福田ちえのときどき日記

日々の活動や雑感を掲載いたします。

宇都宮市長選挙投開票 ~ 現職市長再選、今井候補残念

2008年11月17日 | 活動報告
昨日は、宇都宮市長選挙の投開票日。
民意の審判は現職の佐藤市長を再選し、私の所属する市議会会派の代表である 今井やすお さんは残念な結果になりました。

今、宇都宮市にとって必要な人、リーダーとして相応しい人を選ぶ機会。
判断を間違えば宇都宮市政が大きく足踏みすることもあり得、市政のあり方を方向付けする意味で、最も重要といえる首長選挙… であるのに、投票率は過去最低の40%とのことで、こちらも非常に残念です。

革新・市民党の 今井さんは必ずや善戦するものと信じて、私も選挙期間中の宣伝カーで幾度かマイクを握らせていただくなど街頭活動のお手伝いをさせていただきました。
市民の方々の反応も上々で、改革・刷新を望む思いを市内のあちこちで感じた選挙戦でした。

選挙を2日後に控えた去る11月14日(金)、私の後援会主催となる「今井やすお個人演説会」を西原地域コミュニティーセンターにて行わせていただきましたが、週末の夜にもかかわらず100名近い地域の方々にお集まりいただき、今井さん本人に加え、民主党県連代表の やなせ進 参議員議員、石森ひさつぐ 次期衆議院選候補も参加して、市政や国政の課題を語り合う熱い集会となりました。

今回の市長選挙でも、支援者の皆さま方から、得がたいご指導、ご支援、ご鞭撻をいただきましたこと、改めて心からの感謝と御礼申し上げます。

ありがとうございました。

これから先、国会・国政の場では政権交代を睨み、日本の民主主義にとって激動の数年間になることは必至の状況です。
地方議会においても、首長も議員も強い政治的信念を持ち、馴れ合い・停滞の構図を払拭して、首長と議会の良い意味での緊張関係と、市民の利益を大前提に置いた政策のせめぎ合いを実現しなければならない時代です。

市長選を契機に新たな節目を迎える宇都宮市政。
わが街の新しい首長に望むことは、

・市議会多数派と馴れ合わず媚びず距離を置き、
・51万市民の長として「公平・公正・中立の立場」に立った市民目線でものごとを見極め、
・リベラルで是々非々の毅然とした姿勢で市政の舵取りに臨み、
・議会にいい意味での緊張関係が持ち込まれ、活性化し変わっていくための先導となっていただくこと。

私だけでなく、多くの市民が望んでいることです。

そして私は、首長に誰が選ばれようとも、一人の生活者、一人の母親、一人の市民である立場を忘れることなく、みなさんとともに考え、市民が主役の住民自治を目指して活動していく所存です。
今まで以上に動き・声をあげて・汗する努力を惜しまない覚悟でおります。


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保険証を取り上げられた子どもたち ~ 栃木は不名誉なワースト1位

2008年11月15日 | オピニオン
国民皆保険の国 日本で、親の経済力や市町村の取り組み姿勢のあおりで きちんと医療を受ける権利を奪われた子どもたちがいます。

親の失業・リストラなどで国民健康保険(国保)の保険料を滞納したため、保険証を取り上げられ「子どもが無保険状態」となっている問題。
民主党の長妻議員などが国に調査を求めた結果では、全国で無保険の子どもが 32,903人にものぼることが判りました。

国保料滞納 ⇒ 保険証取り上げ ⇒ 医療費全額自己負担 ⇒ 医者にかかれない…

都道府県別で多いのは、神奈川 4386人、千葉 3321人、栃木 2652人、福岡 2099人、大阪 2016人

全国平均では、子どもの被保険者(約370万人)のうちほぼ100人に1人が無保険。
人口比では本県が他を圧倒してワースト1位の座。
残念ながら、普段から感じてきた栃木県と宇都宮市の「子どもに冷たい」ドライで冷淡な福祉行政の一端が浮かび上がる結果となりました。

都道府県レベルでの医療・福祉に対する取り組みの地域格差も浮き彫りです。
埼玉、長野、山梨、石川、滋賀、奈良、沖縄では保険料滞納率が栃木県と同水準であるにもかかわらず保険証取り上げ率は限りなくゼロに近く、大人も含めて半年から1年の短期保険証をうまく活用するなど生活弱者への温情救済措置が以前からとられています。

逆に対応が冷淡で全対象世帯のうち20%が無保険状態といった事態に落ちいっているのが 栃木(ワースト2)と群馬(ワースト1)。
いなかの保守王国・自民の牙城といわれる両県であることに妙な感慨があります。

*公表された「無保険の子ども」の数

北海道  1719
青森    787
岩手    138
宮城    398
秋田    160
山形     94
福島    556
茨城    861
栃木   2652 *
群馬   1500
埼玉    223
千葉   3321
東京    906
神奈川  4386
新潟    195
富山    241
石川     23
福井    366
山梨     79
長野     30
岐阜    568
静岡    949
愛知    279
三重   1254
滋賀     72
京都    135
大阪   2016
兵庫    684
奈良     78
和歌山   437
鳥取    105
島根    177
岡山    191
広島    696
山口    690
徳島    191
香川    141
愛媛    292
高知    466
福岡   2099
佐賀    260
長崎    341
熊本    406
大分    722
宮崎    429
鹿児島   531
沖縄     59
計   32903

また、市町村別でも 宇都宮、足利、鹿沼、大田原の4市が全国の無保険の子どもが多い自治体ワースト20位に名を連ねる結果となりました。

      人数 対応
横浜   3692 ○
札幌   1284 ◎
千葉    717 ○
大阪    640 ◎
福岡    552 ○
堺     506 ◎
鹿沼    499 ○  *
太田    479
前橋    479 ◎
大田原   466 ○  *
横須賀   446
弘前    435
市原    403
宇都宮   401 △  *
岩国    390
足利    352 ○  *

 ◎~無保険を一律解消
 ○~解消を検討中(今後解消実施含む)
 △~実態調査のうえ暫定措置

(参考~少ない都市)
川崎      5 △
福島      4 △
水戸      4 △
甲府      3 ◎
那覇      1 ◎
無保険子どもゼロ = 山形、さいたま、長野、大津、岡山、広島 

 
今回の調査結果を受けた今後の宇都宮市の対応取り組みについては、現在関係部署からのヒアリングを行っています。
無保険解消にむけて、横浜、千葉が前向きに取り組むことを公表したほか、札幌、前橋、静岡、京都など多くの都市で通常の保険証(有効期限1年)の交付を決定するなど敏速に対応がなされる中、
宇都宮では「現在実態調査中…。今後、1ヶ月分だけの短期保険証を交付する予定…」などと渋々後手後手の対応姿勢です。
ぜひとも「福祉都市宣言」の名に恥じない迅速で温かい対応を求めます。

各自治体の裁量と姿勢で、子どもの命と健康を守る取り組みに格差が生じることがあってはならないことは言うまでもありません。もちろん大人も然りです。
 
無保険の子どもの多い自治体は、個別の事情を考慮することなく事務的・機械的に保険証を取り上げている可能性が高いわけです。
子どもを給付停止の除外対象とする方向で制度運用の見直しを要望していきます。

また、責任を自治体に押し付け、根本的な解決に取り組まない政府の姿勢にも問題があります。
民主党は、18歳未満の無保険者を一律解消するための「国保法改正案」「国保無保険児童救済法案」を提出し、無保険状態の子どもたちを救済していく考えです。

税金の使われ方がなかなか見えない中、こうしたところで削られる医療や子育て・教育の実態が垣間見えます。

子どもは病気にかかりやすいもの。そんな子どもは社会全体で守りたい。
むずかしい話ではないはずです。
他で出来て栃木、宇都宮で出来ないはずはありません。
どこかおかしい、見直すべきだと感じることは見直すべきです。

生活していくうえでの「どこか変だ」を変えていくためには…。
やっぱり、夢と希望をもった「有権者の投票行動」「選挙」しかありません!


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Yes,we can! オバマ氏圧勝のアメリカ大統領選挙

2008年11月08日 | オピニオン
アメリカ大統領選挙で民主党オバマ氏が予想をはるかに上回る得票率で圧勝しました(大変遅ればせながら…)。

建国以来5番目の若さで、初の1960年代生まれの大統領。そして初の黒人大統領。
若くてエネルギッシュで雄弁で、ケネディの再来とも言われる巧みで説得力ある演説は惹き付けられるものがありますね。

選挙戦でのキャッチフレーズとなった「Yes,we can!(そう、私たちはできる)」と「Change!(変革)」。

投票で政権交代(Change(変革))と若きリーダーを選んだ国民に向けた勝利宣言(演説)では、
「この勝利は国民の勝利だ(This is your victory)。みなさんは今日、大企業や特権階級ではなく、普通の人が主役になることを選んだのだ。今、アメリカに変革が訪れた…。」
などなど、心に響く言葉が盛り沢山でした。

まさに どんな選挙も政党や立候補者のために行われるものではありません。
政党や立候補者が掲げる政策・公約(マニフェスト)を選択した一人ひとりの国民(主権者=自分自身)のために行われるのが選挙。

そんなあたりまえのことを改めて考えさせられます。
間近に迫った県知事と宇都宮市長 二つの首長選挙。
今度の選挙では県民・市民の意思を投票で示すチャンスです。

圧迫されつつある暮らしや雇用、社会保障・教育の充実に本腰を入れて取り組んでくれるのは誰なのか・・・しっかり見極めていきましょう。


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市長選挙告示まであと1週間・・・国政(衆院解散総選挙)は先送り決定

2008年11月02日 | 活動報告
いよいよ宇都宮市長選挙の告示まで1週間となりました(11月9日(日)告示、11月16日(日)投開票)。

民主党県連では、推薦候補 「今井やすお」 さんの必勝に向け、皆様のご支援・ご協力を心よりお願いしております。

今井やすお さんの出陣式は、
 11月9日(日)午前10時から
 今井やすお選挙事務所(宇都宮市下栗町696-7 ℡028-657-8355)
で行われます。
私も出席させていただきます。また、選挙期間中は時間の許す限り、選挙カー・事務所・街頭での応援に加わらせていただく予定です。

オール与党の市議会にも国政同様の与野党拮抗と緊張・活性化の図式を実現したい。今井さんの立候補は、そのための大きな一石でもあります。

国政の場では、衆議院解散総選挙の先送りが決まりそうです。
支持率・人気の回復を待って解散の時期を計っているとしか思えない麻生総理の姿勢。

経済対策優先を大義名分として、あれこれと一過性の政策を披露していますが、具体的な内容は何一つ決まっておらず、最も重要な経済対策の財源についても、これからの検討課題とのことです。

人気取りのバラ撒き経済対策で、またまた国民がツケを払わされそうです。
長く政権の座にあってこれまでの手法を否定する能力、自ら体質を清め改革を行う能力を持たない与党自らの手では、山積した国の大きな病である財政・年金・医療・雇用などの問題に対して大手術はできないでしょう。

国政も一日も早く総選挙を行い、国民の審判を受けた新しい政権で、本腰を入れた改革をおこなうべきです。

選挙は政治の方向を変えられる数少ないチャンス・イベントです。
そしていつの時もその原動力は、有権者の皆さんであり私たちです。


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