毎日、西鉄バスに乗って通勤してますが。
相変わらず、「動きます、曲がります、停まります」
「ご乗車ありがとうございます、安全運転に努めます、お忘れ物にお気をつけください、お足元にお気をつけください」
・・・・・。
で、最近では、
「バス車内ではニモカへのチャージは1万円を超えては・・・できませんのでご注意ください、
バス車内ではニモカへのチャージは硬貨では・・・・・・・できませんのでお気をつけください、
バス車内では1万円札5千円札2千円札の両替は・・・・・・・・できませんのでご了承ください、
バスご乗車の際は小銭のご用意を・・・・・・・・・・・・お願いします、
お客様のご理解とご協力をお願い致します。」
の、「驚異のバス4連発」。
これを毎日、往復で聞かされる乗客は、たまったもんじゃない。
最近は、運転手に「うるさいっ!」と文句を言う気力も失せて。
で、気を紛らわそうと「バス車内」を見回してみると・・・。
非常口開放レバー」?
う~ん、まあ、分かるけど、
このデザイン、色・・・。
金属感丸出しの表面処理、
いかにも、「ペンキで塗りましたっ!」という濃い赤。
手を切りそうな、立ったエッジ。
最近主流の、「人に優しい」ファンシーな路線とは、明らかに一線を画す。
実用一辺倒。
さらにその横を見ると、
「降車ボタン」。
こちらのほうは、結構「モダン」なデザイン(と、言えないこともない)。
けど、
この色!
まっ黄っき~の土台に、
ディープな青紫。
濃いオレンジ。
「降りたい人が困らんように、目立つように・・・」との配慮なんだろうけど、
もうちょっと何とかならんもんか?
さらに、
中の豆電球が点灯すると、
青紫が、赤紫になって怪しく光る・・・。
私のデジカメでは、見た目をそのまま再現できないのが残念だけど、
実際は、もっと「こゆい」感じ。
怪しい妖しい。
この感じは・・・ナニ?
ひとつだけ、間違いないのは、
「西鉄は、この色の感じが好きっ」ってこと。
遥か昔の西鉄バスの、運転席の右横上に、なぜか飾られてた、
造花の一輪挿し。
なんか、銀色の金属の「花びん受け」?(ほら、ソフトクリームを立てて持てるようにした、あの感じ!)に、
逆三角錐?になって刺さってた。
あの色!
「娯楽の王様」東宝の映画のオープニング・クレジット。
「石原裕次郎」がブランデーグラス持ってやってきそうな、クラブの室内の、モヘモヘの壁。
「タンゴ」とか、「マンボ」とかの、ステージバックとか、歌手の服。
いわゆる、戦後の復興を経てたどり着いた、
ニッポンのゴージャス!!
この色の伝統が、DNAが、西鉄に脈々と受け継がれている!
「昭和な西鉄」。
「マンボな西鉄」。
西鉄社内のスケジュールは、すべて「昭和」で統一されている。
ちなみに、「西鉄カレンダーで」、本日は、
昭和86年1月21日。
やっと分かった。
うるさい車内アナウンスの意味が。
「貧しさから抜け出して、豊かになったニッポン!
ゴ-ジャスで、デラックスなバスに乗れる、運転できる喜び!
乗客の皆さんにも、この喜びを!」
はしゃいでるのね。
そうであれば、止むを得ん。
けど、やっぱりうるさ~いっ