ひげ坊主の散漫な日常

アラ還オヤジのとりとめない日々を、独断と偏見のみで、気ままに書きます。なので、すべて個人的感想です。万端、悪しからず。

花も団子も!

2009年05月06日 | 食べ歩き・酒
うちで取ってる「毎日新聞」が主催の「国宝 三井寺展」に行って来ました。
女房が車を使ってるし、天気も良いので、西区の我が家から30分ほどかけて百道の福岡市博物館まで、自転車で。

いや~、気持ち良い!風は結構あるけど、天気は最高、住宅地を抜けるときなど、マンジュシャゲの匂いがぷん、と鼻をくすぐり、本格的な春を実感させてくれます。
人間の記憶は、嗅覚によって最も強く呼び覚まされるらしいです。
私にとって、マンジュシャゲの匂いは、もう45年以上前、幼稚園の縁側のそばの陽だまり、♪ドミニクニクニク・・・という音楽(カソリック系の幼稚園でした)を聴きながら、友達と遊んだ光景をはっきり呼び起こしてくれます。

潮の引いた室見川河口では、潮干狩りをしている親子。ここでは当然、潮の匂いがぷんと。

百道の前衛的な建物群の間にも、てんでに人々が春の一日、連休の最終日を楽しんでます。

いや~、自転車いいわ!車じゃこんな感じは味わえない。

そうこうしてる内に、福岡市博物館に到着。

手前が私の愛車、「レッド・アロー号」(笑)です。
大阪にいるとき買いました。2万円。もう、2年は経つかな。よく走ってくれます。ナンと、6段ダイヤル変速!オートライトつき!乗り心地よし!

久しぶりに館内へ。
結構な人出。

場内は、当然撮影NG。
皆さん、熱心に鑑賞してました。あまり、仏像やら、絵巻物などには興味のない私にも、「本物」ならではの迫力は伝わってきました。

特に、高さ2メートルくらいの千手観音坐像にはびっくり!
一本の木を削りだして、精密な像に仕上げてます。
またもう一体の、これは銅製ですが、同じく千手観音坐像の優雅なこと!!
ちょっとうつむき加減の、やさしい微笑をたたえた表情。
たくさんの手の、腕のしなやかさ、指先の繊細さ!

しばし俗事を忘れさせてくれました。

ただ、来場者の年齢高し!

もっと若い人たちもこんなイベントに足を運ぶようにならないと、
日本の文化の将来は暗いぞ~!
10日まで開催。この機会を見逃すな!

で、「花」の次は「団子」!

帰り道、室見の手前で、妙にそそる店発見!

こういう発見も、自転車ならでは。

魚料理、天ぷらが自慢の店らしい。

大好物の天丼を注文。

実に、オーソドックスな天丼。
エビ、キス、ピーマン、ナス。濃い甘辛のタレで、ワッシワッシといただきました。☆☆☆☆

「花」も「団子」も制覇?して、身も心も満足の一日!


第三帝国の栄光!MP-40

2009年05月06日 | ちょっとマニアック?
連休の初日の土曜、夜九時、小戸公園に異様な集団がうごめいてました。

スーツ姿あり、上半身裸のマッチョあり、カンフー姿あり、中でも、「北」の偉大なる首領様の写真を黒革ジャンの胸に、赤い星ひとつの黒キャップ。

手にはおのおの銃、青龍刀、ヌンチャクを。

そのうち木陰に潜んでいた黒革ジャンの一人、おもむろに立ち上がると、手にした黒光りする大振りの銃で、いきなり連射!

パチャチャチャチャチャチャ・・・・・!!!

「おーい、薬莢何個?」「三十個!」「探せ探せ」「今何個ある?」「二十個!」「しかしこの場所は芝生だから探しにくいね~」「木の上に引っかかってない?」「今何個?」「二十八個!いや、もういいっスわ~」

その出で立ちからは、あまりにもイメージの違う、緊張感のない会話が続く。

実はこれ、呉服町の「木馬」に集まるGUN好きたちによる、映画、というかプライベートビデオの撮影風景なのです。

テーマは、「キーハンターVS北朝鮮」!

ご想像通りのチャラケムービーです。

でも、チャラケだからこそ、皆真剣そのもの。ワンカット撮るにも、納得いくまでテイクを重ねます。

ここで、変にシラケると、それこそすべてに意味がなくなってしまう。

それが分かってる、「大人」の集団なのです。

私もチョイ役で、「北の秘密工作員」になりきりました。

さてさて、どんな作品に仕上がるか、楽しみです。完成は、夏ごろの予定。乞うご期待!

さて、ここで「怒涛の三十連発イッキ撃ち」という重責をこなしたのが、わがマルシン工業の「MP-40」です。



俗に「シュマイザー銃」。第二次大戦で連合軍相手に大暴れした名サブマシンガンです。
「史上最大の作戦」「大脱走」「ナバロンの要塞」「戦争のはらわた」。新しくは「プライベート・ライアン」「U-571」・・・。
ドイツ軍の出てくる映画には、ほとんど必ず登場する超有名銃です。

「シュマイザー」というのは、ベルクマンMP-18などの設計を手がけた、ヒューゴ・シュマイザーのことですが、このMP-40には関わっていません。

とにかく、最大射程2000m、鋼鉄製、ウッドストックの長く重いボルト・アクションライフルが主流の時にあって、有効射程、せいぜい50メートル、プレス鋼板とベークライト樹脂でできた、ピストル弾をばら撒く軽量・小型のこのMP-40は、市街戦、塹壕戦などに圧倒的威力を発揮したそうです。

これを腰だめに構えて、辺りを睥睨するドイツ軍兵士のカッコいい事!

憧れの銃です。

これを安価なキット・モデルガンで正確に再現してくれたマルシン工業、ありがとう!!

内部メカ、および外観のリアルさもさることながら、その発火性能のよさ!
30発を3秒足らずで撃ち尽くす!カートの飛びのいい事!不発、ジャムなどは気配も感じられない快調さ!!
モデルガン史に残る名作といえます。

撃った後は、ちゃんとオイルでお手入れ!

特に、この部分。チャンバー周り。

マガジン上部と、エジェクターに赤錆が出てるけど、今のところ、この状態で安定してる。


カートもお手入れ。
数が多いだけにこれが大変!けど、楽しみでもあるのです。

いつまでも、手元に置いておきたい、「第三帝国の栄光」です。