福田ちえのときどき日記

日々の活動や雑感を掲載いたします。

衆院選 間近! 東国原知事さんが担うのですか 地方分権選挙

2009年06月28日 | オピニオン
県内でも、衆院選を間近にとらえたあわただしい動きが始まっています。

先週末の簗瀬参議院国対委員長の議員25周年を祝う会では県内各区の衆院選立候補予定者が集結する中、駆けつけた小沢副代表の激により、大きな節目の時を勇躍迎えることを再確認。

また、昨夕は石森候補の事務所開きに引き続いて、一区支部の総決起集会。
総決起集会では僭越ながらも議長の役を仰せつかり、政権交代の宿願と国民目線の政治の実現を参列した皆さまと一緒に確認させていただきました。


今日は街宣カーでの野外活動で市内各地をお邪魔しました。

街頭でお話しできた方々からの励ましや質問の中で多かったのが、自治体首長政治グループに対して自民党が急速に接近している話題。

中川元幹事長による大阪の橋下知事への依頼や、古賀選対委員長による東国原宮崎知事への出馬要請の顛末はどうなるのか…。

今度の自民党は地方分権推進の急先鋒とされる顔の売れた首長を取り込んで、次期衆院選挙を「地方分権の是非を問う選挙」にすりかえようといったもくろみでもあるのでしょうか?

4年前の総選挙は郵政民営化の是非だけで、
改革を推進するのは我ら!?
といった「劇場」を演出し、あたかも改革推進を幻想させる選挙に上手に作り上げられただけに、またもや…の感があります。

政権交代を何としても阻むため、どんなシナリオがこの後出てくるんでしょうか…? なんでもあり が政治の世界・選挙の世界かな~?

人気者を味方に取り込んで、高い人気だけをバックにして、
「郵政民営化」とか「地方分権」といった 耳ざわりのいいワンフレーズで
民意を目くらませて選挙を乗り切る…。
政治は劇場ではなくて私たちの生活そのものです。
4年前の選択の誤りをくれぐれも繰り返さないようにしたいものです。

皆さんご承知のとおり、今回 満を持して行われる選挙で問われるのは地方分権だけではありません。
年金や医療や公務員制度や教育、農業政策、その他さまざまな国のあり方を含めた道筋の選択です。


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様々な社会問題を 今どきは「政治災害」と言うそうです

2009年06月07日 | オピニオン
今の日本には何が求められていると思いますか?

今、世界中が100年に1度という大きな経済危機の真っただ中です。
昨年の秋ごろから急激に景気悪化が表だったという感がありますが、
改めて考えてみると、その伏線となるような暗くて国民の不信をあおり立てる事件・事案がいくつもありました。

「地球温暖化」で、このままでは人類の存亡も危ぶまれる深刻な状態にあることを再認識、
「耐震構造計算の偽造問題」もありました、
「少子高齢化」が進み、人口の4割が高齢者となる社会が目の前であることを知りました、
「食品の生産地偽装・賞味期限改ざん問題」や食べ残し食品の再利用疑惑がありました、
「国内総生産の1.5倍を超えるほど行政の借金が膨らみ続けている」ことを知りました、
「教員採用試験での不正な加点問題」がありました、
「食料の自給率が30%台」にまで大きく落ち込んでいることを知りました、
「非正規労働の大幅な増加」と派遣社員の大量首切りの問題がありました、
「崩壊する地域医療と、疲弊する医療従事者」の実態を知りました、
「天下り官僚」により存在に疑問符のつく行政法人がいくつも作られ税金が無駄に使われていること、
そして、ずさんな管理による「消えた年金問題」、

明るい話題はぽつりぽつりとはあるものの、大きな課題が山積みのようで、なんとも閉塞感を感じてしまう。将来に不安を感じてしまう。そんな方が多いと思います。

こうした様々な社会問題を、これまでの貧困な政治がもたらした「政治災害」と呼ぶ人もいるようです。

でも、その原因となったのは私たち国民(有権者)自身がそれらを見過ごしてきたことにあることも忘れてはいけないと思います。

戦後政治は、「競争」と「モノ」によって国と国民生活を富ませ、ひとまず成功を収めました。
ただし、あちらこちらにひずみやほころびが出て、手遅れになる前にそろそろ大きな手当てをする時を迎えているんじゃないでしょうか。
人間でいえば定期検診で動脈硬化やメタボを指摘されて、生活習慣の改善に取り組みはじめる中高年の姿です。

「競争(強者優先)」から「共生(生活者優先の社会)」へ。
「モノづくり」から「ヒトづくり」「セーフティーネットづくり」への意識転換が大切であると思います。
生活を第一に考える「生活者のための国づくり・地域づくり」です。

それには私たち自身が政治と行政に関心を持って、あってほしい世の中の形をイメージすることがはじめの一歩であると思います。

Yes,we can! Change! 

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