、結構。

自家製(だろう)の、揚げたてのパリパリ麺と、トロリ甘辛のあんの、ワンダフルなマッチング!

参りました!!☆☆☆☆☆

ミニ国連!?「ボレロ」(福岡・天神)

2009年11月17日 | 食べ歩き・酒
最近、お気に入りの「隠れ家」(この言い方は、あんまり好きじゃないけどね~)です。

狭い、薄暗い階段を下りて、地下へ。
最初はちょっと入りにくい。

けど、入ってみればそこには、この笑顔がお出迎え。


マスターの呂(ルー)さん。上海出身です。

音楽の話、映画の話、国際情勢(?)など、何の話にも流暢な日本語で相手してくれます。

お店の中は、こんな感じ。

手作り感が溢れてます。柱がなんともいい味出してる。

ガラリと、引き戸を開けて入るのが、またいい雰囲気。

飲み物は、500円から。つまみは、ほとんどなく、「ちょいと、ワンショット」的な感じで、安上がりです。

けど、「その気になれば(?)朝までヤッテルヨ」との事。

で、ルーさんの人柄と語学力の賜物か、結構外国人も来ます。

こないだなんか、日本人の馴染み客がメキシコ人を連れてきて、お店の中は、日本語、英語、スペイン語、中国語(このメキシコ人、中国語がペラペラ!侮れない!)が乱れ飛んで、

ここは、国連か!?

メキシコ人の手ほどきを受けて、初めてテキーラの一気飲みも。

クウ~!たまらん!☆☆☆☆☆


これが日本の「THIS IS IT」!?

2009年11月15日 | 雑感
「東京シリーズ」、最後を飾るのは、これっ!

1番好きな街、浅草です!

雨の平日なのに、浅草寺は結構な賑わい。

人の多い仲見世通りを避けて、裏筋を抜ければ、伝法院通り。

三味の音(残念ながらスピーカーから)流れる中、そぞろのんびり歩く。
食べ物屋、小間物屋、職人の店なんかが並ぶ。

こんなものまでまだ!

オリンピック東京招致は敗れ去っても、この街は、ま~だ諦めてません!

で、突き当たりにあるのがここ。

入場料2500円(?)で入れ替えなしに落語、漫才、マジック、講談など、日本の芸を観ることが出来るのがうれしい。
その気なら、朝から夜まで居られます。
帰りの飛行機の時間までまだまだ。
どっしり腰を落ち着けようか。

お酒もちびりちびり。
レトロな公衆電話が妙に似合ってます。

さあ、夜の部が開きます。

まあ、芸の達者なの、未熟なの、「あんたら、50年くらい芸をリニューアルせんで、ず~っとこれでやってきてるやろ!」みたいなの、いろいろ、次から次から出てきます。
笑ったり、少しうつらうつらしたり、芸の途中でタバコを吸いに行ったり。自由自在。
堅苦しいところが一切ないのがいいね~。

ただ気になるのがお客の年齢層。
60歳代は確かにいってる。

若い世代も、サンドウィッチマンや、オードリーもいいけど、ここに来てみなよ。

きっと新しい発見があると思うよ!

これが、あれかっ!「たいめいけん」(東京・日本橋)

2009年11月14日 | 食べ歩き・酒
銀座「煉瓦亭」と並んで、池波正太郎先生激賞の超有名店。

以前、日曜日の昼に行って、そのあまりの行列に恐れをなして、退散して以来の再挑戦です。

平日の午後6時。さすがにスッと入れました。

明るい店内にはそれでもお客が8割がた。
てんでに食事を楽しんでます。

まずは、開業以来の値段を保っている、
コールスローと、ボルシチ。


なんと、各50円!

さすがに、メニューには、「この2品のみのご注文は、ご容赦ください」と但し書きが。そりゃそうだ。

50円とはいえ、さすがにお店の看板!どちらもよゴザンした。

次に、日本酒を飲みながら(ここらへんは池波かぶれ!)、

アスパラとジャガイモのなんたら!

さらに、
なんたら言うソーセージとハム?


相変わらず、いい加減ですんません

この2つも、美味しい!日本酒になぜか合う!!

そして、もうひとつの看板料理。

「タンポポオムライス」(1500円?)!

伊丹十三監督の名作、「タンポポ」で、元コックの浮浪者が、レストランの厨房に忍び込んで、少年のために作ってやったものが元、とのこと。

オムレツにナイフを縦に入れて、広げると・・・

こうなります!トロトロ卵と、パラッと炒められたご飯(もしかして外米?ちょっと粒が細長い)の具合が、

たまりません!!

この間にも日本酒をクイクイ。

さ~て、締めは。

なんとラーメン!

♪子どもなのにテ~ンチョ~、洋食屋なのにラ~メン♪

意表をつきますが、実はこれも池波先生が通われてた頃からあった1品。


いかにも東京風の、濃い醤油味のラーメン、というかむしろ「支那蕎麦」なんて言ってみたい。うまいっ!!

存分に、東京の、昔ながらの洋食を楽しんで、2人で7500円くらい。

さすが!!☆☆☆☆☆

Is This It?

2009年11月13日 | 食べ歩き・酒
と、いうわけで。

時間はさかのぼり、「This Is It」を観る前に昼の腹ごしらえ。

有楽町のJRガード下の定食屋。

すみません。店の名前を忘れました。

カウンターのみの小さな店。

「煮魚定食」(800円)を頼む。


ブリ(?)を甘辛く煮てる。

東京らしく、濃い味でご飯が進む。なかなかうまい。

けど、これに漬物と味噌汁がついてこの値段は、やっぱり高い(私の感覚では)。

福岡、小倉なら、こりゃ500円がと(方言)。ということで、☆☆☆

ともあれ、腹が良い具合に落ち着いて、待っとれよ~、マイケル!


これが、それだっ!

2009年11月12日 | 映画
半年振りに、東京出張。

いろいろ、飲み食いなどしましたが、それはとりあえず置いといて。

観て来ました。

「Michael Jackson THIS IS IT」!in丸の内ピカデリー(有楽町)

雨の平日。

「なんぼ人気の番組でも、マア空いてるやろ」とか思ってたら、大甘!

券売り場の前には行列。

エレベーターも、一回では乗れません。

東京(とマイケル)を甘く見とったら、えらいことになりマッセ!

9割方、女性客。で、平均年齢高め(笑)。ざっと見て、40代か。

そんなことはどうでもよくて。

結論から言います。

すごい映画です!

映画ファン、マイケルファン、音楽ファンなら観るべきです!
特に、「人生を一所懸命生きたい」と思ってる人は、観るべきです!

マイケルの、突然の死によって、実現しなかったロンドン公演。

そのリハーサルの模様がメインです。

が!

そのリハーサルが、ただのリハーサルではない!!

もう、ほとんど完成品。

というか、マイケルの存在自体が、「マイケル・ジャクソンの世界」を完成させてるので、あとは大掛かりな舞台装置、細かな音響調整、ミュージシャン、ダンサーたちの仕上げにかかってるだけ、ともいえるんだけど。

とにかく、「超一級のプロ中のプロたち」が、コトを進めてる感じが、なんとも言えずカッコイイ!

特に、ブロンドのギタリストの女の子がSEXY&COOL!でお気に入り!

マイケル、歌とダンス、うまいです。

と、「何をいまさら」的の事を言ってますが、そうではなくて。

選びに選び抜かれた、超一級のプロの中でも、マイケルは抜きん出た存在、ということ。

よく言われる、「病的なほどの完璧主義」や、「異常なまでの白人への憧れからの整形手術」なども、観客をトコトン楽しませる事に徹しきった、研ぎ澄まされたプロ意識からのものだと思う。

とにかく、「舞台映え」することと言ったら!

マイケルが、何をどうしても、どんなタイミング、どんな角度から映しても、どうしようもなく「マイケル・ジャクソン」なのだ!

マイケルが、「マイケル・ジャクソン」であるためなら、顔なんかどうでも良い。変える必要があるのなら、ナンボでも変える!

確かに、変わり果てたマイケルの「素」の顔は、気持ち悪い、と私も思ってました。

けど、ピン・スポットを当て、光と影を演出する、現代の舞台手法では、彫りが深く、光を反射する白い肌。これが絶対に必要。

と、マイケルは思い、「プロとして」実行に移しただけなんだ。

彼の中では、「病的」でも、「異常」でも何でもなかったんだ。

で、その「目論見」は見事に成し遂げられていたんだ。

なぜなら、マイケルを筆頭に、スタッフ全員が、単なるコンサート興行ではなく、「マイケル・ジャクソン」の一部(あるいはその全部)になっていたことが、スクリーンを通して、見事に伝わってきたから。

限定2週間の公開。たぶん、その後のDVD販売戦略なんかによるものだと思うけど、

この映画は、映画館で観るべき!

あとわずか。サラリーマンは、仕事をサボって観るべし!
学生は、「授業を抜け出して二人で出かけ」るべし!
主婦は、家事や育児をホッポリ出して、駆けつけるべし!


キング・オブ・エンターテインメント。本当のプロ。そして、必死に生きたひとりの男。


マイケル・ジャクソンに、乾杯!!

繁盛で安心!中華料理「劉」(福岡・西区上山門)

2009年11月08日 | 食べ歩き・酒
「心霊スポット」にある中華料理屋。

大丈夫かな、まだあるかな、と覗いてみました。

駐車場に、車が満杯!
お店の中も、家族連れ中心に賑わってます。

よかったよかった。

麻婆豆腐定食(650円?)を注文。


うまい!ボリュームもたっぷり!!
卵スープ、杏仁豆腐なんかもついて、サービス満点!

で、意外にも日本酒が合う!
当然、ご飯にも合う!

ほろ酔い気分、満腹。☆☆☆☆

ご近所にこんなうまい店がある幸せを噛み締めながら。

いつまでも続いてね!