福田ちえのときどき日記

日々の活動や雑感を掲載いたします。

宇都宮市特別支援教育基本指針策定懇談会の委員を委嘱され、第1回懇談会が開催されました。

2006年08月28日 | 活動報告


 誰もが相互に人格と個性を尊重し支え合う「共生社会」に移行しつつある中、「学校教育法等の一部を改正する法律」(平成19年4月1日施行)により、

 障害のある児童生徒(通常の学級に存在するLD・ADHD・高機能自閉症等の児童生徒を含む)の教育に関しても、従来の「特殊教育」から一人一人の教育的ニーズに応じた「特別支援教育」への転換が義務付けられました。

 宇都宮市では適切な特別支援教育を推進するため、今後、学校や行政の基本的な考え方や取り組みの方向性を明らかにした「宇都宮市特別支援教育基本指針」を策定します。(平成19年度から概ね10年間を見据えた指針となります。) 

 策定にあたり、広く意見を聴くために、「宇都宮市特別支援教育基本指針策定懇談会」が設置され、本日、市役所教育委員室において市教育長伊藤文雄氏より辞令書の交付を受けました。 

 今回委嘱を受けたのは学識経験者、関係機関の代表、小中校長会代表、保護者代表、公募委員など私を含め10名です。


 第1回の懇談会では、懇談会会長に宇都宮大学障害児教育教授の池本先生を選出し、池本先生を議長として活発な意見が交わされました。

 特に目立った意見は、

①特別支援教育は一部の教員が行うものではなく、教員全員体制で行うべきもの。
支援が必要な児童・生徒にわかりやすい授業は他の児童・生徒にも解りやすい授業であり結果、学力も向上する。

②教員の理解度で指導・生徒への指導が大きく変ってしまうので、特別支援教育に関して教員一人ひとりの意識を高め理解の徹底をすること必要である。

③ 地域の学校に通えない障害者は、地域との交流がもてないので、値域の学校と積極低に交流を図ったり地域の学校に副席を設けるなどして、地域で育つ環境を作ることが求められる。

④ 障害者は線引きされていると感じる制度に思えるので、対象者を分けることなく障害者もそうでない人も同じ人間なのだから、全児童対象とすべき。

⑤ 教員を指導する立場の方や校長先生にも、障害者に対しての充分な知識と理解が求められる。教員の指導は学校の現場へ出向き、指導を。

⑥ 保護者の側にも障害児や特別支援教育に関して理解が必要。

 以上のようなものでした。

 不明な点や、お気づきの点がございましたら、何なりとご連絡ください。次回以降の懇談会に皆様の声を反映させていきたいと思います。


 ホームページ http://www.f-chie.jp

夫婦と女性の仕事について(2)

2006年08月19日 | オピニオン
家事も一生懸命、子育ても一生懸命、そして仕事も一生懸命・・・。
家族のためにと身を粉にして頑張ってくれた私たちの母親の世代、祖母の世代の女性の生き様です。

当時ほとんどの女性が、
 女は家を守るもの、
 家事、子育ては全部女性がするのが当然、
 社会も家庭も男が中心、
 
そういう価値観で育ち、あたりまえのように専業主婦を務めていました。
また、男性もそのことを当然のように受け止めていたわけです。


社会は「男女共同参画社会」に少しづつ歩を進めているように思います。
1世紀以上も前から、男女がある程度、政治や職場、家庭において仕事を分担してきたノルウェーを代表とする先進国からみれば、これまでの日本は女性の社会進出が少なしと映ったことでしょう。

その後の高度成長時代を迎え。より豊かな暮らしを求めて、女性たちも外で活躍するようになりました。

しかし、「家事はこれまでどおり完璧にやること」の条件が付いていました。
私たちの母親たちは、当然のことのようにその条件を受け入れて、家事も仕事も黙々と頑張ってくれました。
頭が下がります。


さて時代が過ぎて、そんな女性の境遇を疑問に思う人々も出てきました。
 共働きなのに、なんで女性の負担がいっこうに軽くならないの?
そんな中、男性側にも意識に変化がでてきています。共に家庭を築くパートナーとして、妻の負担を軽減しようと「妻が働くなら、夫も家事に協力しなきゃ」と自然に言える男性が増えてきています。

時代は少しづつ、大きく変ろうとしています。
少子化の流れで、必ず労働人口も減少していきます。女性の労働力が必用不可欠になる時代がすぐそこまで来ています。

女性が男性化するのではなく、男性が女性化するのでもなく、男性も女性も人間として(仕事に、家事に)誇りを持ち、互いに認め合い協力しあって社会(家庭、地域、企業)を築く事が基本です。

そして、父親・母親のこころの安定は、子どもにとって居心地のいい場所・やすらぎの場所になります。すべての子ども達が健康なこころを持って安心して成長できる社会を願っています。


ホームページ http://www.f-chie.jp

西原小スクールバンドが「宮祭り」に参加しました

2006年08月05日 | 活動報告
 地元西原小スクールバンドが「宮祭り」に参加し、野外ステージで演奏披露をしました(我が家の娘二人もメンバーとして堂々?の演奏です)。

 7月28日に行ったウィーンの音楽教授等による演奏指導の成果か、一つ一つの音を丁寧に奏で、メリハリの効いた綺麗な音で演奏することができました。

 子どもたちに限らず人は誰でも、何かをきっかけとして、急激に成長し開花する時期があります。

 日々の生活の中での人との出会いを大切にしながら、自分に合った成長のきっかけ(チャンス)をしっかりつかめる人間になって欲しいと願ってやみません。

 みんなお疲れ様!
 とても素晴らしかったです。


ホームページ http://www.f-chie.jp