福田ちえのときどき日記

日々の活動や雑感を掲載いたします。

首長選挙とLRT

2012年11月19日 | オピニオン
2012.11.18に行われた宇都宮市長選挙の投票率は 36.02% で、前回(40.28%)に比べて4.26のマイナス、過去最低の投票率(1947年39.41%)を更新しました。

同日行われた栃木県知事選挙の投票率は 33.64% で、前回(32.28)に比べて1.36プラス。
選挙区ごとに見ると、宇都宮選挙区の投票率は 36.25%。全体の投票率に比べて高いものの、同選挙区の前回の投票率(40.40)に比べて 4.15マイナスの結果でした。
過去最低の投票率で首長が決まりました。
残念ながら市民県民の感心事は市長選挙・知事選挙ではなかったようです。
市長選挙では両候補者が「LRT導入賛成か反対か、市長選挙は住民投票だ!」と訴えていました。

市長選挙と住民投票は全く別です!

現時点では、LRTによるまちづくりのメリットが見えていません。
LRTは市民に浸透していません。
どこが運営主体となるのかが決まらなけばLRTは走れません。
駅をどこに作るのか、渋滞対策はどうするのか(LRTでは渋滞解消しない)、具体詳細計画は未だ示されてません。
今、公共交通(バス)に乗らないのに、LRTに乗るとは到底考えられません。
現時点でのLRT導入計画は、夢物語でしかありません。

今後、交通問題調査特別委員会や議会本会議において、質問・提言を繰り返し行うとともに、調査研究を進めてまいる所存です。

お彼岸 は 自分を見つめ直す週間だそうです

2010年03月21日 | オピニオン


◆「お彼岸」の3連休です。
自宅のある西原界隈はお寺の多いところで、この時期は黒装束の法事の方々が大勢行き交う場所でもあります。

◆ところで、お彼岸って いつからいつまでの期間をさすのかご存じですか?

私も最近まで気にしていませんでしたが、
「春分の日」と「秋分の日」を中心に 「前後の7日間」を彼岸と呼ぶのが正解だそうです。

◆そしてもうひとつ。
「お彼岸」は、ご先祖のみ霊を慰めるための お墓参りなどの行事を行うだけではなくて、

併せて、自分自身を半年に一度ゆっくり見つめ直して、ヒトの道に外れたり他人に迷惑をかけたりすることがなかったか… と反省して、少しでも悟りに近づこうという人間修行の期間でもあるんだそうです。

◆この半年間をまとめて反省かぁ… 私も心あたりがいくつか… 
まだまだ厳しい修行が必要です。

自分の足りないところ、まだまだ磨き足りないところを見つける週間の 「お彼岸」。
そんなことを心掛けて過ごすのもいいかもしれないですね。


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食糧廃棄率 なんと3割 「残飯大国」 日本

2010年03月19日 | オピニオン
◆みなさん、今年は 「花粉症」 のほうは大丈夫でしょうか?
私は、遅まきながら先週末ころから始まりまして…
目が しょぼしょぼ、鼻が むずむず です …

睡眠不足も関係しているかもしれませんが、まぶたが重くて腫れぼったくて、
そうでなくても垂れている目尻が クジラの目のようにますます見事に垂れさがったようです。

マスクをして目をつぶると、いっきに眠気が襲ってくるし… とてもつらい毎日です
春は楽しみ でも、花粉だけはやっぱり困りものです。

◆さて、春といえば異動のシーズンで歓送迎会があちこちで行われていますが、年をとってから気になるようになったのが宴席の最後に必ず目にする食べ残しの山。

「食育」 の大切さを訴えている立場から、そして主婦である身からも、いつもがっかりするのは、日本という国がいかに食糧を無駄にしているか、ということです。

日本が1年間に出す残飯の量は およそ750万トンで、金額にすると軽く10兆円を超えるそうです。
食料自給率が4割しかなく、6割を外国からの輸入に頼っているにもかかわらず、食糧の廃棄率は30%に迫る世界一の 「残飯大国」 が日本の姿です。

◆外食産業やコンビニから捨てられる 「手つかず食品」 も増加の一途。
世界の食糧援助の総量と同じ分量でもあるそうで、世界中の飢餓を救えるだけの食べ物を日本では毎日ゴミにして焼却や埋め立てにしているということです。
そしてそれでも増え続ける肥満や成人病。

日本古来の伝統である 「質素倹約」 「もったいない」 という文化は、戦後どこかへ行ってしまったようですね …、残念というよりも かなり異常な状態だと思います。

「食べ物はすべて他の生き物の命」 であって、他の生き物の命によって私たちは生かされている。 だから「小さな命でも大切にする心」 や 「食を大切にする心」 を育みましょう! と、子どもたちに説教をするのも なんだか はばかられてしまいます。

◆このままでは、食文化、環境、そして日本人の倫理感など、あらゆるものが崩壊に向かうと (もう崩壊しているとも) 言われています。
現代日本の食生活に、もっと 「地産地消」 や 「もったいない精神」 を持ち込んで、食べ物を粗末に扱う 「飽食」 とは別の方向にかじ取りしなければ、ですね。


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オリンピックに見た日本の若者の奮闘  後生(こうせい)畏(おそ)るべし!  

2010年03月08日 | オピニオン

◆連日、選手たちの活躍がお茶の間を沸かせた 「バンクーバーオリンピック」。
その余韻に浸って1週間が過ぎました。

結果がどうであろうと、様々な試練を乗り越えて、やっとの思いで晴れ舞台に臨んだであろう選手の皆さんに、敬意を表したいと思います。

いつもながら、同じ身体でありながら、鍛え抜くことによって人間はあそこまでできるようになるのか… と不思議な思いがしました。

◆自分の持てる力を出し切れた人。 本番での思わぬ失敗で悔し涙にくれた人。
「結果」 は悲喜こもごもですが、何より大切なのは そこへたどり着こうと精進した 「過程」 そのものにあるはずです。

「勝ち負けや成功失敗は ただの結果でしかない!」 と、えらそうに言うわけではありませんが、
負けや失敗そして挫折だらけの私が、それらのつまづきから得られた教訓が、

「命が輝いているのは、実は 目標に向かって一歩一歩努力しているとき!」

です。

◆ひとつの物事に打ち込む生きざまの美しさ。 黙々と戦う姿にもいつも本当に感動させられます。

また、私が完全に中年の域に達しているせいか、最近は 「頑張る若いひとの姿」 にも涙ながらの感動を覚えます。

選手たちは、若いのに皆堂々としていて頼もしく、 そして実に清々としていました。
キラキラと輝いて、なんとも眩しくて、

「日本の若者だって 大したものじゃないか!」 と、胸が何度も熱くなりました。

それに引き換え…、
連日オリンピックのニュースに引き続いて流れる国会での立派な大人たちの攻防には…。 明らかに好対照のものを感じてしまいました。

◆いつの時代も年配者が口にする愚痴のひとつが 「今の若いもんは…」 ですが、
少し疲れた日本社会の中にあっても、あちこちで元気に活躍する 「若者たち」 に行き会います。

限りない可能性を秘めながら、純粋で活き活きとした若い方々に、「後生(こうせい)畏(おそ)るべし!」 の気持ちでエールを送りたい気持ちです。


◆P.S
バンクーバーの閉会式では、私が先のブログで予想したとおり、「ニールヤング」 が サプライズで登場しました!
それも、ギターとハーモニカだけで たった一人で…。

高校生のころ聴き初めて、以来、主人も好きなので 30年近く我が家のステレオで慣れ親しんだ歌声がオリンピックで聴けるなんて夢のようでした。

ニールヤング に ジョニミッチェル。 カナダのアーティストってどこか独特の風情があります。

「ナチュラル で ポジティブ」

私の目指す生き方とどこか重なる気がして…、とても魅せられます。


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時には ラテン民族 の いつも前向きな生き方に学びたい

2010年03月05日 | オピニオン
              人生の階段  苦労も楽しみながら登っていきたいものです


◆生真面目な人ほど さまざまなことに思い悩んで 心身を病みやすい。
昔からよく言われるセリフです。

「ダメもと!」 と居直ったら 気負いやプレッシャーが消えて気持ちが楽になった… とか、 笑いで病気を克服した… とか、

「発想の転換」 で 苦しみや不幸を軽くすること、 そんなことが簡単にできたら本当に素晴らしいですね!

◆ブラジルなどの中南米や スペインなどの南欧の 「ラテン民族」 の天真爛漫さは、世界に数百の民族がある中でもピカイチだそうですが、
驚いたことに、それらの国では 「生活苦による自殺」 とか 「仕事や人間関係に行き詰っての自殺」 など ほとんど無いそうで、
そのようなことがあると 一躍 新聞やテレビのニュースになるとか…。

ラテン民族には、 「どうすれば楽しく生きられるか」 を何よりも優先して考えるという発想の基本があるそうで、
それは、 「能天気とか いいかげん」 というのとは意味が違って、 「いつも前向きな生き方」 と表現するのが正しいそうです。

◆「生きがい」 や 「人生の価値」 を何に見出すか…。
少し哲学じみますが、

ラテン民族の生きがいが 「人生を楽しむこと」 なら、
日本人は 変な話 「お金」 や 「地位・名誉」 そして 「他人が自分をどう見るか」 でしょうか…?

ラテンの人は、お金がなくても 「生きがい」 があるから元気で活き活きしている。
日本人は、お金がないと何か元気がない。

◆人生の価値はお金には換算できないし、
豊かに暮らすためには、 「発想の転換」 や 「生き方の工夫」 が何よりも大切だと思っています。

どうしたら楽しく生きられるか。
身の丈に合った生活で、背伸びをしないで、金による豊かさよりも 「心の豊かさ」 をまず何よりも求めていく。

混沌とした時代に、そんな ラテン民族に学ぶことって多いと思っています。



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宇都宮市政にも 「事業仕分け」 の導入を!

2010年03月03日 | オピニオン
◆国会では、来年度当初予算の年度内成立が確実となりました。
昨年末にセイフのよって初めて実施された 「事業仕分け」 の結果を踏まえての予算編成でもあり注目していましたが、これから先は 日本中の自治体でも 「事業仕分け」 導入に向けた動きがあると思います。

◆皆さんも政府の 「事業仕分け」 を見聞きしていて感じたことと思いますが、
大切な税金が、膨大に しかも長年にわたって、いかに無駄に使われてきたか…。

我々の組織・団体のやる 「事業」 に金をよこせ! 削るなど言語道断! と叫んではばからない方々もいましたが、まるで税金を使うのが当たり前、国が金を出して当然といった態度にも映り、苦しい時に我慢し合うことを認めない我田引水の主張にも聞こえたのは私だけではないと思います。

またそれとは反対に、「必殺仕分け人」 に追及され迫られると それこそ簡単に白旗を上げて引き下がり、「事業の廃止・縮減」 を認めてしまう組織・団体もありましたが、あれもいかがなもんでしょう…。

政権交代が50年以上もなかったということは こういうことなんだ… と、政治・行政の慣れ合い体質を目の当たりにした…、といったところでしょうか。


◆情報によると、佐藤 信市長の鹿沼市では再年度の予算編成から早速 「事業仕分け」 を実施することが決まっているようですが、

宇都宮市でも着手しない手はありません。

早期に体制を整えて、外部のチェックに市民が参加するなどの形で、既存事業の再評価と必要な事業の峻別などを行える 「事業仕分け」 の導入について、今後、執行部側に求めていきたいと考えています。

それも、行政改革を行ううえでの大きな効果が期待できる制度となるよう、
併せて、宇都宮市の独自性を盛り込んだものとなるように です。



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環境保護 地球温暖化 対策は 家庭から地域から 地方自治体から

2010年02月22日 | オピニオン
                   我が家の ツバキも ほころびはじめました 


◆宇都宮市の3月定例議会。開会を間近に控え、今週半ばに市の執行部からの事前概要説明が予定されています。

平成22年度の当初予算案の中に、どういった事業が盛り込まれるのか大いに気になるところです。

◆気になる項目は あれこれありますが、
そのひとつが 「環境対策」 。
いまや世界共通の課題です。

宇都宮市でも、昨年の6月補正予算で 「環境配慮型自動車の購入助成」 など地球温暖化対策費(約3億3千万円)を盛り込んだ一般会計補正予算が容認されましたが、今回も地方の一自治体としてどこまでの取り組みができるでしょうか …。

◆「環境問題」 特に 「地球温暖化対策」 に関心を持っている方は何年増えていると思います。

全世界が注目する中 昨年12月に193カ国の代表が集まり デンマークで開かれた 「国連 気候変動枠組条約会議 (通称:COP15) 」。

全世界の国が、二酸化炭素の排出量削減のための具体的な目標設定が COP15の目的であったはずですが、
オバマ大統領が急きょ駆けつけて調整を図ったり、日程が大きくずれ込むなど 会議のゆくえは踊りに踊って…、 

しかし残念ながら最終的に世界各国の歩調を合わせることはできませんでした。

皆さんご存知のとおり、合意形成できなかった原因は 先進国と発展途上国の意見の食い違いでした。

これからますます発展を目指そうとする中国、インド、アフリカ、南アメリカにとって、二酸化炭素の排出量を抑えることは成長にブレーキをかけることを意味します。

その言い分も 子どものけんかのように簡単明瞭で、
「これまで大量の二酸化炭素を排出し続けて、地球を汚したのは先進国だ。 地球温暖化の責任を取るのは先進国であって、 今さらあなたたちの不始末のツケをなんで我々が払わなくてはいけないのか。 不公平で理不尽きわまりない。」といった内容でした。

◆地球や人類が この先 破滅するかものしれないのに…。

国と国のエゴイズムのぶつかり合い。
イニシアチブを発揮すべきアメリカや中国といった2大大国も 自国に排出制限を設けるのには以前から及び腰ですし。

地球の未来より、目先の自国の繁栄が先決とは…、
人類の罪はそれほどまでに深いものなのでしょうか?
そして悲しいかな やはり人類は 神や自然にとって敵の立場にいるのでしょうか。
なんて…、 寂しさを感じたのは 私だけではないと思います…。


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自殺防止対策 の鍵は 職場でのストレス対策

2010年02月19日 | オピニオン
                   
                   悩みや不安・不満を相談できるひと いますか?


◆昨年の警察庁統計の結果発表が先月末にありました。
「交通事故死者数が昨年は5000人を切った」 という喜ばしいニュースと
「自殺者が12年連続で3万人を超えた」 といった痛ましいニュース。

交通事故死の方は、かつて年間1万人を切ることが目標といわれていた時期があったことを考えると、目を見張るような好実績です。
事故の未然防止のための交通安全教育や取り締まり、危険個所への設備や資材の設置がみごとに奏功したということでしょう。

しかし、もうひとつの 「自殺者が一向に減少しないこと」 は大いに憂うべき事態です。

◆知り合いの心療内科医から聴くところによると、心に病を抱えて受診を希望する方がここ数年かなりの勢いで増えているそうです。

診療の順番待ちが何十人とか、あるいは もう半年先までの予約まで入っているとかで、

「申しわけないが、受け入れ許容数を越えていて、泣く泣くお断りしている…。」

初めての方が初診を望んでも容易に受け入れられないほどの混雑ぶりが伺えます。

◆心の病の原因で1番にあげられるのが、なんといっても 仕事・職場関係。

過重労働 や 複雑な人間関係 といった 職場でのストレス、あるいは 雇用についての不安 が病気の原因になることが多いのは十分に知れ渡っていることです。

まじめに働く人々が仕事で心を病んで、最後には自殺にまで追いやられる…。
皆さんも きっと身近にそんな方をご存知ではないでしょうか。

◆自殺防止対策で問題になるのが、心療内科で治療を受けたり カウンセリングを行っても、
一時は良くなったと感じるものの、ストレスの要因となった職場環境が変わらない限り、心の病の根本的治癒は無いということ。

職場でのアシストを適切に行って、ナマの現場で解決していく。
そのための仕組みを整えていくことが、労務管理の分野での今の課題です。
「メンタルヘルス担当職」 あるいは 「メンタル相談室」 を置く企業も年々増えています。

「職場での心の健康」 が 自殺防止対策に大きく影響すると捉えて、
当事者や企業まかせにしないで、行政がさらに乗り込んだ 官業あげての メンタルヘルス・サポート を行う必要があると思います。


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叔父の冥福を祈りつつ 在宅終末 について考える

2010年02月16日 | オピニオン


◆2月に入って4回目の雪が降りました。
冬は、お年寄りや体調を崩されている方にとってほんとうに辛い時期だと思います。

◆私ごとですが、先週末に大好きだった叔父が 癌による永い闘病の末 76歳でこの世を去りました。

仕事も遊びも人一倍。 落語や川柳が好きで、どこへ出かけるにも着流し姿…
物心ついたときから いつも身近に感じていた 豪放で粋で優しい多才多芸のナイスガイでした。

生前の活躍ぶり、病魔との闘いの軌跡、そして ご臨終の間際の姿…
いろいろな思いを巡らせて、ヒトの「生涯」「生きざま、死にざま」といったものを考えさせられています。

◆叔父は末期の癌と宣告された後、約7年間、病院への入院や放射線治療・抗がん剤などをいっさい拒んで、自宅に居ながら普通の生活を送りながら臨終を待つ、そして自宅で息を引き取るといった 「在宅終末」 の形を選びました。

ほんとうにうらやましい逝き方であったと思います。

最近は、大勢の方が、自宅での終末期や看取りを希望されているようですが、
ある程度 「自分の死にざま」 というものも選べる時代になってきていることを、今回改めて感じました。

◆人間ならば、やはり自分の暮らした家庭で、家族に見守られながら穏やかに人生の最期を迎えたいと考えるのはごく自然のこと。

今はまだまだ 「在宅での看取り・終末」 というのは全体の死の1割くらいのようですが、
叔父の場合は、本人の固い意志と家族の理解と協力があって、そして 主治医や訪問看護士に恵まれて、 充実した 「在宅医療チーム」 を組んでいただきながら さまざまな課題を克服していきました。

◆一度きりの人生。 限りある生。
人生の締めくくりをどのように迎えるかは、
やはり、誰しもいつか直面する 避けて通れない大きなテーマです。

これからは、 「在宅終末期医療」 を身近に採り入れることができるような、行政の援助方策や地域社会のしくみづくりというものも、時代に合わせて整備していくことが求められてくると思います。

◆「三寒四温」の季節。
寒さと温かさが交互に来て、春になる準備を行うのがこの時期の気候の特徴です。
皆さんも くれぐれも体調管理には気をつけてお過ごしください。


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バンクーバー・オリンピック はじまりましたね!

2010年02月13日 | オピニオン


◆バンクーバー・オリンピックが今日 開会しました。

オリンピックの見方・楽しみ方も年齢を重ねるごとにずいぶん変わって…、
昔は 「がんばれニッポン!」 「メダル争いは いかに…」 といったことにばかりに興味がいっていましたが、

この歳になると、オリンピックって、国と国との力と技を競い合う場 というよりも、「人類が生きる歓びを感じ 生を謳歌する祭典」 であることを強く感じます。


◆学生時代に 短い期間でしたが バンクーバー に留学していた時期があります。
豊かな自然と心温まるお国柄で ほんとうに素晴らしい国でしたが、開会式を観ながら当時のことを懐かしく鮮やかに思い出しました。


◆競技ももちろんですが、オリンピックといえば毎回楽しみなのが開会式のセレモニー。
フィールドにカナディアンロッキーに見立てた山が現れたり、フィールドがスクリーンになって様々な映像を映し出したりと、
光の演出がほんとうに素敵でした~。

なかでも素晴らしかったのが、大好きなカナダ出身の女性シンガーソングライター 「ジョニ・ミッチェル」 の歌 (青春の光と影) をバックに、裸足の少年が宙を舞って 草原から草原を駆けめぐるアトラクション。

そして、 カナダを代表・象徴するような曲 「ハレルヤ」 の熱唱も聴けたりして… ヽ(^o^)丿。

レナード・コーエン作で ジェフ・バックリーのカバーで有名な 聴く身にしみわたるような一曲ですが、
今回の歌い手は 私の見間違いがなければ カナディアン・カントリーソングの大御所   「K.D.ラング」 でしょうか… (間違っていたらすみません)。 

やっぱり カナダらしさが随所にあふれていました。

閉会式では、「ニール・ヤング」 や 「ダイアナ・クラール」 あたりの登場も思わず期待してしまいます (そんなの無理、無理、(^^;))。


◆さあ、カナダへは残念ながら飛んで行けませんが、世界中の大勢の人たちが 心の聖火台 に平和の火の点火をされました。

これから17日間、どんな感動の名場面に出会えるでしょう。とても楽しみです。


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政権交代の年に流行る 子どもの名前 とは…

2010年02月11日 | オピニオン

◆某生命保険会社が調査した結果だそうですが、
2009年生まれの子どもの名前のトップは、

男の子が、
漢字では「大翔くん」、
読み方では「ハルトくん」「ユウトくん」「ユウキくん」で、

女の子が、
漢字では「陽菜ちゃん」、
読み方では「ユナちゃん」「メイちゃん」「ミオちゃん」だそうです。

「大翔くん」は2007年から3年連続で4回目の第1位、
「陽菜ちゃん」は2年連続で5回目の第1位。

どちらも根強い人気で、ちょっとしたブームと言えそうです。


◆かつて男女ペアで複数年連続で1位になった名前は、

「翔太くん」と「愛ちゃん」のペアで、

言われてみるとなるほどそんな時代があったなぁと思いますが、今から約20年も前のことだそうです。

◆子どもの名前に込める親の思いはいつの世も同じ。

「大翔くん」= 「明るい未来に向け、大空を高く飛翔するかのごとく生きてほしい」
「陽菜ちゃん」= 「明るい未来に向け、伸び伸びすくすくと成長してほしい」

長引く不況と未来に希望を持ちづらい世の中に生を受け、世間の荒波を渡っていく子どもたちの将来に、
「どうか幸せになって欲しい」の願いを込めて…。

◆2009年といえば、なんといっても戦後初めて単独過半数での政権交代が実現した年。

過去に政権交代があった年の、子どもの名前のトップはというと、
細川非自民連立政権発足の1993年に、

男の子は「翔太」くん、女の子は「美咲」ちゃん

だったそうです。

奇遇でしょうか、
昨年の男の子トップにも「翔」の字があり、また「美咲ちゃん」は女の子の名前で昨年第2位の人気だったことを考えると、

社会の転換と日本の明るい未来を願う皆さんの 共通した思いを感じてしまいます。

命名と世相。興味深いですネ。


宇都宮市議会議員 福田ちえ http://f-chie.jp

外国人には人気が高く 日本人には人気の低い国 「日本」 

2010年02月07日 | オピニオン

◆外国から日本への観光客の数が 景気の冷え込みで大きく落ち込んでいるそうです。
とはいえ、全体の落ち込みの大きな要因は、韓国、台湾など東アジアからの観光客の減少だそうで、逆に、円に対して強いユーロ圏の国々からの日本への観光熱は盛んになる一方だそうです。
ヨーロッパで日本びいきの方がどんどん増えていることはとても嬉しいことです。

◆日本の人気が高い理由は、

・まちや観光地の治安が良く、清潔だから。
・食事がバラエティ豊かで美味しく、そして健康的だから。
・安心して飲める水がタダでどこでも いくらでも手に入る。
・買い物や食事をする際のサービスが一流だから。
・電車や航空機などの交通機関がほとんど狂いなく運行されているから。
・教養が高く、裕福で親切で控えめな国民性。
・伝統工芸や伝統芸能など、日本独特の繊細な文化があちこちに残っているから。
・最先端の科学技術と世界をリードする多彩な文化がある。
・24時間活気のある東京が好き。秋葉原が好き。

など…。
なるほど、普段私たちがあたりまえに思っていることが、外国の方たちは ことほど大きな魅力と感じていることがわかります。

◆ところが、昨秋 世界33カ国の国を対象に行われた 「自分の国を誇りに思うか?」 の調査結果では、日本人の日本に対する評価は 最下位でした…。

自分の国を誇りに思う 堂々の第1位は オーストラリア。
調査結果には 「オーストラリア国民の自国への思い・情熱は、まるでスポーツのようだ」といったコメントも付け加えられるくらいの活き活きとした愛国心だそうです。

同ランキングの2位以下は、カナダ、フィンランド、オーストリア、シンガポール、インド、中国、フランス、スペイン、チリ、アメリカ合衆国 の順で、

オーストラリアが自分の国に付けた点数は90点。
アメリカ合衆国が自分の国に付けた点数が70点。
そして、最低点を付けた日本は56点だったそうです。

◆日本は海外では絶大な人気を誇る国なのに、なぜでしょう…?

日本人の愛国心の低さの原因はいろいろ言われていますが、

なかでも要因としてよく聞くのが、 教育が悪いから、 平和ボケしてるから、 他の国の厳しい現状を知らなすぎるから、 自分中心で連帯意識が希薄だから、 宗教が根付いていないから、 国が自分のために何かしてくれるものと依存する甘えの構造があるから… などです。

◆海外の人々から人気が高いのは素晴らしいことで、それにこしたことはありませんが、
自国の民が自分の国を 素晴らしいと思わず、 信頼できず、 尊重できず、 誇りを持てないまま生活しているなんて、どれだけ寂しいことでしょう…。

日本政府も自治体も、海外への日本の魅力のPRの前に、国内にむけてもっともっと 「おらが国の素晴らしさのアピール」 をするべきなんでしょうか (何か変な話ですけど…)。


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23年前に作成された 「未来予想図」 に脱帽 

2010年02月06日 | オピニオン
◆遅ればせながら 年明けから「ツイッター」を始めています。@fukudachie

◆昨日、私のツイッター・ホームでフォローしている 民主党の衆議院議員 「馬淵澄夫さん」 のホームから、たまたま 「ソフトバンクの 孫 正義社長」 のホームに行きつき、ちょっと驚きの映像に出会いました。

◆今から23年前 (1987年)に appleアップル社 が作成した 未来社会を描いたプロモ 「未来予想図」 です。
http://ow.ly/123Yx

インターネットの無い時代に作られたものなのに、将来の生活や仕事のあり方などを鋭く描いていて、目が点になります。

まだまだ実現に至っていないことも多いのですが、その方向性を 見事なほどズバリ言い当てている点には身震いがする思いです。

23年前の私は、大学で コンピュータ・情報処理 を学んでいましたが、
コンピュータのプログラミングに  「ベーシック」 であるとか 「フォートラン」「コボル」 といった原始的な言語を使っている時代でした。

もちろん、一部の会社で 「オフコン」 や 「ミニコン」 といった懐かしい初期の電算機を導入してはいましたが、まだまだ一般家庭や個人ユースでは、「パソコン」 や 「携帯電話」 など全く普及していない時代です。

◆最先端の技術者の 「先を読む頭脳」 「未来の青写真をつくる発想」 に脱帽です。

そしてもう一つ興味深い映像も見つけました。

こちらは 「今から30年後の 未来予想図」 を、マイクロソフト社がプロモーションしたものです。
http://bit.ly/QxGKl


こちらも、へたな映画を観るより面白くて 唸らせるものがあります。

お時間があれば、ぜひ皆さんもご覧になってください。

◆PS: 「ツイッター」って、ほんとうに多くの 「よもやま情報」 にリアルに触れることができる、素晴らしい 「情報発信ツール」 であり 「コミュニケーション・ツール」 ですね。


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異業種交流 は 自分磨き 財産づくり 

2010年02月04日 | オピニオン
                     「連合栃木」 宇河地協の集まりで


◆自分と違う世界の方々と会って話を聞く機会をどれだけ多く持っているか…って、とても大切なことだと思います。

同じ世界や業界に永いあいだ慣れ暮らしていると、ヒトは そこでのルール (常識) に何の疑問も感じなくなってしまうもの。

いろいろな人の考え方や意見や体験を知ることによって、自分を成長させることができるし、
また仕事の分野でも、自分が携わる業務を客観的に見て改善を行うのに役立つことが多いものです。


◆わたしも、大勢の方々との出合う機会を求めて、
地域のコミュニティーや子どもの学校でのグループ、趣味や気の合う同人のサークル、そしてボランティアを目的に集まった異業種混合集団 ライオンズクラブ など、時間と体力の許す限り参加させていただいています。


◆少しづづですが、人脈は年々膨らみ、
さまざまな年代、地域、業種、趣味、信条そして個性の方々とお付き合いいただけるようになりました。

おかげさまで、自分の思考回路や視界が どんどん拡がっていくし、
士気・モチベーションを高く持ち続けることができたり、
自分では思いもつかないような斬新なアイデアや新しい発見に驚かされたりもして…。
新鮮な発想のきっかけが得られるといった 大きな収穫があります。

また、さまざまな 「生き方のモデル」 を知ることで、人生に対する考え方や生きる姿勢というものについて改めて考えさせられたり、未知の分野を勉強をするきっかけにもなります。

◆ある意味これもまた、「周囲の方々に支えられ・教えられて…」 ということ。

私も おかげさまで多くの方に支えられて、今日の自分というものがあるんだなぁ とつくづく感じています。

◆いろいろな人の輪や、畑ちがいの人たちと交流するチャンスは、なにげない生活のなかにも意外とたくさんあると思います。

たとえば、地域の集まりやサークル、イベント、あるいはPTA活動などに参加してみて、人脈を広げていくこと、などです。
新しい人脈づくりは楽しいものです。

最初は煩わしさとか面倒を感じるかもしれませんが、それ以上に得られるものは多いと思います。

人脈は自分にとっての大きな財産です。

皆さんも、出来るだけ あっちこっちとかかわりあいを持って、今いる世界以外の方々とのおつきあいを気にしてみてはいかがでしょうか。



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ガンジー の 「七つの社会的大罪」 について

2010年02月02日 | オピニオン

◆先月末の国会本会議。
冒頭で 鳩山総理大臣はじめての 「施政方針演説」 が行われました。

具体性に欠ける などといった評価も多いようですが、
これまでの拝金主義・経済至上主義の社会から、 「いのちを守る」をキーワードとした生活者重視の社会づくりへ政治の舵をきることが気迫とともに繰り返し宣言されていて、政権交代が現実のものになったんだなぁ… と改めて感じます。

◆そして、鳩山総理の演説の中でもうひとつ話題となっているのが、インドの偉大な指導者 「マハトマ・ガンジー氏」 が80年以上も前に記した 「七つの社会的大罪」 について引用したことです。

◆「七つの社会的大罪」とは、

① 理念なき政治 ② 労働なき富 ③ 良心なき快楽 ④ 人格なき教育 
⑤ 道徳なき商業 ⑥ 人間性なき科学 そして ⑦ 犠牲なき宗教 だそうで、

ヒトが幸福に生きていくことを阻み、「世の中を荒廃させる代表的要因」であり、
今の日本や世界が抱える 「さまざまな不幸や社会問題が生まれる そもそもの原因」 をピタリと言い当てていると言われているそうです。
なるほど…。 

◆少し調べてみた中に、「七つの社会的大罪」 を 「現在の日本」 にあてはめて記述していたものを見つけましたので、一部ご紹介します。

① 理念なき政治
無策な目先の景気浮揚行政に走り、利権を奪い合い、赤字を増加させる場当たり行政。
政治家の指導性の無さ、夢の無さ、国づくりビジョンの無さで、亡国寸前。

② 労働なき富
汗して稼ぐより、投資などで頭を使って稼ぐ方法に注目がいっている。
働く事を美徳としてきた日本の社会で、労働と富に対する思考の混乱が起きている。

③ 良心なき快楽
文明により世の中が便利になっても、精神の豊かさは なかなか簡単に得られない。
逆に、人の欲望や快楽は倫理観を失いがちになり、風紀の乱れや治安の悪化を招く。

④ 人格なき教育
偏差値教育のもたらす弊害が深刻な社会問題となる。
没個性・横並び教育や 知識・応用力偏重教育は、経済振興時代は良かったものの、遊びや社会体験から得られる知恵と経験の大切さを切り捨てて来た教育は大きな壁に当たり、見直しと反省を迫られている。
偏差値教育が切り捨ててきた、創意工夫・判断力・協力精神・道徳心・人間性・愛国心…。
真の人格が育まれない教育を実践して来てしまったツケが今の日本の土台になっている。

⑤ 道徳なき商業
儲けるためなら何をしても良いという、道徳を忘れた商行為の横行。
金融界も産業界も政界も国民も、道徳を忘れて儲ける事に熱中し、自分の繁盛だけを最優先に 心なく あくせくしている。そして際限がない。

⑥ 人間性なき科学
人間性を無視してまで科学・技術の進展が必要であろうか。
核爆弾・クローン・兵器など、科学者が「畏怖と尊厳」を忘れて暴走した時、人間を破滅させる事態もおき得る。
科学・技術に携わる人達には、十分な倫理観を持っていただくことが必要である。

⑦ 犠牲なき信仰
神や仏を拝んで、自分の願望を叶える事を信仰とはいわない。
信仰とは信じる道に従って生きながら、他に幸福や愛を分け与えて行くことである。
信仰とは本来 自己犠牲の上に成り立つものあり、自己犠牲のない信仰は、ただ神仏にすがって自分が助かろうとする姿である。

◆さて、現在の日本の社会には、七つのうちいくつが当てはまってしまうでしょうか。

すべて当てはまっているとすれば、社会の荒廃の度合いは相当に進んでいるということ。
この国のあり方を方向づけてきたのが これまでの長年にわたる数々の政策であるとすれば、「政治」ってほんとうに怖いもの、重要なものです。

鳩山総理の掲げた 「目指すべき国の在り方」。
まずは、これまで背負ってしまった 「社会的大罪」 をひとつづつ払しょくしていくことから始めるわけですが、

大きな覚悟と試練が必要になることはいうまでもありませんね。


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