福田ちえのときどき日記

日々の活動や雑感を掲載いたします。

食糧廃棄率 なんと3割 「残飯大国」 日本

2010年03月19日 | オピニオン
◆みなさん、今年は 「花粉症」 のほうは大丈夫でしょうか?
私は、遅まきながら先週末ころから始まりまして…
目が しょぼしょぼ、鼻が むずむず です …

睡眠不足も関係しているかもしれませんが、まぶたが重くて腫れぼったくて、
そうでなくても垂れている目尻が クジラの目のようにますます見事に垂れさがったようです。

マスクをして目をつぶると、いっきに眠気が襲ってくるし… とてもつらい毎日です
春は楽しみ でも、花粉だけはやっぱり困りものです。

◆さて、春といえば異動のシーズンで歓送迎会があちこちで行われていますが、年をとってから気になるようになったのが宴席の最後に必ず目にする食べ残しの山。

「食育」 の大切さを訴えている立場から、そして主婦である身からも、いつもがっかりするのは、日本という国がいかに食糧を無駄にしているか、ということです。

日本が1年間に出す残飯の量は およそ750万トンで、金額にすると軽く10兆円を超えるそうです。
食料自給率が4割しかなく、6割を外国からの輸入に頼っているにもかかわらず、食糧の廃棄率は30%に迫る世界一の 「残飯大国」 が日本の姿です。

◆外食産業やコンビニから捨てられる 「手つかず食品」 も増加の一途。
世界の食糧援助の総量と同じ分量でもあるそうで、世界中の飢餓を救えるだけの食べ物を日本では毎日ゴミにして焼却や埋め立てにしているということです。
そしてそれでも増え続ける肥満や成人病。

日本古来の伝統である 「質素倹約」 「もったいない」 という文化は、戦後どこかへ行ってしまったようですね …、残念というよりも かなり異常な状態だと思います。

「食べ物はすべて他の生き物の命」 であって、他の生き物の命によって私たちは生かされている。 だから「小さな命でも大切にする心」 や 「食を大切にする心」 を育みましょう! と、子どもたちに説教をするのも なんだか はばかられてしまいます。

◆このままでは、食文化、環境、そして日本人の倫理感など、あらゆるものが崩壊に向かうと (もう崩壊しているとも) 言われています。
現代日本の食生活に、もっと 「地産地消」 や 「もったいない精神」 を持ち込んで、食べ物を粗末に扱う 「飽食」 とは別の方向にかじ取りしなければ、ですね。


 「福田ちえ」ホームページ http://www.f-chie.jp

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